安価でマスターとサーヴァントを決めて聖杯戦争を行います
キャラはvtuberのみにしてください
条件に合わなかった場合安価は1個下に移します
サーヴァント役は出来るだけ戦えそうなキャラを選んでくれると書きやすいです
この手のは素人ですがキャラ崩壊せず完結できるよう頑張ります
セイバーのサーヴァント >>3
26管理者
あかぎ「これで……あとは……」
一人の青年が教会から姿を現し街に足を運ぶ
その姿は黙々と何かを考えているようだった
あかぎ「……何か私に用ですか、アサシン」
教会から離れた位置で視線の先の曲がり角から二人が現れる
ベルモンド「おや、ばれてたか」ニーツ「だから言ったじゃないですか」
ベルモンド「まあ、試して悪いことはねえさ」
あかぎ「申し訳ありませんが私は急いでいるので何も無いのなら」
ベルモンド「あー待った待った、あんたに用があるんだよ」
あかぎ「なんでしょう」
ベルモンド「初めに聞いた時は運営側がなんかやってんじゃないかって思ったんだけどさ、監督役のあんたがせかせか忙しそうにしてるってことはランサーが言ってた謎の男ってのはあんたらにも管理できてないってことだ。そうだろ?」
あかぎ「……ええ、情けない話ですがその通りです。今対処しているところですので奴には絶対に近づかないでください、奴は非常に強力かつ危険な」
ベルモンド「いやいや、全然構わないのよ。むしろ残しておいてくれた方が都合がいいのさ」
あかぎ「どういう意味ですか?」
ベルモンド「なに、この嬢ちゃんはアサシンで戦闘は苦手な方だろ?その上宝具まで全員にバレてるときたもんだ。多少その謎の男とやらが他の連中を削ってくれた方がおれらにとっちゃ都合がいいのさ。俺たち自身は逃げる手段には事欠かないしな。まぁ、要するにだな、お前さんはちと休んでてくれよっ!」
言葉を言い切ると同時にアサシンが視界から消え、目の前の男は宝石をこちらに放っている
あかぎ「マルチアクセス、残り火の杖!」
現出させた剣で背後から振り下ろされるチェーンソーを受け止める
あかぎ「私には参加者の所在が分かります、姿をくらましても不意打ちは出来ませんよ。ついでにいうと魔術の類もほぼすべて無力化出来ますので。あなたがたで私をどうにか出来るとは思わないでくださ」
ニーツ「『理よ砕け給え(ワールドブレイカー)』」
あかぎ「くっ」
周囲の空間がねじ曲がり防御した剣を通り抜けてきたチェーンソーを間一髪で回避する
あかぎ「バースト!」
破壊の光線が放たれるがねじ曲げられた空間にそってあらぬ方向に飛んでいく
ニーツ「無駄です、殺しはしませんから大人しくやられてください」
一撃放つ度に、一撃振り下ろされる度に物理法則が書き換えられあらゆる行動を阻害する
少しずつ逃げ場が無くなっていく
少しずつ追い詰められていく
ぎりぎりでの回避を繰り返すこと数十度、遂に完全に逃げ場を失う
体制を崩し、空間同様ねじ曲がったチェーンソーが全方向から迫り、魔法を詠唱する暇もない
あかぎ(くっ、仕方ないか)
指先がチカチカと光ったかと思った瞬間、姿が消滅する
ニーツ「消えた!?」
さらに無数の大剣がどこからか飛来しアサシン達の周囲に次々と突き刺さる
ベルモンド「うおおおっ!?」
しかしそれらは彼らに掠ることすらなく地面に突き立つのみであった
ニーツ「逃げられましたか」
ベルモンド「どっちかと言うと逃がされたって感じだがなぁ……詠唱なしでも魔法を使えたとはねえ。その上まだ本気じゃなさそうなんだよなあ」
ニーツ「どうしますか」
ベルモンド「仕方ねえ、帰るか
監督役は雑魚では務まらんのです
次は誰が出てくる? >>499 >>500
何が起こる?>>502
信姫、いわながを暗殺
はぐれとなったばあちゃると契約しようとするも聖杯から令呪を与えられず返り討ちに遭う(令呪はシャルちゃんへいった)
27暗殺
信姫「そらちゃんたちには協力するとは言ったし、そのつもりだけど、それはそれとして聖杯を諦める気は毛頭ないのよねー」
セイバー達と一旦別れ一人で歩く信姫
彼女はいまだに勝機を捨ててはいなかった
信姫「サーヴァントも令呪もないけど……ま、いくらでもやりようはあるわよね」
何かを探してきょろきょろと辺りを見回している
信姫「多分この辺に……お、いたいた」
視線の先には二人の男
いわながとばあちゃるがいた
信姫「流石に私でもサーヴァントの相手は無理だからなー、ちょっと騙されてもらうとしますか」
ニヤリと笑い通信端末を開く
静かな街に携帯の着信音が響く
馬「はい、もしもし。信姫ちゃん?え、罠を作ったからあれを誘導して全員で袋叩きに?はいはい、はい、オーケーです。すぐに向かいますからね、待っててください」
慌ただしい様子で携帯をしまう馬面の男
馬「いわいわ、ちょっとやばいかもしれないんで安全なところで離れて待っててください」
いわ「(やられたら)ダメだぞぉ」
馬「分かってますよーはいはい、それではまた後で」
言い切るが早いか即座に飛び去る
いわ「いわいわいわ(移動)」
信姫「いーわなーがさん」
いわ「!?」
約束通り安全な場所まで退避せんとするマスターに路地の影から非情な悪意が迫る
ズドン!
一丁の火縄銃が火を吹き丸い弾丸が頭を貫く
驚くほどあっさりとランサーのマスターはこの世界から退場してしまった
信姫「あはは、予想以上に上手くいったわ!令呪もちゃんと残ってるみたいだしこれを取れば、ってどこに行くのよ!?」
倒れたマスターの右腕から令呪を回収しようとしていると突然令呪が何処かへと飛んでいってしまった
信姫「なんで……」
馬「悪巧みっていうのは往々にして上手くは行かないものなんですよ、信姫ちゃん」
信姫「げっ、もう戻ってきたの!?」
馬「余った令呪はシャルちゃんあたりに渡ったみたいですねぇ。まぁ、はぐれマスターでも令呪を持ってる方が優先されたんですかねぇはいはい」
馬のマスクのせいで表情は分からないが言葉には明らかに怒気が混ざっている
馬「まったく、さっきの嘘のせいでばれずに追跡できていた分身は誘導に使ったせいでやられてしまったし、いわいわもやられてしまって……ああいう嘘はよくないですよ?どう責任とってくれるんですかね」
信姫「っ……と、とりあえず契約しましょうよ、あなたも消えちゃうわよ?お互いみたらし団子食べる動画出した仲じゃない」
馬「高評価の数が全然違うんでねぇ……反省もしてないようですし、まずはお仕置きからですかねぇ」
信姫「ひっ……」
馬「といきたいところですがばあちゃるくんも消えるわけには行かないんでね、まだ許してあげるかもしれないかですからね、反省して待っててくださいね」
そう言うと馬面の男はどこかへ飛んでいってしまった
信姫「た、助かった……」
これでシャルちゃんは令呪三角に
無事この後ばあちゃるはシャルちゃんと契約しました
やっと新刊が出たfakeでも遂に敗北者が出たらしいですね、まだ読んでないですけど
>>503まだ???がイオリンとかになんかしたとかはばあちゃる達は一切知らないので
次は誰が出てくる?>>510 >>511
何が起こる? >>513
黒幕が口をすべらせないとバーチャルおばあちゃんを殺った怪しい男?にしか見えないのですね。
マスター側にも脱落者が出ちゃったし、そろそろ黒幕の正体含め話が進みそうで楽しみです。
28共闘
ニーツ「やることがころころ変わりすぎじゃないですか?」
ベルモンド「適時対応ってやつよ。結局倒すんなら初めの方からやっといてちっとでも善行を積んどけばあとからいいことがあるかもしれないからな。っと、いたいた」
のら「おや、ニーツさんにベルモンドさん」
ねこます「どうしたのじゃ?」
ベルモンド「あんたら、ランサーから話は聞いてるかい?」
のら「正体不明の男、ですね」
ベルモンド「そうそう、監督役がなんか知ってんじゃねえかって思ったんだが何も知らねえみてえだからよ」
ニーツ「皆で協力して倒してしまおう、というわけです」
のら「まぁ聖杯戦争に集中する為にも不確定要素は減らしておきたいですが……どうしますか?」
ねこます「のらちゃんに任せるのじゃ」
のら「では受けましょう、よろしくおねがいしますね」
ベルモンド「おう、よろしくな。あとは他の連中も見つけねえとな」
???の正体は監督役もだいたい察しがついてる感じなのでそっちからでもいけます
まあ聞いてもやばそうなやつがやべーやつになるだけなのですが
次は誰が出てくる?>>519>>520
何が起こる?>>522
黒幕がベルモンドと信姫を操る。(二人のお陰でニーツは逃走した)
その後、黒幕陣営vs三騎士クラスの入り乱れた戦闘が始まる。
29決戦
ベルモンド「つーわけよ」
馬「いいんじゃないですかね、いつまでも様子を見ている訳には行かないでしょうし」
そら「私も賛成、あの人は早めに倒しとかないと危ない気がする」
ケリン「あいつを倒すのは賛成だがよ、どうやってやるんだ?あいつ大分やべー力を持ってるぜ」
司「つかキャスターの2人はどこにいるんだ?まだ話してねぇのか」
ニーツ「何か準備をしてくるそうで、仕上げがどうこうと言ってましたが」
信姫「キャスターだし魔術の類を使うのに時間がいるんじゃない?」
シャル「イオリンの時みたいにばあちゃるさんの宝具でどうにか出来ないの?」
馬「残念ながら無理でしょう、イオリンをなんとか出来たのは彼女がサーヴァント役で彼女をこの世界につなぎ止めている核を破壊できたからです。しかし奴は恐らく人間でもサーヴァントでもない」
刀也「奴を倒すには正攻法で、純粋な破壊力でやつの体を壊し尽くすしかないでしょう」
ケリン「だが俺らサーヴァントでも普通に攻撃しただけじゃかすり傷がせいぜいだぜ」
刀也「でも僕の攻撃では結構ダメージを受けていたように見えました。不意打ちには案外弱いのかも」
司「けどよ、不意打ちするにしても一発でやらなきゃ回復しちまうぜ。それに何度も繰り返すとあっちも不意なんてうたしちゃくれなくなる」
そら「回復するっていっても無限ってわけじゃないだろうし不意打ちで出来るだけダメージを与えてから皆で」
???「随分と物騒な話をしているじゃないか」
一同「!?」
そら「なんでここに!?遠くにいたはずなのに!」
???「ああ、あれか。ほらこっちに来なよ」
そう男がどこかへ呼びかけると一匹の禍々しい真っ黒な犬が遥か彼方から地面に突き刺さるような勢いで飛来した
そら「あんきもが……犬の影に」
???「そこのランサーの分身がボロを出した時についでに自分を捜査してみたら見つけたのさ。まあこいつも僕自身だから、君の眷属は僕の居場所を伝えるという使命は十分全うしたと思うよ?」
そう言うと腕を変質させた剣であんきもを貫いて霧散させ、犬を自分に取り込んだ
???「ふぅ、やはり完全な状態でないと落ち着かないな。仕方ないとはいえかなりの力を割かないと分身を作れないからね」
そら「ど、どうする?」
司「……やるしかねぇだろ。あっちもその気で来たんだろうしよ」
馬「そらそらっちとばあちゃるくんが前衛をします。二人は援護、信姫ちゃんはのらちゃんを呼んできてください」
マスターが後方に下がり、セイバーとランサーが武器を構え、アサシンは空間にミサイルを現出させ、アサシンは何処かへ気配をくらませる
???「やれやれ、誰も彼も好戦的だなぁ。こんな人数で僕一人を葬ろうなんて、卑怯とは思わないのかい?」
司「てめぇに特別恨みはねえが、ここは余所者が来ていい場所じゃあねえからよ」
???「ふぅ、仕方ないなぁ。でもこれだと少々つまらないし、もうちょっと楽しくしてあげるよ」
同時に男の体から無数の影のようなものが這い出てマスター達に絡みつこうとする
そら「危ない!」
馬「速い……!」
ケリン「うおっ!?」
三騎士はそれぞれの武器で迫り来る影を叩き落とす
ベルモンド「ぐあっ!?」
信姫「ちょっ、何よこれ!」
しかしアサシンを他所に向かわせていたベルモンドとそもそも彼女を守るサーヴァントを持たない信姫の二人は影に囚われてしまった
???「僕は虚無、故に何にでも染まる。何にでもなれる。僕は君になろう、僕は君に染み込み、君と同じになり、君と一つになる。僕は君、故に君は僕、何の疑問もないだろう?」
信姫「私は……私は!」
ベルモンド「こいつは……やばいな……」
馬「くっ壊せない!」
彼らを縛る影に槍で斬ろうとするがまるで歯が立たない
そら「はぁぁああああああああ!!」
魔力放出により凄まじい速度を得たセイバーは一瞬で距離を詰め必殺の一閃で男の首をはねる
???「無駄だよ、首が落ちても僕は死なない」
はね飛ばした首が空中で声を発する
空いた右腕で頭を掴み無機質な断面にそのまま首を戻す
そら「くっ」
その間に彼から伸びていた影は彼を離れ二人に同化しようとしていた
馬「二人とも、意識をしっかり保ってください!」
信姫「う……あ……」
ベルモンド「俺達の、自我を……く、令呪をもって命じる……嬢ちゃん、ここから逃げろ、一人で動け、生き、延びろ……」
ニーツ「マスター、何を!?」
アサシンが言葉を紡ぎ終える前に三角の令呪が彼女をこの場から強制的に排除した
???「へぇ、意識を失う前に令呪を使い切ったか、いい判断だな」
そら「あなた、何をしたの!?」
???「僕の力を与えただけさ、サーヴァントだけが戦うんじゃマスターが退屈だろ?ま、彼らが陣営を鞍替えしないとは限らないけどね」
馬「おのれ……!」
ケリン「やべぇぞ、戦力で負けてんのに数まで同じになっちまったら」
馬「くっ今のうちに!」
???「遅えよ!」
アーチャーが撃ち込んだ大量のミサイルが無数の銃声とともに空中で爆散する
突撃したランサーを強烈な拳が横合いから殴り飛ばす
ケリン「なんだと!?」
馬「っ……この力は」
???「ご明察、言っただろ?俺の力の一部をこいつらに与えた。今の間だけはこいつらもサーヴァント並の能力を得たって訳さ。これで戦力は3対3、存分に楽しもうぜ!」
刀也「まずいですね」
司「まずいなんてもんじゃあねえぞ……ケリンは信姫、ばあちゃるはベルモンドの相手で手一杯だ。ばあちゃるなら恐らく倒そうと思えば倒せるだろうが……」
シャル「それだとニーツちゃんまで……」
刀也「その上他に力を使ってるというのに奴はそらさんを完全に上回ってる。前ほど差はなさそうですが……それでも」
シャル「……ねぇ、信姫ちゃんは倒しちゃっていいのよね」
司「……何する気だ?」
そら「くぅっ!」
???「ほらほら、頑張って俺を止めねえと全員殺っちまうぜ!」
聖剣と禍々しい剣のような腕が激しく、何度もぶつかり合う
馬(どうする、再生するせいで無力化は出来ない。いっそ殺してしまうべきか、いやしかし、それでは奴に相対する戦力が……)
思考を重ねるランサーに容赦なく拳が振り下ろされる
無数の宝石のような何かを腕に纏わせバーサーカーもかくやと言うべき威力の拳が舞い踊る
ケリン「うぉおおおおおお!」
無数のミサイルの叩きつけるが無数の火縄銃がそれら全てを空中で爆散させる
ケリン「まずいな、このままじゃ在庫があるこっちが不利だ。何とかして今の状況を……お前は!」
千日手と化した戦場に唐突にどす黒い悪魔が現れる
悪魔は刹那の間に弾幕をくぐり抜け信姫の元に達する
シャル「ごめんね、信姫ちゃん」
巨大な爪が一撃で信姫を屠る
それでも再生しようとする彼女の体を闇が形作った巨大な口が食い潰す
???「何っ!?」
馬「シャルちゃん……」
刀也「ばあちゃるさん、ケリンさん!今のうちに!」
一瞬で信姫を屠った彼女は翻ってベルモンドを襲う
悪魔の爪と男の拳が交差する
司「俺らの力も使って強化したがそんなに長くは持たねぇ!3人がかりでとっとと倒せ!」
???「ほう、なるほどなるほど。意外と容赦がないな」
信姫がやられたあたりから影の残滓が現れ男に吸収される
???「ちっ、少々削られたか。まあいい、さあやろうじゃないか!この俺をどうやって倒してみせるんだ!?」
???も結構やばい設定にしましたが公式はもっとやばかったです(fake5巻を読んだ感想)
皆もfake読もう!
この後、どうなる? >>533
加速じゃい
ニーツちゃんの魔力源さえ確保できればベルモンド倒しても問題はなさそうだけどね(本人の意思はともかく)
しばらくは令呪の魔力で生き長らえることはできるだろうけど
30正体
剣戟と爆発の音が慌ただしく街に響き続ける
セイバーの剣が四肢を落とす、ランサーが宝具で心臓の部位を的確に破壊する、アーチャーのミサイルが体を焼く
それでも男は不敵に笑い続ける
何事もないように、体を修復し、武器を作り、叩きつける
そら「このままじゃ……」
馬「あっちが時間切れになっちゃいますねぇ……ふっ!」
ランサーが二つの宝具を併用し全方位から男のありとあらゆる弱点と思しき部位に槍を叩き込む
???「甘い甘い!」
男はあたかも液体になったかのような挙動でするすると槍を躱し包囲の外に抜ける
???「その程度か?これをやるよ」
突如爆散した男の腕が空中で無数の捻れた槍の様に変質しランサーに襲いかかる
馬「くっ」
???「よく躱したな、褒めてやるよ」
用が済んだ槍は元の形となり男の腕に戻る
馬「変形再生洗脳……能力が多すぎますねぇ」
シャル「はあっ!!!」
???「おっと危ねぇな」
悪魔がその巨大な爪で吹き飛ばしたベルモンドを男は片手で受け止める
???「ほらしっかりしろよ」
ベルモンド「う……」
???「おい、どうした」
ベルモンド「うおおおおおおおお!!!」
???「何っ!?」
突如意識を取り戻したベルモンドが眼前の男に拳とともに纏わせた宝石を大砲の如き勢いで射出する
???「くっ、あっ、ぶねえ、な!」
男がすんでのところで回避し宝石の弾丸は遥か彼方へと消えていく
男が蹴りを返すとベルモンドは石ころのように吹き飛び壁に叩きつけられる
???「ふぅ……驚いたな。褒めてやるよ、素晴らしい精神力だ。半分取り込まれておきながら俺に拳を叩き込むチャンスを狙っていたとはな。だがそいつは失敗に終わった」
ベルモンド「いいや、それは違うな」
???「ほう?」
ベルモンド「無論あんたを倒せりゃ万々歳だったが、俺の狙いはあんたじゃない」
???「じゃあ何が狙いだったんだ?聞かせてもらおうじゃないか」
ベルモンド「俺は思ってたんだ、なんで監督役がここに来ねえのかってな。あんだけ話す時間もねぇように急いでたのにあんたの所にたどり着いてねぇなんてのはねえだろ。今ですらここにはいない。いくらなんでも俺らは皆警戒してるってのにあの監督役が他の誰にも気づかれずやられるなんてのはまずありえない話だ、だろ?」
???「……」
ベルモンド「そこで俺は洗脳されながら考えたのさ、俺らであんたを倒すのはきついかもしれねぇ、だが監督役も呼べば不利ではなくなるはずだ。あんたにとっちゃ一番邪魔になるだろうに未だに排除してねえ、排除出来なかったんじゃねえか?しかし放置しといてもあいつはあんたの元に現れる。だったら来れねえようにすればいい、俺らとやり合ってる間だけでもな」
男は口を開くことなくただ話を聞いている
ベルモンド「そこまで分かれば、あとは賭けさ。嬢ちゃんが上手くやってくなきゃ、俺の意識が残り続けなきゃ、あんたの不意をつけなきゃ、それで全部ご破算だからな」
???「アサシンを使ったのか」
ベルモンド「そうさ、嬢ちゃんは上手くやってくれたぜ。俺に逃げさせられたふりをしてこの場を離れ、街中走り回ってあんたに捕まえられてる監督役を探し当てた。まぁ、随分分かりやすくでかい箱に閉じ込められてたみてえだがな。二人がかりでも壊せなかったみたいだから、俺も手伝うことにした。正直箱を壊せるか不安だだたが何とかなったようだぜ。さっきの焦り具合をみるにあんたの力はあんたにとって随分よく効くんじゃないかい?」
???「……」
ベルモンド「ここで無言は肯定と同義だぜ」
???「どの道関係ないさ、確かに私の力は性質上私に対して非常に相性がいい。だがお前の精神力は危険だ、預けた私の力は返してもらうしついでにアサシン諸共消えてもらう」
ベルモンド「ああ、それだがちと長く話しすぎたな」
???「何を」
ベルモンド「察しが悪いねえ、言っただろ、箱は壊したってな。そうなりゃ中身がどうなるかなんざ言わなくても分かるだろ?」
???「っ……!」
あかぎ「ようやく会えたな、我が怨敵よ」
飛翔する剣とともに世界の管理者がこの場に顕現する
???「貴様!」
あかぎ「ニュークリアエクスプロージョン」
遥か上空、すでに展開されていた魔法陣が起動する
天空から炎の滝が降る
指向性を持った核の炎が地上を焼き払う
???「ぐ、く、貴様、マスターごと」
あかぎ「問題ない、貴様を倒した後再び呼び出すまでだ」
???「だがこれでアサシンは」
あかぎ「問題は、ない!」
袖を捲るとその腕には数十画の令呪が刻まれていた
あかぎ「来い、アサシン」
その内の1つが輝きアサシンが呼び出される
???「アサシンと契約したか」
あかぎ「そういうことだ、皆さんこれを!」
腕から令呪が離れ他のマスターの腕に再び刻まれる
刀也「令呪が……!」
司「元より増えてんじゃねえか」
あかぎ「やつを倒すためです」
のら「申し訳ありません、遅れました」
???「キャスター……!流石に分が悪いか……ここは」
あかぎ「逃がすとでも思うか」
指を鳴らすと空間がねじ曲がり周囲の区画が密閉された
あかぎ「貴様を倒すため手段は選ばん、ここが貴様の終わりだ、ヌル!」
ヌル「……くくく、あはははははははははは!終わり、終わりか!はははははははは!ようやく俺の名を言い当てたかと思えばもう終わりか?ははは、悪い冗談だな!」
ケリン「よう、割ってはいるのは悪いが二人で納得してねえで俺たちにも話してくれよ。あいつは何者なんだ?」
ヌル「いいぜ、話してやれよ。冥土の土産には丁度いいだろ」
あかぎ「奴はヌル、狂気の怪物。元々は私が世界を作っていた際に現れたバグのようなもの。世界にいまだ作られていない概念が形を成した化物です。私は聖杯戦争を行う世界を作るにあたり他の方々にも協力していただいて完璧な世界を作り上げた、あちらにある全てを実装して。そして万が一現れたとしても奴が干渉できるのは狂気に囚われたものだけ。バーサーカー以外には見えすらしないし、現れればその都度消してしまえばいい、そう思っていた」
ヌル「だが現実は違った、俺という強力な存在が生まれてしまった」
あかぎ「最初は何故か分からなかった、何度調べても世界は完璧だった。そもそもヌルは一つの概念の権化、危険ではあるがここまで強力な存在には成りえない」
ヌル「そう、世界は完璧だった。いや、完璧以上だった!元の世界に存在しない聖杯戦争というシステムを加えてしまったのだから。完璧な、俺達が絶対に生まれない世界、お前達はそれを崩した、余計なものを付け足して。例外がないからこそ規則は完璧となるのだ、例外を一つ作ればあれもこれもと瞬く間に増えていく。お前達にはなぜそれが分からない?俺達は聖杯戦争という例外が規則の傷に群がり一斉に押し寄せた!何故あれが存在できて俺達は存在出来ないのだと!」
あかぎ「そして世界のどこにも存在しない無数の概念、単体では微弱で僅かな力すら持たない概念、それらが押し寄せ、固まり、一つとなった!無数の存在しない概念の妄執、その集合体が貴様の正体!」
ヌル「その通り!無限に近い非存在概念の全てを内包したのが俺だ!俺達は平然と存在できる貴様らが恨めしい、だから壊す!何もかも壊して消して俺たちと同じ無にしてやる!」
あかぎ「やってみろ!ただの藻屑のごとくその存在を切り刻んで元の虚無に返してやる!」
乙。
佳境に入ってきたなぁ。
Q.つまりどういうことだってばよ
A.初代ポケモンのバグ各種のようなもの。
初代ポケモンのバグは、全てが完成した後に『ミュウ』のデータを入れてしまったが為に、不具合が生じてしまった。
今回の件は、完成されたバーチャル空間に『聖杯』のデータを入れてしまったが為に生じた不具合が具現化した存在
….という認識でOK?
安価なら下で。
ケリン「めんどくせえ!!!!!!まとめてぶち飛ばしてやるぜえええええええ!!!!!!!!!!」
ケリンが無差別に攻撃開始
>>543だいたいそんな感じです
本来没案のミュウいれたら他の没案も俺も入れろ俺も入れろと突っ込んでは来るものの単品だと弱すぎて入れないので集まって皆で入り込んできた感じです
にしてもケリンェ……
31暴走
ヌル「いいだろうかかってこい!俺の正体が分かったところで俺の力は変わらない!この場で全て終わらせてやる!」
彼方から監督役の足止めに使っていたであろう影を呼び出し吸収した
一層増大した力を手に虚無は進軍する
そら「まだ強くなるの……!」
のら「私たちが援護します、そらさん、冷静に対処を」
そら「うん、わかった!」
ケリン「……めんどくせえ!!!!!!まとめてぶち飛ばしてやるぜえええええええ!!!!!!!!!!」
馬「何っ!?」
大量のミサイルが四方八方辺り構わずに発射される
司「おいケリン!どうした落ち着け!」
ヌル「ははは、狂気に侵されたか!」
あかぎ「奴をあまり見ないでください、ヌルは狂気の世界の怪物。個人差はあるようですが見ているだけで狂気の世界へと勝手に踏み進んでしまう!」
ヌル「ついでに教えてやるがヌルは狂気の世界の住人にして狂気の破壊者だ!敵が同胞であればあるほど俺の力は増していく!」
あかぎ「狂気に対応する手段はない……!このまま奴を倒すしか」
のら「少々危険ですがアーチャーが敵になったわけではありません。環境として受け入れ、戦う!」
そら「皆来て、『十三人の騎士(ナイツオブラウンド)』!ミサイルをお願い!」
馬「手伝いますよ、『其は馬の終焉に値せず(インクリージングホース)』!」
現れた騎士達と増殖したランサーが邪魔なミサイルを叩き落とす
ヌル「手数を増やしたか」
自身に迫るミサイルを容易く躱しながら飄々と呟く
のら「余裕ですね」
ライフルのような兵装が現れ次々と魔力を纏った弾丸が銃口から放たれる
ヌル「もちろんだとも、数が増えたところで私が警戒すべき敵はそう多くないのだから」
素晴らしい剣さばきで弾丸を残らず地面に叩き落とす
ヌル「創造、聖剣、月の砲塔に神の杖。いずれも速射出来ぬものだ、私を倒すには遅すぎる!」
あかぎ「オーバータイムクロックワークス!」
時間が停止し怪物を巨大な剣が取り囲む
時間が動き出すと共に弾丸のように一斉に発射される剣だったが鎌のように変質した腕に全て迎撃される
ヌル「時間操作だろうと敵ではない」
あかぎ「くっ……」
そら(どうしよう、今の私の宝具はあの人は倒せないし、何もしないと私達まで狂化しちゃう……なんとかしないと)
ケリンは狂気にやられてしまったのだ
全部ヌルが悪い
ちなみにヌルの詳しいことはつのはねあかぎ姉貴兄貴の動画を見ていただけると分かります(宣伝)
今回のはだいぶ特殊なのであまりあてにはならないですけど
>>555 どうなる?
加速
そういや今更なんだけどそらちゃんの騎士って補充されるの?
前に何人かやられてたから復活したのか消耗したままなのか気になる
皆で時間を稼いでる間に、対処法を考え、順次試してゆく。
発生したバグには、一度電源を切ってログインし直す…とか
他の方法が思いつかない…
無理そうなら撤退する
本家の聖剣は世界が危機に陥るほど強くなるけどエクマカリバーはなにかそれに近い能力はありますか?
一応安価↓
>>541辺り読んでて思ったけど、長台詞の後は行空けてほしい
スマホで読んでるとどこから話し手が変わるのか分かりにくいのよね
>>553やられたのはそのままです
現在7人倒され残り6人です
>>556強くなりはしますが世界は関係ないです
>>557指摘ありがとうございます
次から気をつけるようにします
32
そら「『約束された勝利の熊剣』!」
ニーツ「『理よ砕け給え』!」
アサシンの宝具により半径僅か数mmにまで圧縮された星の光が男を貫く
ヌル「がぁ……!厄介だな、その宝具は!」
あかぎ「よし、彼らが上手く引き付けてくれている。今のうちに……」
端末を呼び出し有効である可能性があるありとあらゆる操作を高速でこなしていく
あかぎ「どうする、世界を起動しなおすか?いや、そんなことをしても奴は消えない。外から世界が密閉されてるせいで外側から干渉することも出来ない。やはり奴の力が尽きるまで削り取るしかないのか……いや、ある程度まで削れれば創成魔法で纏めて消してしまえる……どの道力押ししかないか」
端末を閉じ、剣を構える
ヌル「よう、調べ物は終わったのか?」
あかぎ「ええ、あなたを殺す手段は定まった」
ヌル「はっ、そんなもんハナから微塵にすり潰す以外に他はねぇんだよ!」
剣圧で大地が砕け監督役を吹き飛ばす
だがセイバーが横合いから現れその腕に切りつける
そら「あなたも無敵じゃない、いずれ限界が来る……ってことでいいんだよね」
ヌル「その通りさお嬢さん、やれるもんならやってみな!」
鍔迫り合いとなった剣が変形し中程から槍の様に突き出される
のら「危ないですよ、そらさん」
ヌル「防いだか」
のら「死ぬまで殺してあげます」
至近からアサルトライフルの秒間数十発の連射が顔面に放たれる
ヌル「手厳しいな、もっと楽しくやろうぜ?」
馬「その余裕が命取りですよ」
ヌル「がっ!?」
分身した数十体のランサーがもう1つの宝具により一人に重なり同時に攻撃を繰り出すことで通常の数十倍の威力を持った槍がヌルに叩き込まれた
ケリン「ぶちとばしていくぜぇぇえええええ!!」
偶然か本能か、体制を崩したヌルに特大のミサイルが叩き込まれる
あかぎ「その調子です!そのまま削れば殺しきれる!」
ヌル「な、める、なあああああああ!!!!」
体がぼこぼこと膨れ上がる
人の姿を捨て、完全な化け物の姿に変質してしまったのだ
台詞ごとに行間を取るようにしてみました
見にくいようでしたら長い台詞のところだけ行間を作るようにします
ヌルも苦戦していますね、いくらなんでも6人相手は厳しそうです
次はどうなる?>>564
読みやすかったです。
鯖の共闘面白かったので、次はマスター側のサポート的な活躍もちょっとみてみたい。
加速
ケリンこそ正気に戻るが、それでも変身で一転して劣勢となり退却
6人の騎士が殿軍となる(生存できるかは不明)
都市部はケリンによって粗方壊滅されていたので、今後の拠点として森林方面に建っていた【イオリの森美術館】へ移動
33逃走
あかぎ「本来の姿を表したか」
ヌル「ああ、腸が煮えくり返るぜ。本気でやらなきゃいけないなんてなぁ!」
今までの数倍の大きさとなったヌルが足元を拳で打つ
轟音、拳が空気を引き裂き爆発のような音が耳朶に響く
ただの拳の一撃、それだけで大地が地盤ごと砕け衝撃波が距離を取っていたマスターを吹き飛ばす
刀也「ぐぁっ、この威力は……!?」
シャル「どうなってんのよ!」
ヌル「ふぅ、やはりこの姿と他ではまるで違うな。実に爽快だ!」
あかぎ「ミスディレクション!」
ヌル「それがどうした!」
あかぎ「何っ!?」
試し打ちは終わったとばかりに振るわれた豪腕を回避の呪文でなんとか躱そうとするが怪物の拳は魔術すら貫き対象を叩き込まれる
あかぎ「ぐぁっ……!が、は……」
ヌル「耐えたか、頑丈だな」
そら「『約束されし』、」
のら「『月影果つる』、」
ヌル「無駄だ」
体表から針山の如く現れた無数の触手が二人を打ち据え、一撃で無力化する
刀也「そらさん!」
ねこます「顔を出しちゃだめなのじゃ!」
刀也「しかし、」
ねこます「心配なのは妾も同じなのじゃ、でも妾達がやられたら全部終わっちゃうのじゃ」
刀也「くっ……」
司「おいケリン!いい加減目ぇ覚ませ!……くそっこれ使うしかねえか!」
右手の令呪が輝きアーチャーから狂気を取り払う
ケリン「はっ、わりぃな司!」
司「いいから前見てろ!お前がくらったら一発で終わんぞ!」
あかぎ(不味い……これほどとは、想定外だ……このままでは、どうしようもない……すでに私含め三人が戦えなくなっている以上仕方ない、撤退……か)
あかぎ「撤退です、一度退いて体制を建て直します!」
ヌル「逃げられるとでも思ってんの……」
撤退などさせないと迫るヌルに六本の剣が叩きつけられる
当然の如くかすり傷程度しか付けられず跳ね返される
だがただ気を逸らす分には十分であった
ヌル「邪魔すんじゃねぇ!……ちっ逃げやがったか、はぁ自由に空間扱える奴が羨ましいぜ。こっちは力任せにこじ開けるしかねぇってのになぁ……しかもご丁寧に何重にも空間閉じやがって、あぁめんどくせぇ」
騎士達を振り返る
ヌル「お前らも律儀だよなぁ、勝ち目なんざ文字通り0だってのによ……ま、どうでもいいか。俺の邪魔しやがった分はしっかり償ってもらうぜ!」
六人の騎士が隊列を敷く
例え勝ち目が0であろうとも、例え報われることが無くとも、彼らは剣を握り、眼前の敵に立ち向かい続ける
彼らの信念の為に
あかぎ「あちらです、森の中に念の為用意しておいた拠点が」
ニーツ「美術館?」
あかぎ「えぇ、ここに色々と道具を取り揃えてあります。負傷者はホールに、回復魔術を使います」
シャル「何か手伝おうか?」
あかぎ「それではあちらに倉庫があるので……」
ケリン「くそっ、あんなもんをどうにか出来んのか?」
司「無理でもやるしかねぇ、やらなきゃ何もかも終わりだ。そうだ、あんたらあいつと戦う前になんか準備してたんだろ?なんかねぇのか」
ねこます「色々と準備はしてはきたんじゃが、あれを殺しきれるかというと……」
刀也「僕達の戦力全て、それで足りるかどうか……って所ですかね」
馬「殺しきらなくてもある程度弱らせればなんとか出来るって話してましたからね、悲観は駄目ですよ」
ヌル側に六人の騎士
マスター側にも馬で気になったのですが、
分身している馬って意思共有などはどうなっているのでしょうか?
ナルトの影分身のように分身が消えたら本体に共有される感じ?
加速ついでに
これサーヴァントをさっさと消滅させて聖杯を起動させて、そこでヌル(集合体)の消滅を願ってはいかんのかな?
誰の願いも叶わんが、ここまで乱されたらそれで締めるしかないと思う
もし安価だったら誰かがそれを提案する、で
後先を考えない全員参加の短期決戦。
キャスターが主体となってできる限りの罠を作ってヌルを出待ちし、かかったところをアーチャーが集中砲火。
ランサーが弾幕の隙間を縫って攻撃し、アサシンとキャスターが宝具で拘束。
力也が顎、司が運、ねこますがポッキー、シャルが悪魔化で補助しつつ、本命セイバーの渾身の一撃。
ヌルは対処しようとするも、VBが仕込んでいた宝具が発動して攻撃を食らう。
馬Pが分身してイオリン関連の場所に来ているので、
プロデューサー顕現でイオリンがアイドルモードになる時に
取り外した危険な武装も再現されてたとして
シロちゃんの誕生会で見せた物質の次元転送で武装を別次元に転送。
ヌル側にいる馬Pが透過能力でヌルの内部に侵入
馬Pが消滅しちゃいそうだけど内部で取り出して
暴発させてダメージを与えるみたいなことは考えた
ついでに衝撃が中で循環するようにニーツの宝具を使用するとか
あと個人的に「19終結」で見せたそらのらの同時攻撃が好きだったので、馬Pの自爆で瀕死にしたあとは、ヌル自身が警戒していたセイバーの聖剣、キャスター月の砲塔を同時うちをするために残りの全員でかく乱と時間稼ぎをするみたいなことは考えた。
>>570出来ますが監督役は今回の聖杯戦争を完遂することを至上目的にしているのでやろうとしません
>>571了解です
それはそれとして自分でやったこととはいえ刀也が顎は草
個人的にやって欲しいのは…
黒幕が馬Pを追い詰めた後に、絶望させる為にイオリンのことを話すと…『だが.それが逆に馬Pの逆鱗に触れた!』
って展開かな。
安価取ってないから今更だけど。
>>569騎士はどこにいるか程度が分かるだけで意識や情報の共有はできません
一方馬は全部本体なので常に意識共有されてます
その分魔力も消費するし何十人と動かすので疲弊もしますが
34聖剣
あかぎ「作戦は以上になります。奴に多少の小細工は無駄です、ただひたすらに力で押し通し奴が対応仕切る前に殺します、皆さん令呪での強化は済ませましたね?……セイバー、あなたが要です。頼みましたよ」
そら「うん、分かってる」
のら「こちらも諸々の準備完了です」
司「やる事やったんだ、これで駄目なら仕方ねえさ」
突如の爆音
全員が振り返ると目標敵、ヌルがそこにいた
ヌル「やぁっと見つけたぜ、雑魚は無駄に粘るわ教会には誰もいないわで散々だったぜ。今度こそ逃がさねえぞ」
あかぎ「ようやく来たか」
ヌル「おうとも、遅れた詫びと言っちゃなんだが土産だ、やるよ」
何かが放り出される
よく見るとそれらは人の形をしている気がした
ヌル「洗脳しようと思ったんだが思ったより頑固でなぁ」
あかぎ「貴様っ……!」
刀也「そらさん……」
そら「ううん、大丈夫……皆ごめんね、無理させちゃって。ありがとう、戻っておいで」
彼女が呟くと騎士達は光となって剣に吸収される
そら「あなたは、絶対に許さない」
ヌル「くく、怒れ怒れ。その怒りも何もかも壊してようやく俺は満たされる」
振り上げた腕から巨大な剣が現れる
ヌル「纏めて肉塊になっちまいな!」
のら「そうはいきません」
地面から鎖が現れ次々と巻き付きその動きを封じていく
ヌル「こんなもので……!」
のら「街中に仕掛けた魔法陣を同期させ全てをその罠のために出力しています。たとえ貴方だろうと容易く抜けられは、しない」
ヌル「ちっ……!」
ケリン「隙が出来たな、特製ミサイルだ!ぶち飛ばしていくぜぇぇえええええ!!!」
動きを止めたヌルにいくつものミサイルが突き刺さる
次々と巻き起こる爆裂が着実に力を削いでいく
ヌル「動きを止めた程度で!」
馬「させない!」
鎖に繋がれながらも無数の触手を生やし槍の如くそれらを突き出すが分身したランサーが全て叩き落とす
シャル「いくよ!」
ねこます「いくのじゃ!」
刀也「任せてください!」
ヌル「お前達程度で……がっ!?何、を!?」
悪魔の爪が、両の大剣が、鋭利な顎が突き刺さる
令呪三角を消費して発動された幸運魔術は星に生命が生まれるよりも遥かに小さな確率を引き寄せ、防護を固めた体表を純粋な物理現象としてすり抜けヌルを体内から破壊した
ヌル「ぐ、ぬうああああ!!!」
拘束する鎖が限界を迎え砕け散る
ニーツ「少々遅かったですね」
のら「月は今宵完全に満ちました、終わらせましょう」
ニーツ「『理よ砕け給え(ワールドブレイカー)』!」
のら「『月影果つる我が光(サテライトキャノン)』!!」
満月に達し最大の威力を得た月の光が拡散、収束され全方向から突き刺さる
ヌル「これで、こんなもので!」
いまだ消耗していないかのように体から巨大な槍をビームのように突き出し二人を纏めて吹き飛ばす
あかぎ「時間再動、球状包囲、多重連結、焼き尽くせ、ニュークリアエクスプロージョン!」
止まった時の中で展開された何百もの魔法陣が展開される
全方位から収束された核の炎が押し寄せる
ヌル「まだ来るか!」
腕の大剣を振りぬき自信を包む爆炎を消し飛ばす
晴れた炎の先、一筋の光が一本の剣に収束する
そら「第十三拘束解放……皆、いくよ」
ヌル「しまった、あれが狙いか!だが!」
そら「『約束されし、勝利の熊剣』アアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
今までとは比較にならないほど膨大な光の奔流が全てを砕かんと押し寄せる
ヌル「まだだ!一点に攻撃を収束させ光を拡散させれば!」
右腕に全てが集中する
力が、魔力が、憎悪が、執念が、ヌルが持つ全てが収束し眼前の光に立ち向かう
ヌル「うおおおおお!!!!」
聖剣の光と無限に近い妄執を収束された一撃がぶつかり合う、その瞬間、右腕の内部から炎が溢れ出し右腕が爆裂する
ヌル「馬鹿な、これはルーラーの……まさかあの時仕込んで、そんな、馬鹿な、俺が、この俺があああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
光が狂気の怪物を飲み込む
街の端から端まで達そうかという莫大な量の光は一縷の望みをかけることすら許さず一切合切全てを押し流した
そら「はぁ、はぁ、やった、よね」
あかぎ「ええ、ヌルの討伐完了です。皆さん、ありがとうございました」
のら「なんとかなってよかったです」
ニーツ「それで、結局聖杯戦争はどうなるんですか?わたし、マスターいなくなっちゃったんですが」
あかぎ「それは当然続けて頂いて構い戦。ベルモンドさんは後ほど再召喚しますのでお待ちを」
司「今日は帰って寝ようぜ、疲れちまったよ」
ついにヌルが倒されました
ちなみに監督役から配られた令呪は全て使い切ってますので最終的な令呪の数は変わりません
刀也はベルおじなどヌルのせいで消費された令呪は補給されます
次は誰と誰が出てくる?>>584 >>585
どうなる?>>587
読み返してて気付いたんだけど、のらちゃんってのじゃおじのこと「ねこますさん」ではなく「猫松さん」って呼んでたはず
すごい今更で細かい指摘で申し訳ない
剣殺の「一回だけなんでも手伝う」という約束ってどうなりましたけ?
安価で手伝い可能なら、
騎士を失って戦力が低下している剣組が聖剣の攻撃を回避したり短時間なら鯖と同等に戦えるマスターがいる槍組を相手するのを殺組に手伝ってもらう。
ヌル戦で約束を果たしたことになるなら安価下
何となく本気ではなかった対戦中の出来事…
ヌルの残滓が周辺に散らばっていた『大和』の装甲片に取り付き、残留していた魔力で自爆。
どちらかマスターが瀕死の重傷を負う。
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