安価で登場するVtuberを決めたり、行動する選択肢を選んだりしてFateシリーズの聖杯戦争を行うスレです
安価するキャラはvtuberのみにしてください。できればある程度の知名度があれば助かります
基本的にこちらの出した条件に合わなかった場合安価は1個下に移します
安価スレですが行動の決め方はこちらが出した選択肢から選んでもらう形式となっておりますのでご了承ください
まずはマスターになるVtuber7人を決めてもらいます
マスター >>2〜>>8(被った場合は下にずらします)
このスレはhttp://vt-bbs.com/index.cgi?read=581の続きでは無いので注意してください(書いている人も違います)
男多い、多くない……?前回のスレもそうだったけれどなんで男が半分以上なんですかね……
あ、サブタイトルがださいのはスレ建て前に前のスレと区別しやすくするためにサブタイトル必要だなって気がついて五分で考えたからです
さて次は誰が主人公になるかです
>>10から>>14までで投票数が多かった人を主人公にします
同率なら決まるまで延長です
二票入ったあずきちが主人公になりました
では続いてあずきちのサーヴァントのクラスを決めます
>>19〜>>23で一番多かったクラスを採用します
クラスは基本の7種でいいのかな?
それであればアーチャー、エクストラ等全部込みならフォーリナーで
二票入ったのでキャスターですね
ちなみにエクストラクラスも含めてのつもりでしたがフォーリナーっぽいVtuberっていますかね?アザトゥさんとかいうまんまクトゥルフ元ネタのVを選ぶか宇宙人Vを選ぶ感じかなぁ
とりあえずクラスキャスターのあずきちの相棒となるサーヴァントを決めます
>>27ですどうぞ!
SCENE0
「今から皆様に来て頂くのは現実のとある場所を再現した夢の世界」
「世界だけ再現したので生き物はあなたたち以外にはいません」
「あなたがたの体も再現したのでこちらでどれだけ壊しても殺しても殺されてもあちらの世界に影響はありません」
「ですから存分にこの聖杯を手に入れるため争いあってください」
「戦いに関する知識などはすでに与えられていると思います」
「普段は扱えない特別な力を楽しむのもいいかもしれませんね」
「そうそう今回は特殊な仕様となっていますのでご留意ください」
「サーヴァントの皆さんにはいつもの姿とは違う仮の体を作りました」
「つまり見ただけでは誰だかわかりません。ので相手の使っているワザを見て誰か当てて弱点を突く……みたいな戦いを味わえます」
「どうしても戦いたくないというならこの世界の一番北にある建物に来てください」
「そこで僕に申請すれば降参ということでこの戦いから抜け出すことができます」
「しかし勝ち残って得られる聖杯はあなたがたの願望を成就させます」
「願いを簡単に叶える機会はそうそうありませんよ?」
「降参はよく考えてからにしてくださいね」
「注意事項は以上です」
「今からあなたがたを夢の世界へ招待します」
「目覚めた時点で戦いは始まっていることにご注意を」
「それでは此度の聖杯戦争、開幕です」
「ああそうだ」
「前作のスレを見ていた皆さん」
「この口上はパクリでは無いですよ?ええきっとそうこれはオマージュです」
「こんな感じに前作ネタが出たり出なかったりするかもしれませんが前作の設定は一切引き継いでおりません」
「以上、今回の聖杯戦争の監督役、届木ウカでした」
「あ、一つ念を押すのを忘れてました。僕は公平な監督役ですのでひいきとかは一切していませんからね?」
SCENE01『出会い』
とある建物の中、木曽あずきはヤマトイオリを召喚することに成功した。
「こんにちは。キャスターのヤマトイオリです。よろしくお願いいたします……ってイオリのマスターはあずきちゃんなの!?」
「あずきもキャスターを召喚したらイオリさんで驚いていますよ」
「イオリもビックリ!イオリが貰った知識によるとイオリはライダーとかフォーリナーとかでも召喚される可能性があるみたいだよ?」
「どこかの世界にはライダーやフォーリナーで召喚されるパターンもあるんでしょうかね……」
「あ!それって平行世界ってやつ?そうそう平行世界って聞いてイオリは平行な世界ってことはずっと交わらない世界のことなのかな?って思ったんだけど、あ知ってる?算数では平行って二つの線が絶対に交わらないときだけに言うらしくて、平行じゃないときは絶対線が交わるんだって!でイオリは紙の上では交わっていないのに変なのーって……」
「イ、イオリさんちょっとストップしましょう。時間は有限ですから」
「あ、そうだね!ごめんね。勝負事は何だって時間が大事だもんね」
「はい。ところでイオリさんは……ちゃんと戦えますか?」
「戦い方の知識が頭の中に入ってきてるから戦い方は分かるし、たぶん躊躇とかもしないと思うから大丈夫だよ!……そういえば気になったんだけれどあずきちゃんはなんでキャスターを選んだの?」
「みなさんが戦ってる中でこそこそと色々出来るかなーと思ったのでキャスターにしようかなぁと、あずき正々堂々とかそんな言葉に興味ないんで……イオリさんが与えられた能力でそういう暗躍って出来ますかね?」
「うーんたぶん出来ると思うけれど……一回見せよっか?」
「この部屋でそれは可能ですか?」
「ちょっときびしいかも」
「じゃあ外で人が少ないところを探してと……予定変更ですかね」
「……予定変更?元々どうする予定だったの?」
「あずきもこの世界に呼び出されてすぐにこの部屋で召喚を始めたので周りの地理に詳しく無いんです。だからまずは探索……と思ったんですけれど仕方ないですね」
「一緒にしたら良いんじゃないの?」
「この拠点から余り長い時間離れたくは無いので一度の外出でする行動は一つだけですかね。どちらもそこそこ時間かかるので」
「探索しとかないとこわいね。能力はいつでも確認できるけど、探索はすぐやった方が良いんじゃない?」
「急に戦闘になったときに能力分からないのは不安ですし先に把握しておくのもありなんじゃないですか?」
「……うーんどっちをやるかむずかしいね」
「……はい」
「あっそうだ!Twitterとかでみんなに聞けば良いんじゃない?」
「えっ?」
「あっあずきちゃんTwitterあまりやらないんだったね……でもイオリがやるから大丈夫だよ?」
「そうじゃなくて、何でスマホ持っているんですか?あずきが受け取った知識ではスマホみたいな端末は持ちこみ禁止、通信手段が欲しかったらトランシーバーとかを現地調達みたいな形式だったはずですが」
「えっ?あっ、これイオリの宝具の一つなの。……もしかしてイオリ不味いことしちゃったのかな?」
「……いや、大丈夫でしょう。これはすごいアドバンテージですよ。他の聖杯戦争参加者はあずき達の相談を確認できないですし……とりあえず試しに聞いてみてください」
「おっけーアンケート出したよ『周辺を探索する』か『能力確認をしておく』だね」
【アンケートその1】
『まず最初に何をすべき?』
A周辺を探索する
B能力確認をしておく
>>36〜>>40
「こんにちは、今この文を読んでいる皆さんに語りかけています。届木ウカです」
「このスレではこんな風にときどき選択肢が発生します」
「指定されている安価の中の投票数が多い行動を採用して物語が進みます」
「ちなみに万が一選択を間違えてバッドエンドを迎えてもScene単位でやり直すことが可能です」
「ちなみにSceneの区切りは投稿者がキリが良いと思ったタイミングで入れます」
「以上、メタ的な説明でした」
次からは過半数突破したら進行するようにしますね。ごめんなさい
ちなみに選択肢ごとにその後の展開をきっかり作ったので一選択肢ごとに作ったプロットが半分没になっていきます。完結したらこっちを選んでたらこうなってたみたいなのも公開したいと思います
アンケート結果
A 周辺を探索する 0%
B 能力確認 100%
「能力確認に結果が決まりましたね」
「じゃあ行こっか!」
「その前に一つ良いですか?」
「んー?なにー?」
「外ではイオリさんのことキャスターさんって呼ぶのでイオリさんも一人称をイオリから変えてください」
「イオリがイオリだって隠すため?」
「そうです。見た目は真っ白なパーカーに黒髪ショートっていう本来のイオリさんとはかけ離れてますし言葉だけ気をつければバレませんよ」
「おっけーわかった。イオ……じゃなかったわたしちゃんとわたしって言うようにするね!」
建物内移動中。二人はこの建物が小さな駅の構内であることに気づく
「イオリ達がいた建物って駅だったんだね!」
「あずき達が最初にいたのは従業員用のスペースですからね。最初にここが駅だと気づいたときあずきも驚きました。……後に更に驚きましたけど」
「どの駅にもあんな感じの部屋ってあるの?」
「いや、ここは特殊な場所なのであんな会議室みたいな広さの従業員室……じゃなくてキャストルームはこの駅と同じくらいの規模の駅では存在しないと思いますよ?」
「……?なんでキャストってわざわざ言い換えたの?」
「それは……外に出てみればわかりますよ。ヒントとしてはこの駅は電車じゃなくてモノレールが通っているっていう点ですかねハハッ」
「?」
建物外に出て二人の目の前に開けた展望は遊園地だった。
「えっ!こ、この場所って……大丈夫なの?」
「大丈夫か大丈夫じゃないかっていうとたぶん不味いんじゃないですか?……まぁ魔術のようなもので世界ごと創ったのならバレることはそもそも無いから実際問題は無いじゃないかって思いますー」
「……これどうみてもディ○ニーランドだよね。やっぱり不味いんじゃないかなぁ。まぁでもこれなら探索する手間が無くなってよかったって考えれば良いのかな?あずきちゃんも電脳ディ○ニーランド行ったことあるでしょ?」
「勿論行ったことありますけど。たぶん見た感じは同じですけどこの世界でのランドの構造は手を加えられていると思いますよ?ランド前の駅ってこんな構造じゃなかったはずですし」
「じゃあやっぱり探索は必要なんだね」
「はい。能力確認したらMAP付きパンフレットでも手に入れましょう。じゃあ行きますか」
「どこに行くの?」
「ここからも少しだけ見えますが……ランドは今、駐車場の一角で立体駐車場を作っているんですよね。その作業現場の中をお借りしましょう」
作者の思考回路『せっかくADV形式にするならマップは欲しいよなぁ……せや!Vtuberと関係ある場所舞台にしよう!→現実の場所引用するのは難しいな……みんな行ったことがあるな場所なら作者も読者も分かりやすくて良いんだけど→作業用にもちぽこラジオを聴く→せや!』
立体駐車場の中。ここはある程度開けつつも周りから見られにくい絶好の能力確認場所だった。
「さてじゃあイオリさんお願いします」
「イオリが使えるのを一つずつ説明していくね。まずはキャスターの汎用スキルの陣地作成と道具作成だけど……これはマスター側のあずきちゃんも似たようなこと出来るでしょ?さっき来る途中で来訪者を探知する魔術刻んでたよね?」
「はい。マスター側も最低限魔術師として戦えるくらいの能力を貰えるみたいですからね。さっそく眼を使ってみました」
「となるとあと3つしか無いんだけど……未来予知が出来るよ」
「へぇ、どれくらい視えるんですか?」
「イオリが未熟なのか直感?っていうスキルとほぼ変わらない効果みたい」
「不意を打たれなくなりそうですね」
「それと友誼の証明っていうみんなと仲良くできる能力と……」
「戦意喪失は中々使えそうですね」
「魔力放出(為)っていうので全部かな」
「為?」
「魔力を体の中に放出してイオ……じゃなかったわたしの考えていることが読めなくなる能力みたい」
「別に使わなくても読めませんよ。……スキルはそんなところですか。では肝心の宝具はどうなんです?」
「えっとねこのスマホが宝具で、今まで配信でイオリと一緒に出た色んな子達を出すことができるの。ベーコンくんとか赤いおじさんとか」
「やっぱり直接戦闘は無理そうですね……一回試しに出してもらうことは可能ですか?」
「良いよー『現代文化を召喚します』」
とても巨大なキノコが召喚された。あずきがいくつか魔術を撃ち込んでも傷一つ付く様子はない。
「……搦め手には使えそうですけどやっぱり直接戦闘には向かなそうですね。まぁキャスター選んだ理由が搦め手が使いたいからなので何の問題もありませんが」
「あっそうだ!あと一つ宝具があるよ」
「どんな宝具なんですか?」
「うんとね。お手を拝借って言って手を叩くと、その後何か起きても二回だけ最後に手を叩いたタイミングに戻れるっていうスキルみたい」
「えっ?反則級じゃないですか」
「今の時間を確認して詠唱の中にその時間を入れなきゃいけないからすぐに手を叩けるわけじゃないけれど充分強いよね」
「何でそんなに強い能力が……もしかして」
「あずきちゃん何かわかったの?」
「えっと、もしかしたらバランス調整かも。と思います。基本的にサーヴァントの強さはイメージの強さで決まるんです。知名度があったり戦闘が上手そうだと強くなります。で、イオリさんにこんな強い宝具が付いたということは、他のサーヴァントはVtuber界のビックネームばかりなのかもしれません」
「……もしかしてシロちゃんとかいるのかな」
「あまり考えたく無いですね……シロさんと戦って勝てる気がしません」
「あ、そういえば今、お手を拝借しとく?」
「最後に叩いた直後に戻るんですよね。なら何度叩いても戻る位置が変わるだけですし大丈夫です」
「じゃあやるね……(省略)×月×日×時×分のヤマトイオリでした。それではお手を拝借……よーおっ ポン!」
「上手く出来ました?」
「できたできた!じゃあ駅に一旦戻るの?」
「はいそう……っ!!誰かここに近づいてきてます。仕掛けておいた眼に反応がありました」
「さっきあずきちゃんが仕掛けてたアレ……っていうことはまだ距離があるね。バレないように戻るの?それとも会ってみるの?」
「ど、どうしましょう?」
「え?イオリに訊かれてもわからないよ!……そうだ!アンケートで聞いてみよう!」
「そ、そうしましょう。……あ、イオリさんの予知能力だとどっちの方が良いとかありますか?」
「それが何かどっちも嫌な感じなんだよね……どっちの選択肢も」
「そうですか……あ、アンケートは会うにしても堂々と会うか隠れて近づくか分けましょう」
「隠れて近づいた場合は不意打ちするの?しないの?」
「それはそのとき次第。不意打ちする可能性もあるし、そもそも様子だけ確認して逃げるかもしれません。ようはなるようになる。未来の木曽あずきに任せましょう」
【アンケートその2】
『誰か近づいてきた!どうしよう?』
A会わない。バレないように逃げる
B会う。堂々と正面から
C会う。隠れて様子を伺う
>>49〜>>53
【Vtuber名】ヤマトイオリ
【CLASS】キャスター
【所属】.LIVE
【性別】女性
【年齢】17歳
【属性】混沌・善
【ステータス】
筋力D 耐久B 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具EX
【保有スキル】
『陣地作成:D』
『道具作成:B』
『未来予知:C』
未来を読むことができる
ランクが低いので直感とほぼ変わらない
『友誼の証明:C』
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。一時的な同盟を組む際に有利なスキル
『魔力放出(為):A』
世にも珍しい内包型の魔力放出
このスキルを使用している最中、どんな能力を使用されても自分の思考が読まれることが無い
【宝具】
『現代文化を召喚します(イオリ英語は苦手なので日本語でも良いですか?スマートフォンっていうとっても便利な道具があって、ん?スマートフォンって英語かな?まぁ良いやでそれで色々召喚することができるんですよ。凄くないですか?!)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:5人
過去にイオリが現代文化を使って創造したものを召喚して自由に動かすことができる宝具
召喚可能例:キノコ、赤いおじさんなど
ちなみに宝具はまんま普段イオリが使っているスマホなのでそのままスマホとしても使用可能
『お手を拝借(ベストウェイトゥーエンド)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:60人
イオリが配信終了時に必ず行うお手を拝借の一連の流れを具現化した宝具
手を叩いた直後から次に手を叩くまでの間を一回の配信と見立て、イオリの意にそぐわない終わりとなったときに二回だけ最後に手を叩いた直後に戻ることができる
手を叩かない→まだ配信は終わっていないという(無理矢理な)解釈での再現となっている
【解説】
直接戦闘が苦手で搦め手と同盟でしか勝ち筋が見えないキャスターらしいキャスター。召喚できる中だと赤いおじさんがそこそこ戦えるくらい
お手を拝借についてはこのスレのゲームシステム上つけられました。お話内での設定では他の召喚された面子が強いヤツばかりなので召喚されたときに上方修正されたという設定です
あと『現代文化を召喚します』のルビ良いの思いつかなかったので誰かアイデアください
>>50〜>>54に安価位置は変更します
戦闘が苦手で勝つためには情報集めが大切だと思うので、何もしないで逃げるのはもったいない。
けど、戦闘力が低い状態で正面から行くのは無謀すぎるのでC
ついでに『友誼の証明:C』の効果が利用できればおいしいかも
サブタイトルの夢と幻影はディ○ニーランドのキャッチコピー『夢と魔法の国』から取っています
Scene02≪一寸先は敵≫
アンケート結果
『誰か近づいてきた!どうしよう?』
→C会う。隠れて様子を伺う
「近づくと言ってもサーヴァント相手ですし、本来なら近づこうとした瞬間にバレます」
「でもわたしたちには魔術があるからそれである程度見えたり聞けるよね?」
「はい。魔術は事前の準備が重要なので本当にある程度ですけれど。やらないよりは良いでしょう。行きましょうか」
ギリギリ視認できる位置まで二人は近づいた。
『近づけるのはこれくらいかな?』
『!イオリさんテレパシー使えたんですね』
『うん。イオリ魔術師(キャスター)だからね。こういうのもできるんだよ』
『どちらかといえばテレパシーなのでPSIの領分では……まぁ良いです。それよりあの格好。あれって』
二人の視線の先には赤いドレスの少女と水色の上着を羽織りショートパンツをはいた少女。後者は超特徴的なピンク色のぴょこぴょこが頭についているようにみえる
『アイゲームス衣装のアイちゃん……だね。本当に超ビックネーム……勝てるの?』
『いや、サーヴァントの見た目は全員変化するはずなのでアイさんはマスターで隣にいる赤いドレス姿の方がサーヴァントなんじゃないですか?』
『あっそっか。あっちがサーヴァントの……ってあれ?消えた!?どういうこと?』
今、二人の視線の先にはキズナアイ一人だけ。一瞬で赤いドレスの少女は消えてしまった。
『分かりません。実体化を解いたとき特有の魔力は感じませんでしたし……え?えぇ?』
あずきが驚いたのはアイが放り投げたいくつかのものが何の魔力の予兆もなく壊れたからだ。
『アイちゃんが空中に投げた物が魔力の反応も無しにこわれた……もしかして本当に消えてるの?』
『姿が見えない敵とか末恐ろしいですが……どうします?タネを暴くためにもう少し近づいてみます?それともそろそろバレそうな気もしますし逃げます?』
『ここで普通に会って仲良しになるパターンは……』
『さすがに無理です。あちらが能力確認する前だったら行けましたが今は無理としょう。あずきがあちら側だったら超警戒します』
『……とりあえずアンケート取って決める?』
『そうしましょうか。ちなみに予知能力は?』
『ここで逃げれば何の波乱も無く逃げられそう。近づいたら……わからない。何か起こるのは間違いないけれど……』
【アンケートその3】
『透明になれる謎のサーヴァントを確認!どうしよう?』
A もう少し近づいてみる
B もう充分だ!逃げよう
>>57〜>>61
相手のマスターと見えない敵がいるという情報だけでもいまはいいと思うし、まだ序盤なので危険なことはしないほうがいいと思うのでB
アイゲームスのアイさんは普通のよりも一割増しで賢いという謎設定があります
アンケート結果
『透明になれる謎のサーヴァントを確認!どうしよう?』
→Bもう充分だ!逃げよう
『じゃあバレないうちに退散しましょう』
『うん。行こっか』
駅周辺。二人はばれることなく帰ってこれた
「バレずに脱出成功ですね」
「ちょっと惜しい気もしたけどね」
「確かに透明になる方法を探れば相手の真名が分かったかもしれませんけどやっぱりリスクが大きすぎる……ってあれ?」
あずき達の視線の先には……茶髪ロン毛の男がいた。
彼はランドの中に入ろうとしており、まだこちらに気がついていないようだ
『あのVtuberみたことある?』
『無いですね……となるとおそらくサーヴァントですね』
『今なら相手も気づいていないし先制攻撃できるけれど……どうするあずきちゃん』
『一旦仮拠点に戻って色々考えたいのであっちに気づかれないようにスルーしましょう』
『おっけー……何か禍禍しい雰囲気もするし、近づきたくないね。……そういえばマスターっぽい人影が見えないね。何でかな』
『あずきたちのようにある程度の魔術的な気配遮断をしているのか……もしくはあのサーヴァントがアーチャーで単独行動しているかのどちらかですかね。マスターは気配遮断しててサーヴァントだけ出てるっておかしいのでおそらく後者ですかね。ともかく行きましょうか』
『うん』
最初居た部屋に二人は戻ってきた
「じゃあ情報整理の時間だね!……って何をするの?」
「そうですね……イオリさん。携帯を取り出してくれませんか」
「はい。もしかしてみんなに聞いてみるの?」
「その通りです。三人よればなんとやらと言いますし、人によってはあずき達よりもVtuberに詳しいでしょうから真名や弱点が分かるかもしれません」
「そっかーで今回は何を聞くの?」
「立体駐車場で見た透明になるサーヴァントに心当たりが無いか聞きます」
「……たしかサーヴァントの能力は配信内容とかが反映されるんだっけ。ならみんなに聞いて見た方がわかるね!」
「そうです。それに別に透明になるサーヴァントが分からなくても透明な敵への対策法とか色々教えてほしいことはありますしね」
「とりあえずTwitterで聞いてみたけど……あ、透明化以外に何か特徴があれば教えてくださいだって」
「透明化以外……見た目は変わるので、ドレス着てたからたぶん女性ってくらいしかありませんね」
「男の子かもしれないしね。……あっ!体の大きさ!体の大きさはどう?たぶんこの身体の大きさは現実の身長体重と変わらないと思うんだけど参考にならないかな?」
「ありですね。……たしかアイさんよりは身長が低かったはずです。それも条件に加えましょう」
「じゃあ改めて聞くよー!」
【視聴者会議その1】
『透明なサーヴァントの対策』
透明なサーヴァントが誰であるかの考察や対策法などを自由に書いてください
何とそれを二人が読むことによって後に取れる選択肢が増えたり、展開が変化したりします
「メタ説明担当の届木ウカです」
「こんな風にときどき視聴者さんの考察を二人がが読むことができる【視聴者会議】が行われます」
「的を得た、それでいて説得力がある考察をすればきっと彼女達を有利な方に進ませることができるでしょう」
「別にVtuberにあまり詳しくなくてもアドバイスできるようなものも毎回入る予定です」
「今回で言うところの透明な敵との戦いかたでしょうか」
「安価はありませんが投稿者がキリが良いと判断したときに次に進みます」
「ちなみにこの会議のあとに必ずお手を拝借が入るのでセーブポイントの目安しても機能するみたいですよ?」
ポン子身長高くなかったっけ
親分の身長がどんなもんか覚えてないけどひなたあたりとかかな
対策だが姿が見えないだけなら霧と小麦粉でも撒けば体に付着して見えるようになるだろう
鯖に有効かは分からんが
もちひよこも透明化してたな
もしそうなら衣装バリエーションも多いし大人にもなれるから手強そう
風王結界みたいな方法かもちひよさんの透明マントみたいな方法なのか見当がつかないのでいっそのことほかの人と戦っている場面を使い魔にのぞき見させて情報収集に時間を使うとか?
もしくは聖杯から教えてもらった戦いに関する知識で罠を作って見えなくても関係ない範囲攻撃で一気に叩く?
「色々意見が集まったねー!」
「透明なサーヴァント候補として挙げられているのはウェザーロイドさん、猫宮さん、もちひよこさん辺りですかね」
「ひよこちゃんとウェザーロイドさんはキャスターっぽいし違うんじゃない?イオ、わたしがキャスターなんだし」
「そうとも限りませんよ透明になれるからっていう理由だけでアサシンになってる可能性がありますし、ウェザーロイドさんはバーサーカーの適性がありそうです。猫宮さんならアーチャーですかね」
「ひなたちゃんだったらまたたびとかあれば勝てそうだね。他のお二人さんの弱点は……分からない」
「誰にせよやはりビックネームで強そうですね……正攻法で勝てる相手では無さそうですし、弱点が無い相手だった場合のために色々透明対策をとるべきと思いますー」
「霧と小麦粉作戦はイオリすごいと思ったんだけどどうですか?ワールドバザールの料理屋さんに行けば手に入りそうだよ」
「良いんじゃないですか?食料を得る必要もありますし、次の予定候補に加えましょう」
→次の予定候補に『小麦粉と食料の調達』が加わった!
「中に入るのならシンデレラ城に行くのもありじゃない?」
「どうしてですか?」
「高いところから眺めれば色々見つかるものがあると思います!他の人と戦っている場面を見ることが出来れば対策も練りやすいんじゃないかなって」
「良いですね候補に加えましょう」
→次の予定候補に『シンデレラ城に行く』が加わった!
「あと、こちらからの提案なのですがこの場所に罠を仕掛けるのはどうでしょう」
「この場所ってこの駅?」
「はい。透明だろうと問答無用で巻き込んでサーヴァントを与える罠は仕掛けるのに時間がかかるのですが、ここなら時間をかけられますし、ここがバレて襲撃されても脱出経路で逃げ出せれば、建物ごと罠で爆発させる……みたいなことが可能です」
「良いんじゃない?やっておこうよ」
→次の予定候補に『駅内に巨大な罠設置』が追加された!
「あとの候補は……」
「一度北に行くのはどう?」
「……監督役ですか。そういえば北にいるって言ってましたね。一番北ということは……イッツ○スモールワールドでしょうか」
「一度確認しておけば色々便利だと思うんだよね」
「そうですね……あと探索も候補に入れておいて……こんなところでしょうか」
「どれにするかは……アンケート?」
「はい。ある程度行動したら休憩する必要がありますし、この選択では二つ選んでもらいましょうか」
「あ、その前にアレやらなきゃね『お手を拝借』」
Scene03≪想定外さんはいっぱい≫
「忘れてました。ありがとうございます。あ、そうだ探索はエリア内を1周するくらいにしましょうか」
「探索しなくても園内マップはランドに入るときに手に入れられるだろうししなくて良いんじゃない?」
「……予知能力ですか?」
「うん。何が起こるかはちょっと読めないけれど……すごく疲れそうな予感がする」
「一週するのとマップだけじゃ色々ちがうんですけれどね。まぁ考慮しましょう」
【アンケートその4】
『これからどうする?』
A探索だ!園内を一週する
B監督役に会いに北へ行こう!
C食糧調達!レストランへ
D罠を作ろう!駅にしばらくいる
E上から観察!城の頂上へ
二つ投票してください!安価は>>73〜77
待ち伏せるなら地面に色の着いたベタつくものをばらまいておくのでもいいな
まあキャスターだし霧と風くらい使えるだろうからそっちのほうが扱いやすそうだけど
直接戦闘能力は低いし疲れるような行動はリスクが伴いそうなのでEとC
アンケート結果
『これからどうする?』
→C 食糧調達!レストランへ
→E 上から観察!城の頂上へ
「レストランと城だってー。荷物にはなっちゃうけれど先にレストランの方が良いんじゃない?」
「その心は?」
「えっと……場合によっては城の中を新しい拠点にするかもしれないじゃん」
「なるほどじゃあワールドバ○ールのレストランに先に行きましょうか」
二人は駅を出て入場ゲートに辿り着いた。
「マップを取っておきましょうか」
「おっけー。それにしてもキャストさんがいないから変な感じだね……ん?マップの他にもう一つあるみたいだけれど」
「おみやげとかグッズについて書かれているやつですか?今回は必要ないとおもいます」
「でもせっかくだから持ってって良い?」
「別に嵩張るものでもありませんし、大丈夫ですけれど……あ、マップはあずきが知っている東京ディ○ニーランドと相違なさそうですね」
ワールドバ○ールまでやってきた二人は適当なレストランを選んで入ろうとしたが入ろうとしたレストランと別のレストランで物音がしたことに気づく。
「どうするあずきちゃん?」
「見に行きましょう。……でも怖いので一応気休めに認識されにくくなる魔術でもかけておきますか」
「じゃあ入るよ。そろーりそろーり」
「よう!お嬢ちゃん方!君達もお食事かい?」
「「……」」
「あれ?こういう言い回しだと女子からの印象が良いって……コホン!俺はにじさんじ公式ライバー卯月コウ。この聖杯戦争でマスターもやっているけれど何かよう?」
『あずきちゃんはどう思う?』
『一切警戒してなかったですよね。普通にご飯食べてました』
『あとイオリ的に疑問に思ったのはサーヴァントの反応がないですよねこのお方。本当にマスター?』
『サーヴァントがいないのに警戒しないなんてあまりにも不自然ですね。魔術師ではあるみたいですけれど……』
「あのーお二人さん?ご飯ならある程度調理済のやつが置いてあるから好きに取って食べて良いって監督役が言ってた……言ってましたよ」
「は、はい」
「じゃあいただきますね……」
『とりあえず敵意も無いですし、情報収集も兼ねて乗っかりましょうか』
『もしかしたらイオリのあれが発動しているのかもね』
二人はとりあえず適当なものを見繕ってコウから少し離れた二人席に座った。出口にも近く何かあってもすぐ出ることが可能な位置だ。
少し食べ進めたところでコウが話しかけてきた。
「二人さぁ、何か俺に聞きたいことあるでしょ?」
「よくわかったね!そうなの。じゃあ聞いても良い?」
「いっぞ!」
「いつからここにいるんですか?」
「ん?一時間くらいかな」
「本当にマスターさんなの?」
「本当にって……あ、今俺の近くにサーヴァントの気配しないから言っているんだな?」
「そうそう。こちらから言うのもなんですけれど無防備すぎません?」
「んー。まず俺、聖杯狙ってないんだよねー」
「えっ?」
「俺、卯月家だから金はいくらでも手に入るし、だから監督役に言って脱落するのも考えたんだけど……」
「けれど?」
「いや、誰もいないディ○ニーランドとかめったにない経験だしさ?それにオタク大好き聖杯戦争だろ?きっときっとエモがあるはず!というわけで俺は傍観者に徹するのでよろしく」
「じゃあ戦う必要が無いってこと?やったぁ!この聖杯戦争でサーヴァントをやっていますキャスターです。よろしくお願いしますね」
『あ、ついキャスターだって言っちゃったけれど大丈夫?』
『……まぁ大丈夫です。傍観者になろうとしているのは本当のようですし、真名さえ言わなければ』
「そういえばサーヴァントはどうしたんですか?」
「あ、サーヴァントはやりたいことがあるらしいから好きにさせた」
「好きにさせた?魔力供給は?」
「単独行動持ちだったからノー問題。足りなくなったら魔力供給してもらいに戻るらしいし」
「やりたいことってなんですか?」
「俺は傍観者だからなー教えるわけにはなー」
「えー少しで良いから教えてほしいですー」
「わかった少しだけだぞ、本当は別のサーヴァントを召喚しようと思ってたんだけれど。そしたら別の意味で大当り。色々普通じゃねぇのが出てきたわ。アーチャーじゃないのに単独行動持ちだから気をつけな」
「へぇ、じゃあこれくらいにしておきたしょう。他の方にもあなたのことは伝えておきましょうか?」
「ん、頼んだ」
「じゃあ行きますよキャスター」
「え?お金は大丈夫なの?」
「ここは夢と魔法の世界ですよ。お金なんか必要ありません」
二人は一応、コウを警戒しながら外に出る。
「……入り口側から来て、城側に行ったってことは拠点は外っぽいな。……駅か、ホテルか、駐車場だな」
コウの呟きは二人には聞こえなかった。
「雨が降ってきましたね」
「濡れちゃう……早く行こう!」
「それにしても天候まで再現するなんてすごいですね」
「そうだね。わたしも好きに天気が変えられたら傘さしたいなってときに雨にできるんだけどなー」
「……傘さしたいときなんてあります?」
二人は認識阻害の魔法もあってか雨が降り始めた以外は何の波乱もなく城の上まで辿り着いた。
「シンデレラ城の中にホテルがあるんだねーイオリしらなかった」
「一日一組しか泊まれないスイートルームらしいですよ」
「へーここ拠点にしたいなー駄目かなー」
「とにもかくにも目立ちますからねここ。それを活かして罠でも貼りましょうか」
「ちょっとあずきちゃん罠貼るのもいいけれどここに来た目的忘れてないー?」
「……あぁなるほど。早く景色が見たいんですね」
「うんうんカーテン開けて良い?」
「良いですよ」
シャー(カーテンが開く音)
「うわぁ良い景色!……あれ?」
「なにか空を飛んでますね……しかもまるで機体が制御不能かのようなアクロバットな飛行法で」
「えっとここは聖杯戦争関係者以外の生き物はいないはずだから……」
「サーヴァントしかありえません。下に居たときは気づきませんでしたからおそらく下からは認識し辛くなるような魔術をかけていたのでしょう……というかこっちに近づいてきません?」
「うわっ!本当だ逃げなきゃ!」
「もう間に合いません」
パリーン
「「ぶべっ」」
突入してきた謎の飛行物体はあずき達がいる場所を通り抜け、部屋の奥、あずき達の位置から見えない位置まで飛んで行て不時着した。
『声的に二人かな?ピンポイントでこの部屋に入ってきたし、敵襲?あとめっちゃ濡れた!』
『敵襲かどうかはわかりませんが、二人なのは確か。マスターとサーヴァントセットでしょう。それと白いなにかに乗っていたように見えましたからたぶんクラスはライダー。もしくは騎乗スキルがあるセイバー。何より一番問題なのは窓が割れて雨が入ってきたせいで濡れて戦う気がおきないってことでしょうか。……雨にしては水の量が大きかったような?』
『戦いになるかもしれないよね。赤いおじさん出した方が良い?』
『やめておいてください。窓が割れたので外からここが丸見えですから赤いおじさんみたいな大きなものだと見えてしまいます』
『わかったとりあえずあっちが来るまで待つね』
「いたたた……」
あずき達が警戒しながら見守っていると二人が立ち上がっていく。
その内の片方は何やら怒っているようだ。
『なんかめちゃくちゃ怒っているよね!?まだ顔もよく見えないのに伝わってくるよ?』
『ものすごい怒気ですね。こっちまでドキドキしてきました。攻撃の予兆かもしれないので注意してください』
ようやく二人の顔が見える。怒っている方の顔はまるで魔王のようにするどく……
「………………うわああああああああ!死ぬかと思ったぁ!コラー!ライダー!本当に死ぬかと思ったぞ!何が大舟に乗ったつもりでいてくださいだー!泥舟じゃないかっ!……あっ!そこの方々ごめんなさいね。お怪我ありませんでしたか?すいませんうちのライダーが……こらっ!お二人に謝って!」
「す、すいません……。マスターもお二人も」
「「い、いえ」」
『なんていうか……』
『良い人ですよね……』
「というかマスターこれ聖杯戦争ですよ!あちらの方々敵じゃないですか!怪我させたの謝ってどうするんですか!謝る必要ないですよ!」
「……はっ!確かに。フッフッフッ……フゥーッハッハッハッハッハァ!!下等生物の皆様、ごきげんよう。吾輩の名は……あっくん大魔王。今回の聖杯戦争ではライダーのマスターをやっている。恨みはないが戦いたくなければ逃げ出すことだな!……ところでまだ戦う勇気が持てないんですけれど今回は戦わずに友好的にしゃだめですか?」
「マスター弱気すぎません!?……まぁ確かにわたくしも能力にまだ慣れていないのに戦いたくはないのでできればそうしていただけるとありがたいんですが……」
「ちょっと考えたいので待っていただけませんか?」
「好きなだけ相談してくれて構わないですよあずきさん」
「分かりましたではお言葉に甘えて」
『どうする?』
『迷いますね。三択でしょうか』
『三択?戦闘すると戦闘しない以外に何かあるの?』
『戦闘しないに近いですが……同盟を組むという選択もありなんじゃないでしょうか』
『おっけーじゃあいつもの通りアンケート?』
『はい。お願いします』
【アンケートその5】
『あっくん大魔王があらわれた! どうする?』
Aたたかう
Bにげる
Cなかまにする
安価
>>91〜>>95
メタ的に考えると性格的に追っては来ないんだろうけど絶対逃がしてくれるとも限らないしなあ
直接戦闘能力は欲しいし時間遡行だけ隠しとけば問題ないだろうからC
戦略とか抜きにすると個人的に唯一コメントで暴れたことのある中なので共闘が見たいのでC
この先共闘できる相手がいるか不明だし、今のうちに数で有利な状況を作っていたほうがいいと思うので取り敢えず相手の数が減るまでの限定的という条件付きで共闘していたほうがいい気がする
描写し忘れていましたがちゃんと小麦粉や食糧は手に入れています
アンケート結果
『あっくん大魔王があらわれた! どうする?』
→C なかまにする
「こちらからの提案になるんですが同盟を組みませんか?勿論期間限定ですが」
「お、こちらから是非お願いしたい」
「期間は……とりあえず一組脱落したらということにしておいて必要性に応じて延長していくのはどうでしょう」
「情報はどれくらい開示する形で?」
「最低限戦っているときに連携できるくらいで良いんじゃないかな」
「なるほど……じゃあまず我輩から尋ねよう。そちらのサーヴァントのクラスと戦い方、それと今までに会った人について教えていただきたい。勿論こちらもなるべく知っている情報は開示しよう」
『良いよね?』
『妥当ですね。真名までなら言っても良いと思っていましたが』
「わたしのクラスはキャスター。物を召喚して戦うからサポート向きかな」
「キズナアイさんと透明になるサーヴァントがセットのチームと単独行動する男のサーヴァント。それとその男のサーヴァントととの関係性は不明ですが単独行動可能のサーヴァントがいて聖杯戦争を半分放棄しているマスター卯月コウには出会いました。そちらは?」
「うわぁすごく会ってるねぇ。こっちは単独行動する男のサーヴァントは見たぞ。あとは花畠チャイカと女の子のサーヴァントとのセットが何やらジェットコースターに乗っているのは見た」
「どの?」
「ビックサンダー」
「なるほど。そういえばキャストがいないようですけれどアトラクションは……?」
「勝手に動くようだ。人が誰一人乗っていないトム・ソーヤ島行きのいかだが動いているのを見たときは心霊現象かと思ってヒヤヒヤしたよ」
「ヒヤヒヤどころか『うわぁぁぁぁ動いてるぅぅ!幽霊か!?幽霊なのか!?!?』ってめっちゃ怖がっていたじゃないですか」
「……ライダー」
「こちらが知っている情報は開示するんじゃなかったんですか?というわけでわたくしの真名を教えますね。宝具が特徴的すぎて戦闘になったら一瞬でばれますし、突拍子もなさすぎて対策のしようもないと思いますし」
「こちらが教える必要は?」
「大丈夫です。教える必要があると感じたら教えてくださいね。というわけでわたくしライダーの真名はーデレデレデレデレデレデン!月ノ美兎ですー」
「「えっ?」」
「えっ?ってなんですかえっ?って信じられないようですのでもう一度言いますね。起立!気をつけ!こんにちは月ノ美兎ですー」
「あの……一つ聞きたいんですけれど」
「なんでしょうか」
「ライダー……って何に乗るんですか?」
「……それ聞いちゃいます?」
「さっき宝具が特徴的すぎて一瞬でバレるって言ってましたけれど……思いつかなくて」
「えっとぉ……洗濯機です」
「はっ?」
「えっ?」
「……ほらぁ!言ったじゃないですがマスター!絶対わたくしの召喚何かミスってるって!!わたくし一番の適性クラスはアサシンですよ!なんで洗濯機に乗って水の勢いで空を飛ばなきゃいけないんですか!マスターのミスですよこれ!」
「まぁまぁあとで監督役に聞いてみようって言ったであろう?……本当にそんな気がするけど」
「えぇっと……みとちゃんは洗濯機に乗るライダーでさっき大量にかかった水は洗濯機の水ってことですか?雨じゃなくて」
「あ、水は綺麗なんで大丈夫ですよ!雨降ってきたからバレにくいかなと思って空を飛んでみたら上手くいかなかったんですよねぇ。だから雨と水が混ざってます。乾かします?」
「こちらの魔法で乾かせるのでお気になさらず。まぁこっちもキャスターよりはライダーかフォーリナーって感じなのでアサシンがライダーっていうのもありえるんじゃないですか?」
「へぇそちらも。せっかく同盟を組んだんですし、わたくしたちこの後は監督役に抗議……じゃなくて挨拶しに行く予定だったんですけど一緒に行きません?」
「別に急を要することじゃないからそっちに何かやりたいことがあればそっちを優先してくれても構わないぞ。我輩もよければそちらに着いていくしな」
「別に何も予定はないけど……そうだ空を飛んでて何か見えました?」
「……あ、そういえばどこかで戦闘していたのが見えましたね」
「えっ?どこでですか?」
「ウェスタンランド……だったような」
「野次馬根性で行ってみましょうか?そちらでも良いですよ?」
『さてどっちに……ってアンケートかな?』
『はい。一応まだ完全に信用してはないので見えないようにお願いしますね』
【アンケートその6】
『このあとどうする?』
A監督役にこう……会いに行こう!
B戦いをやじ……偵察しに行こう!
>>101〜>>105
監督役に会いに行っている間に戦闘が終わっていたら情報が得られないのでBの方が大事な気がする
もう決まっちゃったが監督役の方いっても何かしらとバッティングして情報は手に入ると思うぞ
こういうのって意味の無い選択肢はあまり作らないだろうし
今のところ大体作者がこっち選ぶかな?って思っているものじゃない選択肢が選ばれています
新スレの方も楽しみです。余談ですが元々のプロットではライダーはアカリちゃん予定で急に変更したのですが被らなくて良かったです
アンケート結果
『このあとどうする?』
→B戦いをやじ……偵察しに行こう!
現在地:ウエスタンランド
『今、あなたの頭の中に話しかけています……力が欲しいか……?』
『力よりもファミチキください』
『こいつ直接脳内に……!』
『二人とも人のテレパシーで遊ぶのはやめよ?キャスターさんに負担がかかるだろう?』
『全然疲れないから心配しなくても大丈夫ですよあっくんさん』
『そうなのか?なら良いけれど……』
『暇があったらわたしに対してずっと話しかけてきますからね。間違いなく負担ではないと思いますよ?……さてそろそろ見えてくる頃ですね。何がでてくるんでしょうか。鬼が出るか仏が出るか。あずきはツチノコが出てきてほしいですね』
『ツチノコは出ないだろう……と言いたいところだけれど、上からはよく見えなくて何か戦ってるなぁって感じしかわからなったから否定は出来ないなぁ』
そんなことをテレパシーで話していると目的地に辿り着いた。
そこは背景に湖と鉄道が映えるウエスタンランドの一角で男サーヴァント、女サーヴァント、そして一人のマスターが戦っていた。
『あのマスターは……ま、間違いない。のらきゃっと様だ……ちゅう』
『あっ!マスターが錯乱を!そういえばうちのマスターはねずみさんでしたね!聖杯戦争である以上いずれは敵になりますが戦えるんですか!?』
『……ごめんあずきちゃんとキャスターちゃん。我輩は真に同盟を組むべきお方を見つけてしまったようだ。同盟を解除させてもらっても良いかな?』
『何言っているんですかマスター!錯乱しないでください!今更引き返せませんよ!』
『いや、でも……』
『デモもストもありません。ちょっと殴らせていただきますよ?』
『えっ、なん』
ゴン
『あ、本当に殴った』
『みとちゃん暴力はだめだよー』
『良いんですよ。混乱しているときは対ショック療法です。壊れかけのテレビとホンシツは変わりません。それよりサーヴァントの戦い方を観察しましょうか』
『片方は竹刀、もう片方は槍っぽいね』
『竹刀ってことは剣持さんでしょうか』
『わたくしも剣ちゃんだと思います。……槍の方はちょっとわからないですね』
『……あのランスはたぶんモンスターハンターのランスだと思うぞ』
『あ、おかえりー』
『あっくん大魔王さん頭大丈夫ですか?』
『……あずきちゃんが言うとわざと言っているのかそうじゃないのかわからないな』
『???わざとじゃなかったらなんなんですか?』
『……まぁともかく、あの槍は昔モンハンをやったときに見たから間違いないと思うぞ』
『なるほど。そういえばわたくしも実況プレイで見たことあるような気がします』
『モンハンなんてかなりのVtuberがやっているでしょうし、全然絞り込めないでしょうね』』
『まぁ、それでもランサーの情報がまったく無いとは言えないぞ。どうやらのらきゃっと様のサーヴァントがランサーみたいだ
『セイバーのマスターはどこにいるんでしょうか』
『セイバーのマスター……近くで隠れているのかなぁ?』
『あのセイバーが単独行動持ちでないならそうでしょう。この世界の行動可能な範囲が狭いせいか本来の聖杯戦争よりもサーヴァントとマスターが離れたときの魔力消費が多く設定されているようですし……わたくし飛んでるときにマスター落としたら、わたくしもやばかったかもしれませんね』
『我輩そのときは死んでるもんね!!そりゃ魔力供給無くなるからね!』
『あ、なんかセイバーさんがしゃべっているみたいだよ?』
『遠くて聞こえませんね。近づいてみます?』
『それはちょっと危ないんじゃない?セイバーのマスターがどこにいるかわからないし、このままここに居て、戦いを眺めながら不意打ちに備えていた方が良いんじゃないかなー』
『我輩的には喋りながら戦っているのなら足元が疎かになっているだろうし、安全なここからちょっかいを出すのもありじゃないかと思っているのだが。ちょうどそういうのが得意なキャスターがいることだし、バレたら逃げるのが得意なライダーもいる』
『四人も乗れますかね洗濯機。少しサイズは調節できるみたいですけれど定員が……いや、洗濯機の定員ってなんなんでしょうかね。ちなみにわたくしは相手も読めたところですし、大人しく退散しても良いんじゃないかなって』
【アンケートその6】
『セイバーVSランサー&のらきゃっと!どうしよう?』
A 近づいて何を喋っているか聞く
B セイバーにちょっかいを出す
C ランサーにちょっかいを出す
D 不意打ちに備えながら現状維持
E 帰りますわわたくしは
>>112〜>>118
楽しみにされてるようで有難いです
ご期待に添えるよう頑張ります
あとキャラ被りしても宝具は違うと思うので大丈夫かと
安価は二人が同盟組んでも戦い続けても情報アドなのでD
そろそろ動いてもいいと思うので少し危険を冒してA
せっかく共同で人数がいるのだから数名が周りを警戒して残りが情報を得るために近づいてみてほしい
割と一時的に3陣営連合組んでも良さそうなのでとりあえずA
ねずみさんいるならランサー陣営とはある程度の交渉はできそうだし
のらちゃんと同名組めたらあっくんの士気も上がって戦力アップにつながりそうなので、
取り敢えず話している内容を聞き仲間になってくれるかどうかの確認くらいはしてみたいのでA
突発的Q&Aコーナー
Qディ○ニーランドって聖杯戦争するには流石に狭くないですか?
A再現するときに全体的に本来の二倍程度の大きさにしているという設定です。
それでも狭いと思ったので駅、駐車場、ホテルなども足していますし、全体的にサーヴァントの能力は抑えぎみになっています
Qなんかイオリン好戦的だし賢くない?
A話が進まないので……
Qルーラーはいる?
Aいません
Qラスボスポジションはいる?
Aいます。が、選択肢の取り方によってはラスボスが変わったり、そもそもいなくなったりします
アンケート結果
『セイバーVSランサー&のらきゃっと!どうしよう?』
→A 近づいて何を喋っているか聞く
『……わたしさっきはそのままって言ったけれどやっぱりあずきちゃんに意見合わせることにするよ』
『二票入りましたしこれで決定ですかね』
『話を聞いてみてその後の動きは判断することにしよう』
四人はこっそりと戦っている三人の声が聞こえるくらいの位置まで近づいた。
彼女達の耳に聞こえるのは遠くのアトラクションの音、近場を走る機関車の音、そして三人の話声だけ。
「あの、こっちは探し人がいてその人以外と戦闘する気はないので見逃してほしいんですけれど」
「左右とも言われるセイバーがマスターと離れて行動しているタイミングなんて滅多にありませんし、これを逃したらこのチャンスがいつ来るかなんてわかりませんからね……ご認識です。左右……俳優……最優……できました」
「僕単独行動持ちなんですけど。マスターと離れても変わりませんよ?」
「2VS2よりも2VS1の方が楽ですし、ランサー的にも孤高感醸し出している人を追い詰めるのって楽しいじゃないですか?だから逃がす気は無いよ〜?」
『セイバーは戦闘したくなくて、ランサー側が戦闘したいのか』
『あずきも同じ条件なら逃がしたくは無いですからね』
『それにしてもやっぱりセイバーのマスターはお二人が出会ったコウさんなんでしょうか?』
『単独行動持ちって言ってるしそうなんじゃない?……!!』
イオリが何かに気がついた。
「後ろから何か来るよ!危ない!!」
イオリがそう言った直後、背後から矢が飛んでくる。
「うわぁ!あぶなっ!」
イオリは予知能力でいち早く矢が飛んでくることを察知し、テレパシーよりも早く情報を伝達させることができる肉声でそのことを伝えるなど最善の行動をした。
そのお陰かひとまずなんとか全員回避することに成功した。が、
「これは奇襲!?……ぐっ!」
それでも運がなかったのか二本目、三本目と飛んでくる内にあずきに矢が当たってしまった。
「あずきちゃん大丈夫!?」
「脇腹に一撃食らって、しまいました。死にはしませんが、かなり痛い……です」
「こっちのライダーも一発喰らったぞ!こ、これは早急に離脱しないとまずい!そうじゃないと三人にバレ」
「あ、大魔王様じゃないですか。人間ダーツですか?面白そうなことやってますね。私たちも混ぜてくださいよ」
「の、のら様!?えっとぉ……う、うわぁ!また矢が掠めた!!ご、ごめんなさいぃー!!」
「キャスターさん!わたくしの宝具は使用可能です!どうします!?うわっ!あぶなっ!」
(矢はどこから飛んできているか分かってないし、後ろからはさっきまで戦闘していた三人が来ている……離脱するべき状況だけどあずきちゃんとみとちゃんは矢に当たっちゃったし、大魔王さんは今、矢の集中砲火をくらってる。どうやって逃げるか考える余裕があるのはイオリだけ。ど、どうしよう。携帯で聞くのも今じゃ無理だし……もしかしてテレパシーを使えばこの状況でもみんなさんにアドバイスを頼めたりしないかな?とりあえずやってみよっ!)
『右目さん……右目さん……お願いです。イオリに力を貸してください』
アンケートその8
※注意!この選択肢の中には死亡してしまう選択肢が『多く』あります。気をつけて選びましょう!(この警告は今回限りなので次回からはうっかり死なないように気を付けてネ)
『前門の虎!後門の狼!逃げなきゃ!』
A 弓が飛んできている方向に走って脱出
B 三人がいる方向に走って脱出
C 弓の方向でも三人がいる方向でもない方に走って脱出
D ライダーの宝具を使用!上空に脱出
E イオリの宝具を使用!巨大なキノコを前後に出してとりあえずをしのいで隙ができたところで脱出
>>126〜>>132
ABCは普通に考えて的になるだけだしDも目立つし落ちる危険性もあってEはこっちの視界も塞がれる…
とりあえずは安全そうなEで
B
的が増えるからこちらに飛んでくる矢が減るはず
三人に関しては襲われる可能性はあるけど同盟組んだわけでもないしお互い警戒して動きにくいはず、それに矢が飛んでくる方に注意がいくはずだし、賭けになるけど死ぬ確率は高くないと見た
B 三人がいる方向に走って脱出
セイバーは戦闘に消極的だし、ランサーも流石に近接距離で3騎相手はしたくないだろうと踏んで
負傷した状態で弓兵から走って逃げるのは難しそうだし、隙を伺っているうちに傷ついた相手から潰そうとランサーまで来たらやばいのでライダーの宝具で一気に距離を稼いだあとに安全な場所に移動して治療に専念したほうがいいと思ったのでD
関係ないけど、ランサーがモンスターハンターのランスで人を追い詰めるのが好きという発言からシロちゃんを連想しちゃった。
のらシロコンビなら嬉しいので正体が気になる
「D」
ライダーの宝具は認識阻害(わたくしで隠さなきゃ)の効果があるっぽい?ので賭けてみる
今さっき墜落したばかりで不安だけど…w
D
大きめの洗濯機を出せば盾にしながら移動できるし向き次第で飛んでくる矢を水流で防げるのでなんとかなりそう。
操作性は悪いけど走るよりは生存率上がると思う。
ちなみに死亡率は3/5でした
テレパシー受信結果
『前門の虎!後門の狼!逃げなきゃ!』
→D ライダーの宝具を使用!上空に脱出
「ライダーさんの宝具を使おう!みんなさん集まって!」
「……はい、分かりました!」
矢を避けながらライダーの元に集まる。
「みなさん集まりましたねっ!じゃあ行きますよ!宝具解放!」
『月に見とれた兎はもっと高く跳べるの(オンザウォッシングマシン)!』
宝具解放によりライダーの目の前に巨大な洗濯機が現れ、全員が乗り込んだ。
「飛びますよっ!しっかりどこかに掴まってください!」
しかし、飛ぶことはできない。
『虚空の中に膝をつけ(ノーコネクション)』
「!!何かつっかえたように上昇できません!」
「無駄ですよ?僕の宝具であなた方の頭上を虚空にしました。『無い場所』を通ることはできません」
「剣ちゃんどうして!」
「……やっと見つけたんですよ。僕が探し求めていた人間が!」
「……どうやらその探し求めていた人間というのはわたくしのことのようですね。穏便に済ませてくれると嬉しいんですけれど……」
「あぁ、さっきの戦いの中で言っていた頃したい人ですか?じゃあ穏便は無理ですね」
「その通りですのらきゃっとさん。だから逃がす訳には行かないんですよねぇ……とりあえず関係無い邪魔なのがいるので先にカタづけてしまいましょう。あ、のらきゃっとさん手を出さないでくださいよ?」
「うちのランサーが納得しているので大丈夫ですそれより私たちはあっちの矢をカタづけてきますよ」
「というわけで聞いてました?そこのお二人さん」
「……あずき達のことですか?」
「そうです。僕が用があるのはライダーです。なので先にあなた達に御退席願おうと思いましてね」
「じゃあ逃がしてくれません?」
「ちょっあずきさん裏切るんですか!?」
「この状況ではそれぐらいしか打開策が思いつかないのでね。それでどうなんですか剣持さん」
「嫌ですね。そもそも全員殺すつもりですし……あ、たぶん気づかれていると思いますけどそこからはもう逃げられませんよ。あなたたちの周りは虚空で囲っているので」
「……でもこれじゃああなたも入れないのでは?」
「……僕には対虚空の宝具があるんですよ。『刀と也て虚を穿つ(シャープネス…)』」
剣持の持っていた竹刀があずきとイオリに降りかかる
「っ!!」
二人は竹刀とは思えない威力の攻撃を喰らい、意識が遠のいていく
「さて、次は本命の……月ノ美兎さんですね」
DEAD END
▼残念なことに死亡してしまいました
▼宝具が自動で発動します
▼『お手を拝借(ベストウェイトゥーエンド)』
▼残り回数一回(+α)
scene03 ≪Re:想定外さんがいっぱい≫
「……やられちゃったね」
「やられましたね。イオリさんだけリセットかかるのかなと思っていましたがあずきもOKなんですね。少し驚きました」
「……何がいけなかったんだろうね?」
「全体的に警戒が足りてなかったですね。あと不用意に宝具は使わない方が良いかもしれません。どこの誰に恨まれているかわかりませんからね」
「うーん。剣持さん怖かったな……なんか優先的に倒したい感じ?」
「そうですね。でもあの虚空がチートすぎて対策方法がおもいつきません」
「そういえば今ってどのタイミングなの?」
「記憶が定かならば駅の中で次どこに行くか決めていたところですかね」
「行く場所変える?」
「うーん悩ましいですし、アンケートしましょう。あずきまで宝具の対象ならアンケートに答える側も記憶引き継ぎなきがしますし、前と同じで良いですかね」
「前と同じ?さっきやられちゃった場所は候補に入れたりしないの?」
「あ、良いですね。加えますか。とりあえず行く場所3つのアンケートを取ってから、選んだ3つ行く順番のアンケートをとりましょう」
「行く順番?」
「はい、行く3つの場所が決まったらあずき達がレストランに行ったタイミング・シン○レラ城に登ったタイミング・セイバーVSランサーのタイミングの3つのタイミングに割り振ります」
「なるほど。つまりセイバーVSランサーより早く行ければ戦いを止めたりできるわけだ」
「はい。じゃあまずは行く場所の選択肢ですね」
【アンケートその4+】
『Re:これからどうする?』
3つ選択してください
A 探索だ!園内を一週する
B 監督役に会いに北へ行こう!
C 食糧調達!レストランへ
D 罠を作ろう!駅にしばらくいる
E 上から観察!城の頂上へ
F あそこにもう一度!戦いの場所へ
>>138〜>>142
F 先は出来なかったセイバーランサーの情報収集
E 共闘者はぜひともキープしたい
B 監督役はラスボス候補(偏見
アンケート結果
『Re:これからどうする?』
B 監督役に会いに北へ行こう!
C 食糧調達!レストラン
E 上から観察!城の頂上へ
【追加アンケート】
『どの順番で行く?『』
A BCE
B BEC
C CBE
D CEB
E EBC
F ECB
コウは傍観者になってると言っても自分の鯖(恐らく力也)に情報を与えたりはするかもなので委員長と一緒に行動してるところは見られたくないのと、Eを後回しにすると委員長と出会えない可能性もあるのでD
割と安全に事を切り抜けられそうなのでA
キャスターは真っ向勝負では弱いのでまずは戦闘を避けたい
同じルートだし100辺りまでワープする感じかな?
とても楽しみにしてるので頑張って下されー
ちなみに型月警察がくる前に言っておきますがこの作品においても『魔法』と『魔術』はきちんと区別されています。なので魔法という表記は『夢と魔法の世界』という形でしか使っていません
イオリンの宝具は第二魔法に近しいものと考えて構いません
アンケート結果
『これからどうする?+』
D レストラン→城→イッツアスモールワールド
二人は駅を出て入場ゲートに辿り着いた。
「あ、持ちものもリセットされてますし、マップを取っておきましょう」
「おっけー。前と同じようにおみやげの方も取るよ」
ワールドバ○ールまでやってきた二人は適当なレストランを選んで食糧と小麦粉を入手したあと、コウがいたレストランの入り口の手前で一度止まった。
「このままならコウさんに会わずに済むけれどどうするの?」
「……行きましょう。剣持さんについて話も聞きたいですし」
「アンケートは?」
「一々アンケートする必要はありませんよ。いざというときに指示が無いと動けないのでは困りますしね。戦場の中でのさっきの咄嗟の判断力良かったですよ。結果的に失敗してしまいましたが、あんな展開予想できませんし仕方ないかと」
(テレパシーでアンケートできるようになったのは秘密にした方が良さそう……)
「じゃあ入るよ。そろーりそろーり」
「よう!お嬢ちゃん方!君達もお食事かい?」
「「……」」
「あれ?こういう言い回しだと女子からの印象が良いって……コホン!俺はにじさんじ公式ライバー卯月コウ。この聖杯戦争でマスターもやっているけれど何かよう?」
『やっぱりいるんだねー』
『セリフ回しもこんな感じでしたし、この感じなら前回と同様にライダー陣営とも合流できそうですね』
「あのーお二人さん?ご飯ならある程度調理済のやつが置いてあるから好きに取って食べて良いって監督役が言ってた……言ってましたよ」
「はい」
「いただきます」
『ただでさえご飯食べるの好きではないのに、体感ではついさっき食べたばかりなものをもう一度食べるのは嫌ですので……イオリさんさっきと食べるの逆にしません?』
『良いよ!』
二人は前回と同じコウから少し離れた二人席に座った。出口にも近く何かあってもすぐ出ることが可能な位置だ。
少し食べ進めたところでコウが話しかけてきた。
「二人さぁ、何か俺に聞きたいことあるでしょ?」
「よくわかったね!そうなの。じゃあ聞いても良い?」
「いっぞ!」
「いつからここにいるんですか?」
「ん?一時間くらいかな」
「本当にマスターさんなの?」
「本当にって……あ、今俺の近くにサーヴァントの気配しないから言っているんだな?」
「そうそう。こちらから言うのもなんですけれど無防備すぎません?」
「んー。まず俺、聖杯狙ってないんだよねー」
「えっ?」
「俺、卯月家だから金はいくらでも手に入るし、だから監督役に言って脱落するのも考えたんだけど……」
「けれど?」
「いや、誰もいないディ○ニーランドとかめったにない経験だしさ?それにオタク大好き聖杯戦争だろ?きっときっとエモがあるはず!というわけで俺は傍観者に徹するのでよろしく」
「じゃあ戦う必要が無いってこと?やったぁ!この聖杯戦争でサーヴァントをやっていますキャスターです。よろしくお願いしますね」
『大体こんなかんじで喋ったような気がするけれどどうかな?』
『たぶん完璧じゃないですか。前回の会話まるごと音声パスワードにしていても解除できていると思いますよ』
「そういえばサーヴァントはどうしたんですか?」
「あ、サーヴァントはやりたいことがあるらしいから好きにさせた」
「好きにさせた?魔力供給は?」
「単独行動持ちだったからノー問題。足りなくなったら魔力供給してもらいに戻るらしいし」
「やりたいことってなんですか?……復讐とか?」
「……俺は傍観者だからなー教えるわけにはなー」
「えー少しで良いから教えてほしいですー」
「わかった少しだけだぞ、本当は別のサーヴァントを召喚しようと思ってたんだけれど。そしたら別の意味で大当り。色々普通じゃねぇのが出てきたわ。アーチャーじゃないのに単独行動持ちだから気をつけな」
「へぇ……そのサーヴァントたぶん見ましたよ」
「……ふぅん。真名とか分かる?」
「分かると言ったら?」
「……別に何もしないよ。まぁ宝具が特徴的だからね。バレることもあるだろうし、俺はさっきも言ったが傍観者。アイツのしたいことと俺は関係無い」
「ちなみに一応答え合わせしても良いの?」
「オーケー。フルネームで答えな」
「剣持刀也さん」
「……正解。正解のご褒美に良いものやるよ」
「これは……ビデオカメラ?」
「そう。あ、何も細工はしていないから安心しな?それでこれを渡した目的だけど……このビデオでエモいシーンを撮影して俺に見せてくれたら剣持のスペック一つずつ教えてやるよ」
「……そういえばエモの探究者みたいな称号がありましたね」
「こっちが言うのもアレですけど剣持くんが不利になっちゃうからこんなことしちゃダメなんじゃないの?」
「いーのいーの。流石に致命的になりそうな部分は言うつもりないし、アイツはやりたいことの為に手段を選ばないって言っていたからな。俺も同じようにするさ」
「???別にそれって理由にならなく無いですか?」
「……こっちにも色々あるんだよ。だから大丈夫。それより喋っている内に食べ終わったようだけれど出ないのか?」
「あ、そうですね。ごちそうさまでした。良いのが撮れたらまた来ますよ」
「おぅ!もし来たとき俺がいなくてもここに時間と場所を買いた伝言メモでも置いてくれればそこに行くから心配しなくていいぞ」
「はぁい」
二人は一応、コウを警戒しながら外に出る。
「……入り口側から来て、城側に行ったってことは拠点は外っぽいな。……駅か、ホテルか、駐車場。色んな意味で注目しときたいから要チェックっと」
コウの呟きは二人には聞こえなかった。
「雨が降ってきましたね」
「じゃあそろそろ城に二人が来るかな?」
「そうですね。せっかくだから早めに行ってどこから飛んでくるかチェックしたいところですが。……あ、認識阻害やってませんね。やっときましょう」
「あ、ありがとう。あとね、これから濡れる予定だし、そこにあるレインコート貰っとこっか」
前回同様二人は認識阻害の魔法もあってか雨が降り始めた以外は何の波乱もなく城の上まで辿り着いた。
「早く景色を見ましょう」
「カーテン開けるね」
「はい。方向を手分けしてどこから飛んできたか明らかにしましょうか」
シャー(カーテンが開く音)
「じゃあイオリはワールドバザールの左側見るね!」
「じゃああずきは右側担当で」
数分後……
「あーあれですね。やっと見つけた。もう空を飛んでる……そういえばあっちも認識阻害かけて飛んだとか言ってましたねぇ」
「ほんとだ。前回は混乱して良く見えなかったけれど本当に水が吹き出て空を飛んでるね。すごーい!」
「あの量じゃ空飛べなくないですか?……まぁ魔術ですし何でもありですかね」
「そろそろ避けとく?」
「そうしましょう」
パリーン
「「ぶべっ」」
突入してきた謎の飛行物体はあずき達がいる場所を通り抜け、部屋の奥、あずき達の位置から見えない位置まで飛んで行て不時着した。
『レインコートあってよかったね!』
『ウェッティーじゃなければ気分も下がりませんしね』
「いたたた……」
あずき達が見守っていると二人が立ち上がる。
その内の片方は何やら怒っているようだ。怒っている方の顔はまるで魔王のようにするどく……
「………………うわああああああああ!死ぬかと思ったぁ!コラー!ライダー!本当に死ぬかと思ったぞ!何が大舟に乗ったつもりでいてくださいだー!泥舟じゃないかっ!……あっ!そこの方々ごめんなさいね。お怪我ありませんでしたか?すいませんうちのライダーが……こらっ!お二人に謝って!」
「す、すいません……。マスターもお二人も」
「「い、いえ大丈夫ですよ」」
「というかマスターこれ聖杯戦争ですよ!あちらの方々敵じゃないですか!怪我させたの謝ってどうするんですか!謝る必要ないですよ!」
「……はっ!確かに。フッフッフッ……フゥーッハッハッハッハッハァ!!下等生物の皆様、ごきげんよう。吾輩の名は……あっくん大魔王。今回の聖杯戦争ではライダーのマスターをやっている。恨みはないが戦いたくなければ逃げ出すことだな!……ところでまだ戦う勇気が持てないんですけれど、今回は戦わずに友好的にしゃだめですか?」
「マスター弱気すぎません!?……まぁ確かにわたくしも能力にまだ慣れていないのに戦いたくはないので、できればそうしていただけるとありがたいんですが……」
「……逆にこちらからの提案になるんですが同盟を組みませんか?勿論期間限定ですが」
「お、こちらから是非お願いしたい」
「期間は……とりあえず一組脱落したらということにしておいて必要性に応じて延長していくのはどうでしょう?」
「情報はどれくらい開示する形で?」
「最低限戦っているときに連携できるくらいで良いんじゃないかなぁ?」
「なるほど……じゃあまず我輩から尋ねよう。そちらのサーヴァントのクラスと戦い方、それと今までに会った人について教えていただきたい。勿論こちらもなるべく知っている情報は開示しよう」
「わたしのクラスはキャスター。物を召喚して戦うからサポート向きかな」
「キズナアイさんと透明になるサーヴァントがセットのチームと単独行動する男のサーヴァント。それとその男のサーヴァントととの関係性は不明ですが単独行動可能のサーヴァントがいて聖杯戦争を半分放棄しているマスターの卯月コウには出会いました。そちらは?」
『あ、そういえば剣持くんとランサーとアーチャーの話は言わないの?』
『完全に味方というわけじゃないんですからある程度の優位性は取っておきましょう。あとアーチャーといえば一つ思い出したことがあるので後で話します』
『おっけー』
「うわぁすごく会ってるねぇ。こっちは単独行動する男のサーヴァントは見たぞ。あとは花畠チャイカと女の子のサーヴァントとのセットが何やらジェットコースターに乗っているのは見た」
「どの?」
「ビックサンダー」
「なるほど。そういえばこの世界にはキャストがいないようですけれどアトラクションは……?」
『そういえば戦闘場所はビックサンダーマウンテンからもそう離れてない場所だね』
『花畑チームがアーチャーかもと……そうかもしれませんね』
「勝手に動くようだ。人が誰一人乗っていないトム・ソーヤ島行きのいかだが動いているのを見たときは心霊現象かと思ってヒヤヒヤしたよ」
「ヒヤヒヤどころか『うわぁぁぁぁ動いてるぅぅ!幽霊か!?幽霊なのか!?!?』ってめっちゃ怖がっていたじゃないですか」
「……ライダー」
「こちらが知っている情報は開示するんじゃなかったんですかぁ〜?というわけでわたくしの真名を教えますね。宝具が特徴的すぎて戦闘になったら一瞬でばれますし、突拍子もなさすぎて対策のしようもないと思いますし」
「こちらが教える必要は?」
「大丈夫です。教える必要があると感じたら教えてくださいね。というわけでわたくしライダーの真名はーデレデレデレデレデレデン!月ノ美兎ですー」
「「えっ?」」
「えっ?ってなんですかえっ?って信じられないようですのでもう一度言いますね。起立!気をつけ!こんにちは月ノ美兎ですー」
「あの一つ聞きたいんですけれど。ライダーって何に乗るんですか?さっき宝具が特徴的すぎて一瞬でバレるって言ってましたけれど……思いつかなくて」
「それ聞いちゃいますか。聴いちゃいますか……えっとぉ……洗濯機です」
『たしか【月に見とれた兎はもっと高く跳べるの(オンザウォッシングマシン)】でっけ。イオリも空飛びたいなぁ、結局さっきは飛べなかったし』
『洗濯機でですか?本当に洗濯機で空飛びたいんですか?』
『……う、うん』
「……マスター!無言ですよ!無言!微妙な微笑みで返されましたよ!絶対わたくしの召喚何かミスってます!わたくし一番の適性クラスはアサシン。もしくはバーサーカーですよ!なんで洗濯機に乗って水の勢いで空を飛ばなきゃいけないんですか!」
「まぁまぁあとで監督役に聞いてみようって言ったであろう?」
「こっちもキャスターよりはライダーかフォーリナーって感じなのでアサシンがライダーっていうのもありえるんじゃないですか?」
「へぇそちらも。せっかく同盟を組んだんですし、わたくしたちこの後は監督役に抗議……じゃなくて挨拶しに行く予定だったんですけど一緒に行きません?」
「良いね!わたしたちもそのつもりだったしそうしよっ!」
「じゃあ早速抗議だな……我輩のミスってことで落ち着きそうだから行きたくないなぁ」
現在地:イッツアスモールワールド内部
「ほい!よく来ましたね。聖杯戦争参加者のあっくん大魔王さんに木曽あずきさんですね。僕は今回の聖杯戦争の監督役のとろき……届木ウカです」
「ウカ様こんにちは。最初の口上で伝わっていましたけれどウカ様が監督役なんですね……ラスボスですか?」
「違います。僕はほぼ公平で公正ですからね。今回の聖杯戦争ではほとんど権限はありません。だから勿論今僕に話しかけてくれたサーヴァントさんが誰だかもわかっていませんよ」
「本当ですかー?実は聖杯が泥被ってたりしません?」
「今回ら純粋に策謀とVtuberへの知識が問われるルールですからね。泥みたいな不確定要素はなるべく取り除いていますよ。だから監督役の権限が弱くて、もし不備の事態があれば援軍を呼ぶことになっています。そもそも今回エクストラクラスは召喚されないようになっているはずですし、そうそうそんな事態は起こらないと思いますが」
「……えーっと残念ながらたぶん不測の事態自体はもう発生してますよ?援軍を呼ぶほどではないとは思いますが」
「へ?何があったんです?」
「召喚されたサーヴァントのクラスが適性クラスじゃないっぽいんですよねー」
「……真名聞いても良いですか?」
「起立、気をつけ!ライダーの月ノ美兎ですー」
『わたしも真名言っても良い?』
『オーケーです。ここで渋ったらあとで後悔するかもしれませんし、クラスがおかしいのですからそう簡単に弱点は突かれませんよ』
「キャスターのヤマトイオリです」
「へぇイオリンだったんですね。キャスター」
「そうなの。すぐ言わなくてごめんねみとちゃん」
「別に謝る必要はないですよ。これ聖杯戦争ですし当然かと」
「……調べてきました。確かに美兎さんの適性クラスはアサシンかバーサーカー。イオリさんの適性クラスはライダーかフォーリナーでした。召喚されていて宝具もある以上は聖杯戦争やる上では問題無いんですけれど……うーん」
「何かあったのか?」
「えーっと。公平性の為に詳細は省くのですが、実はさっき別の方からも同様の苦情が入ったんですよね」
「クラス適性じゃない?」
「はい。きちんと宝具もありましたし、クラススキルも持っていたのでお帰りいただいたんですけれど……三件となると流石におかしいですね」
「もしかしたら他の人も同じ感じかも」
「はい。始めてのルールでしたし、何かそこでミスがあったのかもしれません。ちょっと調べるために援軍を呼びます。それまで……ここで休んでいても構いませんよ?」
「いえ、拠点があるのでそこで休みます。ここでずっと休んでいたら他の人達に出遅れてしまいそうですし。では」
「何かわかりましたら使い魔でお呼びしますね」
現在地:イッツアスモールワールド外
「雨強くなってきましたね」
「さて、我輩達は一度拠点に戻って休もうと思うのだがどうかな?拠点を壊してしまった代わりと言っては何だが……」
『もしかして二人はイオリたちの拠点がお城だって勘違いしているのかな』
『まぁとりあえず勘違いさせとくに越したことはないですし、それよりこのあとどうします?』
『えっ?大魔王さんとみとちゃんにお世話になるんじゃないの?』
『それもありではありますが……一応のことを考えて自分の拠点に戻ったり、例の戦闘場所を見に行くのもありかなと』
『第二拠点作るのはどう?』
『どこにですか?』
『アトラクションの中なら目につかなそうだし……あ!イオリキャスターですし白雪姫のアトラクションなんかはどう?』
『洒落てますね』
『じゃ、アンケートするけど……』
『良いですよ。二人が変に思わない内にお願いしますね』
【アンケートその5】
『雨がひどくなってきました。どうしよう?』
A ライダーの拠点にお邪魔する
B 駅に戻る
C 戦いの結果を見に行く
D 白雪姫の新拠点へ
>>167〜>>171
C興味あるがいって勝ち残った方とアーチャーに挟まれたらやばいよなあ
というわけで安全そうなC
Aかなあ
そこで何かを召喚して拠点の防御につけてあげればしっかり懐柔できそう(裏切る時の先手、裏切られた時の報復装置としても)
アンケート結果
『雨がひどくなってきました。どうしよう?』
→A ライダーの拠点にお邪魔する
「じゃあお願いしましょうかね」
「じゃあ行くか。広がっていたり遮蔽物が増えているとはいえ、ここからかなり近い位置だから探知される可能性は低いので安心してください」
数分後……
「フハハハハ!ここが我輩達の拠点だ!」
「なるほど○ーさんのハニーハント……大魔王の居城としては中々ファンシーですね」
「○ーさんだぁ!イオリ映画観たよ!実写の!」
「なんにもしないって最高の何かにつながることなんだ。でしたっけ。わたくしも観ましたよ。……別にわたくしゲデモノ映画しか観ないわけじゃありませんよ?」
「……あずきはなんにもいないでおくのは嫌なのでここに防衛用の魔術かけても良いですか?」
「……どんな魔術で?」
「何か来たときにチェックができる『眼』です。あ、お二人にも同期させましょうか?」
「そうしてくれるのはありがたいけれど……我輩達にも同期可能?それってすごく……あぁなるほどあずきちゃんの得意な魔術分野はそういう方向性だったのか」
「魔術分野?」
「へぇ、サーヴァントにはこの情報は伝わっていないんですね。マスター側の魔術師達は聖杯戦争に参加するときに全員使える汎用的な魔術の他に一つか二つくらい得意な魔術分野の知識を与えられるんですよ」
「そ、我輩では監視魔術はともかくとしてそれを同期させるなんていう芸当は出来ない。それで固有の魔術かなっと」
「ちなみにあっくん大魔王さんの得意な魔術は?」
「流石にそれは秘密」
「……教えてくれなかったらここで大声で『にじさんじサイコー!』って叫びますよ?」
「えげつなっ。……それでも秘密だ。というか本気でやる気は無いだろう?」
「秘密にして良いのかい?オレはマジでやれるぜ?……って恰好つけた言い回しで言いたいところですけれどご明察の通りやる気は無いので……ここは諦めようと、思いますー」
「……あずきさん。よく堂々と同盟破棄を匂わせられますね」
「マジでやれるので」
「……その一貫して表情が変わらないのは凄いですね」
「とりあえずこちらで休んでくださいね。一旦プライベートは欲しいでしょう?アナタ達もわたくし達も」
「わかりました」
あずき達は○ーさんのハニーハントの中でもライダー陣営が本殿として構えている場所から少しだけ離れた場所に通された。
あずきは自分からテレパシーを出せないのでイオリにテレパシーを求めるサインを出す
『はい。あずきちゃんお話?口で直接言ってくれれば良いのにー』
『そうする方が楽なのは承知してますが……この世界ではあの二人も私たちがテレパシーを使えることを知らないので、隠せるものは隠しましょう』
『なるほどねーそういえばさっきの話の続きになるけれどあずきちゃんは何の魔術が得意なの?一つじゃないんでしょう?』
『よく分かりましたね……予知ですか?あずきが使えるのは眼の魔術と魔術探知の魔術です』
『罠があるかどうか分かる感じ?』
『はい。ここには何も無いみたいなので安心しましょう。一応信用してもらっていて、害するつもりも無いみたいですねあちらには』
『でも、この部屋の位置って……』
『敵が侵入してきたら間違いなくあずき達の方が先に接触することになりますね。……部屋を同じにしなかったのはたぶんそれが理由かと。あちらも強かなことで』
『あずきちゃんの眼があるから大丈夫じゃないの?』
『確かにアレ、侵入者撃退できる程度のレーザー光線とか出せますけれど……対魔力が高かったら水鉄砲みたいなものなので』
『……そういえば魔術探知じゃ矢は分からなかったんだね』
『魔術で作られていたら分かったかもしれないのですが……あ、そういえばさっき言おうとして止めた話ですが、あの矢なんのゲームの矢か思い出しましたよ。アレ、マインクラフトの矢です』
『マインクラフトかぁ……ランスもそうだけどこれだけじゃ分からないね』
『キノコとか洗濯機とか分かりやすいの見習ってほしいですよね。ほんと』
『もしかして褒めてる?ありがとう!』
『残念ながらどちらかと言えばディスってますね』
『えっひどいーショックー!』
『ショックを受けるのは良いんですけれど何か今後の方針とかあります?イオリさん』
『ちょっとみんなに聞いてみるのはどうかな?』
『何をですか?今後の方針?ランサーとアーチャーの正体?虚空の突破方法?』
『そういうの全部ひっくるめて』
『また随分とアイマイミーな……限定するのもめんどうですしそうしましょうか。ついでにあちら側の人達で何か分からないことがあるかもしれませんし、質問募集もしましょう』
【視聴者会議その2】
『現時点で思うこと色々』
何か色々自由に書いてください
それを二人が読むことによって後に取れる選択肢が増えたり、展開が変化したりします
何か分からないことがあれば質問もオーケーです。二人が答えられるものなら二人が、答えられないものなら作者が解答します
キリが良いと判断したら続きを更新します
マイクラとかやってる人多すぎて特定無理よなあ、RTAやってたフブキちゃんとかそのへんだろうか
虚空の対策は使われたら足元の地面掘るくらいしか思いつかないし(それもキャスターじゃきつそう)使わせないのが一番なのかな、見た限りライダーの宝具見てから使ってるし発動はかなり速そう
同時に何度も使えないと予想するなら遭遇したらすぐライダーと距離を取るとか?あっちもライダー狙うだろうし
それか前もって罠はって周囲丸ごとドカンとやってもいいかも、自分たちは虚空使われたなら虚空で守られるだろうから
2人はランサーの身なりについては覚えてる?
例えばモンハンのランスっぽいと言ってもその槍の色や形、あるいは着ていたものの特徴(色やゴツさ等)
それ次第で下手すれば特定できる
ランサーはシロさんかな?
「ランサー的にも」とか口調似てるしモンハンやってる他のVtuberが思い浮かばない
アーチャーは全然わからん…
マイクラやってる女性Vtuberは山ほどいるし、弓にこだわりがあるVtuberに絞ったら宇志海いちごさんと桜凛月さんのどっちかだと思うけどイオリンや委員長みたいに適正クラスじゃない場合もあるからなぁ…
今更感もあるけど、透明になる鯖の正体とか戦闘時の対策ってどうなってましたっけ?
あと魔術探知についてなのですが一度あったことある相手が近づいたら探知で気づくことってできますか?
もしできるのならキャスター組は戦力低いので、強そうで好戦的なランサー組を近づいたら逃げるなどしてあるていど放置してほかの組みを潰してもらうみたいなことって出来たりしますか?
現在のまとめ(更新ではないので考察続けてください。あと?がついているのは現段階での予想なので実際には異なる場合アリ)
セイバー? 剣持刀也?
剣マスター? 卯月コウ
アーチャー? ???(マインクラフトの矢)
弓マスター? 花畑チャイカ
ランサー? ???(モンハンの槍)
槍マスター? のらきゃっと
ライダー 月ノ美兎
騎マスター あっくん大魔王
キャスター ヤマトイオリ
術マスター 木曽あずき
監督役 届木ウカ
不明 キズナアイ(With透明になる鯖)・社築
虚空に関しては多分いくつか制限がると思うしそれさいわかれどうにかなりそう
多分、人を虚空にする事はできないような気がするねノーコネクションって言ってたしたぶん連続性のあるものを切る宝具なのかも
>>183
チャイカの鯖は女だから単独行動してた男とは別
単独行動持ちが3騎もいるのはゾッとしないので
透明化できるキズナアイ組をアサシン
消去法で社築組をアーチャー
チャイカ組をバーサーカー
に仮定したいかな個人的には
質問1
リセット数以上にゲームオーバーすると何が起こるんですか?
質問2
立地はネズミーランドそのままですか?
質問3
ライダー組との接触時に友誼スキルは発動していましたか?素であれだと戦闘時に尻込みして戦力にならない可能性がありそう
現時点での虚空についての予想は
・人を虚空にする事は出来ない(出来るならあの場で虚空を切る宝具を使う意味が無い)、又は出来るが消耗が激しい
・虚空は光や音を通す(通さない場合中の様子は見えないし、中からの声は聞こえないので)、又は刀也の「あなたたちの周りは虚空で囲っているので」の発言は嘘であり、何かしらの虚空で囲えない理由が存在する
の2つか
情報少ねえ…
虚空の突破方法としては失明するレベルの光か鼓膜を破壊するレベルの音を出してそのショックで一時的にでも虚空が無くなることに賭けるとか?
音の場合他の鯖が来る可能性が高いから危険だし虚空が一度出したら二度と消えない場合どうしようもないな
それにそもそもそれだけの光か音をどうやって用意するのかって問題があるな…
とりあえず情報が少ないから今後の方針は情報収集で良いと思うよ
>>188
色々と勘違いしてたわ…
ウエスタンラ○ドでの戦闘だし元々ウエスタン○ンドで遊んでたチャイカ組がアーチャーの可能性高いのか
「とりあえず今ある質問にだけ回答しますか」
「イオリ達はこのあと睡眠をとる予定だけどまだ寝ないから考察は続けてて大丈夫だよ」
※メタ的なお話※
思ったよりいっぱい来てビックリしたのである程度消化しておきます
質問だけなので方針提案については今回は触れません
続きの更新ではないので考察は続けてて大丈夫です
「じゃあ返していきましょう」
「まず最優先に訂正しなきゃいけないのは>>187だね」
「パークの入り口で見た男と剣持さんの見た目は一致しているので同一人物です」
※完全に言及したつもりになってました。見直したらしてませんでした!申し訳ありません
入り口で見た単独行動している男=剣持と思って読んでください
「>>180の質問だけど……ランサーさんは槍は持ってたけど装備みたいなのは身に付けてなかったかな?で槍は青か緑っぽい感じの色だったよね」
「青緑色って感じでしたね。それと鱗みたいなのがついてませんでした?」
「うんうんついてた!そんなところかな」
「>>182ですけど……まず透明なやつはわかってません。とりあえず小麦粉と霧でどうにかしようって感じです」
「人への魔術探知ってどうなの?」
「出来ますけれど、ちょっとは集中しないと無理なので戦闘中に乱入に気づくってのは無理ですね……どちらかといえばイオリさんの予知能力の方がその用途には適してしていると思いますね」
「>>186だけど認識阻害と言ってもさ相手に注目されたら破られる程度の力しかないよね?」
「はい。隣にいる人に注目しているのに自分たちは気づかれない。あるいはいるのは分かるけれど誰だか認識できないなんていうのはアサシンぐらいじゃないとできませんね」
>>188は作者が答えます
一つ目
回数が無くなって、過去に戻れない状態で死んだらゲームオーバー=バッドエンドです。逆にいうとそれまでは死んでも過去に戻るだけでペナルティはありません。
実は回数を増やせる方法があるらしい……?
二つ目
現在のネズミーランドを×2に拡大して見ばらしが悪くなるように遮蔽物を増やしたらほぼこの世界になります
ただし立体駐車場は作っている最中なのにスカイのエリアの工事が無い。などの細かな違いはあります
三つ目
基本的にあらゆる接触時において発動してます
「次は>>189……虚空って基本的には見えないよね」
「近づくとなんかあるなぁって感じです。でもときどき黒くなったり外の音が聞こえなくなったりするんですよね」
「音に関してはあれだよね。電話でお話しててちょっと調子が悪くなって途切れ途切れに声が聞こえる感じ」
「配信者としては致命的な能力ですよね……とこれで終わりですかね」
「じゃあこれで一旦終了かぁ。引き続きお願いしますね」
※明日更新します
>>191
青緑となるとプケプケのランス持ってるシロちゃんがますます候補になるが……リオハート着てないとなると断定はできないか
ちなみに本当にシロちゃんだとしたらあれは鱗じゃなくて羽
【視聴者会議終了!】
「虚空の対策について幾つか来てますね」
「光、音、地面を掘る、やられる前にやれ、ライダーと距離を取る、大爆発を起こして虚空に守ってもらう……色んな対策方法があるね」
「その中で一番楽かつ有用性が高いのは……ライダーと距離を取るでしょうか」
「でもあの剣持くんのあの反応ってさ。たぶんみとちゃんが宝具を出してからだったような気がするよ?真名をバレないようにしてもらえば大丈夫なんじゃない?」
「サーヴァントは見た目が変わってますし……確かに洗濯機を出してから襲われたような記憶があります。じゃあ委員長さんに極力宝具を出さないようにしてもらえば当面いきなり襲われることは無くなりそうですかね」
「それでも襲われたときは……光が一番良いかな?何となくだけど」
「予知能力スキルですか?そうですね。閃光弾代わりになりそうなものを考えときます」
「それとさサーヴァントの考察だけれど……ランサーシロちゃん説……」
「……考えたくないですね。ただそうだとしたらどこかと当たって相討ちになってくれると大変助かると思いますー」
「でも言われてみればランスに付いてたのは鱗じゃなくて羽だったような気が……」
「やめましょう。遠くて見辛くてわからなかったんだからそれでとりあえずは終わりってことにしましょう。それよりアーチャーの方の予想ですが……」
「まだ情報が足りないよね……いくつか予想は来てるけど断定はできない……かな?」
「はい。難しいでしょうね。あずき的には花畑チャイカさんと一緒にいたのは『女の子』らしいですから予想の中なら宇志海いちごさんがそれっぽいじゃないですかねと思いますー……さて、もう夜ですし一旦寝ますか。明日は情報収集をメインにしましょうか」
「『お手を拝借』しておくね。じゃあお休みなさい」
「お休みなさい」
Scene04≪nightmare≫
「おはようございます」
「おはよー!」
「二人ともおはよう」
「おはようございます。夜に休憩してしまいましたが、特に襲撃は無かったみたいですね」
「いい朝だね!明るいし雨も止んでるね」
「わたくしの宝具は雨降っていてくれた方が便利なんですけれどねぇ」
「さて、これからどうするんですか?」
「まずは監督役のところに行きましょうか。」
現在地:イッツアスモールワールド
「ウカ様おはようございます」
「みなさんいらっしゃいませ。援軍が到着したので紹介しますね」
「やぁ、監督役補佐として来た赤月ゆにだ。よろしく」
「あ、フォローしてないけどTwitterでRTでよく流れてくる今日が何の日か教えてくれる吸血鬼さんだ」
「……名前だけ聞いてピンと来ていない人にも分かりやすい説明ありがとう。でもフォローしなさい」
「え、えーっと、今自分でも自己紹介してもらったけれど今回僕が色々調べている間に、聖杯戦争内でイレギュラーが起きないか監視してくれる赤月ゆにさんです。だから見かけても襲わないでくださいね」
「一応戦闘能力はあるがサーヴァント相手じゃ防戦一方。他の面々にも周知はしておくけど、キミ達もできれば広めてくれると助かるね」
「オッケーです。色々調べている間ってことはまだ理由は?」
「……まだ理由は判明してません。今回使い魔を送る前に来てくださいましたけれど、次からは使い魔が行くは来なくて結構です。というわけで聖杯戦争にお帰りくださいませ」
「分かりました。じゃあ出ますね」
「……今回のバグの究明は我々監督役の仕事だ。キミ達のやるべきことは聖杯戦争を行うことであってバグの究明ではない。聖杯戦争を円滑に行うためにこちらも手を尽くすから安心して戦ってくれたまえ」
現在地:スモールワールド外
「さてこれからどうしましょうか?」
「我輩行きたいところがあるのだが良いかな?」
「どうぞ」
「昨日お空を飛んでいたときにウエスタンランドでサーヴァント達が戦っているのを見た。流石にもうやってはいないだろうが戦場を見て得られるものがあるかもしれない。そこに行くのはどうだと思う?」
「個人的にはマスターの意見には反対ですね」
「どうしてだ?」
「聖杯戦争で戦うのはサーヴァントだけではなくマスターもです。マスターは魔術師なのだから魔術を仕掛けるのはお手の物。罠が大量に残っていることでしょう。……どうしても行きたいならば出来れば準備してから行きたいところです」
「じゃあ準備してから行けばいいのでは?あずきは別にそれで問題ないと思うんですが」
「いや、わたくしはそれよりも優先するべきことがあると思うんですよねぇ……わたくしが思うこれからすべきだと思うのはシン○レラ城にもう一度登ることです」
「なんで?」
「夜が明けて朝になったということはこれから皆活発に動き出すはずです。それなら上に登ってその活発な動きを見てからでも良いのでは?」
「でもたぶん同じことを考える人はいるだろうし、あっちこそ夜の間に罠を仕掛けられている可能性が高いんじゃ?それに万が一内部でかち合ったら二対一でも不利だぞ」
『うーんどっちが良いんだろね……』
『アンケート行きますか』
【アンケートその6】
『朝イチで行くべきなのは?』
A ウエスタンランド
B シンデレラ城
>>201〜>>205
閃光弾か、火はキャスターが用意するにしてもマグネシウムがいるな
使い捨てカメラ改造しても作れたっけ
安価はA
セリフの識別については一応喋った人物の識別が大事なセリフは誰が喋ったかわかるように一人称を入れたり工夫しています。
ただこれ以上人数が増えたら台本みたいな書き方にするかも
ちなみに一人称は
イオリ・わたし→ヤマトイオリ
あずき→木曽あずき
わたくし→月ノ美兎
我輩→あっくん大魔王
僕→届木ウカ・剣持
私→のらきゃっと・赤月ゆに
俺→卯月コウ
ランサー→ランサー
できちんと分けてたり
アンケート結果!
『朝イチで行くべきなのは?』
→B シンデレラ城
「わたしはシンデレラ城に一票」
「あずきもそう思いますー」
「これで三票です。じゃあお城に行く良いですね?マスター」
「分かった。じゃあ早いうちに行こう」
「そういえばシンデレラ城の入り口って一つじゃないですよね。そっちから行きましょうか」
現在地:シンデレラ城スイートルーム
「大きな風が吹き荒れてますね……」
「うちのライダーが窓を壊してしまったからな……すいません」
「ダイジョウブデス…」
「ライダーに謝ってないから」
「ねぇ、この窓って直せるのかな?ちなみにわたしは直せないよ」
「たぶんキャスターさんが無理ならマスターの二人も出来ないんじゃないですかね」
「巨大な眼で覆い隠すとかなら出来ますよ?」
「夢の国が壊れるので止めてください」
「わたしもキノコで……」
「キノコなら確かにファンタジーっぽいですけれど……絶望的に景観に合わなそうですね」
そんな話をしながら四方を警戒する四人。
数十分ほど経ったときにある物に気がついた
「ん?ホーンテッドマンシ○ンの前に何か……あれって……」
あっくん大魔王が最初に気がついたそれはとても大きくなおかつ動いていた。
そしてその物体の後ろにも同じくらいの大きさの別の物体が連なっており……
「パレードかな?」
「え!?パレード?敵性サーヴァントの陰謀ですか?」
「……従業員がいなくても動くジェットコースターがあるのなら、パレードも普通に行われるのでは?」
「いや、あずきちゃん。それでもこれはおかしい。だって今はまだ朝早い時間帯だ。そんな時間にパレードが開始される?ありえないんじゃないか?」
「うーんあとあずきちゃん。そもそも必ずパレードが行われるなら昨日の夜エレクトリカルパレードも行われているんじゃない?わたし達そんな気配感じてないよね?」
「なるほど。確かにそうですね。……じゃああずき達がこれから考えなきゃいけないことは」
「突っ込むか逃げるかだな」
「その言いまわし何か嫌ですね……調査しにいくか、回避行動を取るかって言いましょうよ」
「わたしパレードがどういうルート通るか知ってるよ」
「!キャスターさんでかしました。マップ出したのでパレードのルート書き込んでください」
「えっとーホーンテッドマンシ○ンからシンデレラ城の後ろを通ってウエスタンランドを一瞬通る。そのままシンデレラ城前の広場を通ってスペースランドに行ってトゥーンタウンに行くはずだから……こんな感じかな」
「オッケーです。まだパレードは始まったばかりですしまだ逃げられますね。逃げるなら……パレードが通らないアドベンチャーランドかワールドバザールに行くべきですかね」
「ワールドバザールはやめといた方が良いかも」
「何で……あぁ、卯月コウくんがいるかもしれないからか」
「じゃあ今アドベンチャーランドに逃げ出すかシンデレラ城前の広場で待ち構えて様子見の二択になりますね」
【アンケートその7】
『パレードがやってきたぞ!』
A 待ち構える
B 逃げる
>>210〜>>214
卯月はやる気ないかもだけど剣持は復讐だけが目的に見えて皆殺しするつもり言ってたし警戒すべきだよな
アンケート結果!
『パレードがやってきたぞ!』
→A 迎えうつ
現在地:シンデレラ城下
「さて、もうすぐパレードが着きますが……何が出てくるんでしょうねぇ」
「お化けとか」
「……お化けってどんなの?」
「そりゃ半透明だったり、全身白や黒の服を着てたり、浮いてたりだと思いますー」
「全身黒……浮いてる……もしかしてあれだったり?」
「へ?」
イオリが指を指した先には、パレードのフロートの回りで踊りまわりときどき宙に浮く、全身黒に近い緑色の服に包まれた何かが二人いた。
上手く服やフードに隠れているのか生身の顔や腕や足が見ることができない
「ウワアアアアア!マジだ!」
「落ち着いてください!マスター。この世界に存在している可能性がある知的生命体はマスター、サーヴァント、魔術で生み出された使い魔、監督役のどれかです!幽霊じゃありませんよ」
「あ、そうか。ふぅ……」
「二人でいるってことはサーヴァントとマスターっぽいけれどここからじゃ判別できないね。……一当てしてきてもいい?」
「何でキャスターさんそんな好戦的なんですか……アナタ敏捷も攻撃も能力低いでしょう……」
「いや、我輩はキャスターちゃんの意見に賛成だ。一当てするのはありなんじゃないか?」
「え?もうちょっと様子を見ても良いんじゃないですか?」
「ここは慎重に行くよりは……!……というかそうは言ってられなくなったみたいだぞあずきちゃん」
「ん?……あっ」
二つの黒い影はまるでこちら側を凝視しているかのように立ち止まっていた。
「……あれはバレてますね。仕方ないですね。試しにちょっと近づいてみますか」
四人が警戒しながら近づいていくと、黒い影達の方もこちらに近づいてきた
身長が低い方は何やら棒のような……武器のようなものを持っている。
「!」
当然四人も身構える。
そして身長が低い方は唸り声をあげたあと四人の方に棒をつきだそうとして……
派手に転んだ。
「えっ?」
四人は何か不意を突くための演技かと考えたが一向にそんな気配はなく。まるで本当に転んだかのようだった。そう思えるのは後ろの方にもう片方がオロオロしているのが拍車をかけている。
ライダーはその様子を疑問に思いながら、目の前の地面に五体を投げ出している黒い影を……
蹴り飛ばしてみた。
「ぶべっ!」
黒い影はギャグ漫画のように吹っ飛んでいき、もう一つの黒い影にぶつかる
「何、攻撃しているんですか……」
「いや、つい。というか先にやってきたのはアチラですし、わたくし正当防衛では?」
「どう考えても過剰防衛」
あずきはそう言いながら追撃に弱めの火術をぶつけた。
そしてそれは黒い影に直撃して熱さに転げ回った
「驚くほど燃えますね。対魔力あるんですか?あれ?」
「うーんえいっ!」
その流れに乗じてキャスターは走り回っている二人の足下にキノコを……自分の真名がバレないように一瞬だけ出す。
すると二人は見事にコケる。
「もしかしなくても……弱いのでは?」
「……やろう!」
「行くぞぉ!」
「袋叩きじゃー!」
あまりの弱さに罠である可能性を忘れ、四人は黒い影達を袋叩きする。
数十秒後、黒い影達は袋叩きの状態から抜け出し、一目散に逃走を開始した。
「逃げた!」
「深追いしない程度に追いましょう!」
黒い影達はパレードを逆走して逃げまどう
当然四人も追うが中々捕まえることができない。
「すばっしっこいっなっ!」
「そろそろ、捕まってくれると、ありがたいん、ですけれどね」
体力があまり無いマスター達が音をあげ始めた頃、辿り着いたのは
「出発地点……ですか」
あずきはホーンテッドマンション内に逃げ込む影達を見ながら呟いた。
「あずきちゃんこれ以上の深入りは危険だ……」
「勿論わかってます。よく考えたらあの黒っぽい緑の服、あれってホーンテッドマンションのキャストが着ているやつですよ。明らかにここが根城です。ここは一時撤退して様子を……ってあれ?キャスターは?」
「あ!ライダーもいない……もう中に入ったんじゃ!」
「……そうみたいですね。仕方ないです、行きますか」
現在地:ホーンテッドマンシ○ン
〔紳士並びに淑女諸君、ホーンテッドマンションへようこそ。私はこの館の主、ゴーストホストである。もう引き返すことはできませんぞ〕
「うわっ!」
「アトラクションのセリフですよ。落ち着いてください。それと二人の反応が近づいて来てますからここで待ちましょう」
「……あービックリした。確かのこの部屋は気がついたら天井が伸びていて、首吊り死体があるんだっけ?二人がこっちに来てるならさっさとその演出が来る前に抜け出そう。……それと我輩、このアトラクションに一つ疑問があるんだけど質問して良いか?」
「なんでしょうか」
「なんか外装とかがハロウィーンとクリスマスのものがごっちゃになってたんだけどアレって?」
「ああ、あれはホリデーナイトメアーの間だけ行われるやつですね。パンフレットの方に書かれていました。はいどうぞ」
「ありがとう。……へぇ、ハロウィーンからクリスマスシーズンの間に行われるのか。ということはこのパークはそれくらいの時期をモデルにしているのかな?」
「あ、マスター先走ってすいませんでした。アレは見失いました」
「あ、お帰りなさい。では帰りましょうか」
「深入りは危険だからな」
「うん。そうだね……なにか聞こえない?」
「……本当ですね。これは歌?」
「♪♪♪」
「これはナイトメアビフォアクリスマスという映画の曲だよ」
「!!」
四人の目の前に現れたのは二人の黒い影。かなり近い位置にいるのに関わらず部屋の暗さが原因かは分からないが顔を見ることはできない
どう行動を取るのが最善手なのか。思考の堂々巡りとなり、行動することができず、結果四人とも全力で警戒しながら黒い影を見つめる。
イオリは切羽詰まった状況に、テレパシーを解禁した
『二人とも聞こえる?イオリのテレパシー能力です』
『聞こえますよ。イオリさんこんな能力持ってたんですね』
『うん。これを使えば全員一斉に行動を取れるけれどどうする?』
『……とりあえずは現状維持するしか無いんじゃないですかね』
『……我輩はこのテレパシーが傍受されるのが心配なのだが大丈夫なのか?』
『うん。わたしのスキルにそういうのを妨害するのがあるからそこはへーき。あずきちゃん魔術探知どう?』
話に参加していないあずきは魔術探知を使って魔術の気配を探っていた。
『……たぶんまだ特に魔術を仕掛けられてはいません。罠も張って無いですね。当面は問題無いかと』
「あれ?もうちょっと質問が来るかと思ったんだけどなー。そこのベールに包まれた謎のスーパー美少女は誰だー!とか」
「ベール被っているからそもそも女かどうかすらわかりませんよ」
歌が流れる中、この部屋の中にいる六人は誰一人として動かない
「あーなるほど。自己紹介しなきゃダメってことですね。さて改めましてみなさん。私たちの本拠地にようこそ。さっきはボコスカやられたけれど、ここで攻撃してこないでくれたら水に流してここを案内しましょう♪じゃあ早速私の自己紹介をします」
〔フフフフフッ・・・慌ててももう遅い。果たして諸君はこの部屋から出ることができるかな?〕
音楽の裏で本来のこのアトラクションのセリフが流れ、本来の演出通り、更に部屋が暗くなった。
「私はこの聖杯戦争でのアーチャーのマスター」
『明らかに声は女性だしチャイカさんはアーチャーのマスターでは無かったんだね。……ん?そういえばこの声、聞いたことあるような……!!』
〔最も私ならこうやって出るがな!〕
そのセリフとともに天井が雷でライトアップされ、首吊り死体が現れる。が、三人は黒い影を見ているため見向きもしない。
「私の名前は……キズナアイです」
ただ一人だけ、その瞬間を待っていたかのようなタイミングで雷鳴とともに黒い影が自己紹介を終えた。
その瞬間、
なんの前触れもなくあずきの頭が地面に衝突した。
「あずきさん!?」
すごいスピードで頭を地面に……まるで頭の上に植木鉢が落ちたかのように打ち付けたあずきを心配してライダーが駆け寄る。
そのマスターであるあっくん大魔王もあまりの突然さに冷静さを失っていた。
それゆえ、それに気づけなかった。
「あっくんさん危ない!」
イオリがそう言った瞬間、あっくん大魔王の体が横殴りされたように吹き飛ぶ。
先程と同様、吹き飛ばされる一瞬だけ何やら武器のようなものが見えたものの一切前触れが無かったが、イオリは予知能力のおかげで攻撃を喰らう寸前にキノコをあっくん大魔王に生やし、致命傷を防いだ。
……勿論、同様の処置をあずきにも出来たおかげであずきも致命傷を免れている。
「直感スキルかな?不意打ちが効かないのは厄介だね」
『ライダーちゃん宝具使わなくても水って出せる?』
『出せますけど』
『なら霧を出してくれない?』
『あ、例の作戦ですね。わかりました』
イオリはテレパシーでそう言いながら、持っていた小麦粉をぶちまけた。
そして霧の待ち時間に迷わず宝具を開放した。
「宝具開放。『現代文化を召喚します(イオリンイリュージョン)』……赤いおじさん。勝利宣言犬」
イオリがスマホを目の前にかざすと赤いおじさんがあずきとあっくんを守るように現れ、勝利宣言犬は現れた瞬間にキズナアイの後ろの黒いローブに突進を仕掛けた。
「ありゃりゃ……マネキンだったのばれちゃったかー」
キズナアイの後ろにいたのはただのマネキン。ダミーだと分かった。
「……偽者だって早く気づければ、透明人間に不意打ちは喰らいませんでしたねっ!」
それを見ながらライダーが手はず通りに霧を出す。
すると
「……あーあタネがばれちゃった」
空中にマントのような形状のものが小麦粉が付着して浮かび上がった
『みとちゃん。そろそろ逃げるよ。イオリはあずきちゃんを抱えるから、みとちゃんはあっくんさんを抱えて』
『一旦二手に別れた方が良いかもしれませんね』
『うん。そっちの方が良いかもね……でもその場合集合はどうするの?』
『……3時にハニーハントで』
『OK。じゃ行くよっ!』
その合図に合わせて赤いおじさんは腕を振り回しながらアーチャーに突撃する。
その間に二人は倒れている自分のマスターを救出してイオリはアトラクションの順路に、ライダーはアトラクションの出口に向かって走り出す。
「うわぁ!つよっ!この攻撃力相手じゃ宝具を使わないと不味いよ〜マスターさん?宝具使って良い?」
「……ダメかな。さっき不意打ちに使った第一段階までなら良いよ!」
「はーい!」
イオリは途中にあるアトラクションの途中にある避難用出入口から外に抜け出した。
「うーんこういうときあずきちゃんが起きていればなあ」
あずきは未だに気絶している。いくらキノコで防御したとはいえ、威力を削ぎきれる訳がなく、血も流している。
「早くどこかで看病しないと……ディズニーランドには救護室があったよね?どこだろう?」
イオリはあずきの服のポケットからマップを取り出して確認を始める
「アドベンチャーランドとワールドバザールの間かぁ……どっち側から行くべきかな?アドベンチャーランド側からだとパレードには当たらないけどウエスタンランドの例の戦場の近くは通る。ワールドバザール側だとパレードを突っ切ることになる上にコウ君と会うかも……」
【アンケートその8】
『救護室に行かなきゃ!どっちのルートで行く?』
A ウエスタンランド→アドベンチャーランドを経由するルート
B シンデレラ城下→ワールドバザールを経由するルート
>>228〜>>232
【A】にしとこう…
A→基本的に卯月が滞在、セイバーはいないかもしれないが現状を把握され治療中に襲撃される可能性あり
B→セイバー、ランサー、真アーチャー?、と遭遇する可能性あり、いずれも危険
【アンケートその8】
『救護室に行かなきゃ!どっちのルートで行く?』
→B シンデレラ城下→ワールドバザールを経由するルート
現在地:シンデレラ城下
あずきを背負い、救護室へと向かうイオリ。だが現在足止めを喰らっていた。
「あそこに居座られていると困っちゃうなぁ」
隠れて様子を伺うイオリの視線の先には……彼女が始めて見るサーヴァントとマスターがパレードを見物していた。
「サーヴァントは女の子で、マスターさんの方は社築さん……だっけ」
イオリは小声で呟くが返答してくれるあずきは未だに気絶している。
「遠回り、パレードが終わるまで待つ……色々方法は思いつくけど。アンケートしてみようかな」
イオリはスマホを取り出し、アンケートするために文字入力をしはじめた。
当然スマホを入力している間は監視がおざなりになる
そのせいで彼女は気づかなかった
「動かないでくださいね?」
「!!」
いつのまにかイオリの目の前には、先程まで社築の隣に立っていたサーヴァントがいて、光の剣……ビートセイバーの剣をイオリの方に突きだしていた。
「うちのマスターさんがあなたさんに質問がしたいらしいんですよね。……今から訊ねる質問に正直に答えてくださいね?そうしてくださるなら場合によってはよしなに逃がしてあげましょう」
逃げも攻撃も難しい状況だと判断したイオリは素直に質問に答えることにした。
「……わかりました。それで質問って?」
「ずいぶん冷静ですね。では早速、そのスマホは此処で調達したものですか?」
「違うよ」
「じゃあ宝具ですか?」
この質問に正直に答えるのは躊躇したが……嘘を言ってどうにかなるとは思えなかったイオリはこれもまた正直に答える。
「……はい」
「……あなたさんが死んだらスマホ宝具はどうなります?」
「消えます」
「……なるほどぉ。良かったですね。命拾いしたようですよ?」
「え?」
「足速いですねぇセイバーさん。結構距離離れてましたよね?」
問答をしているうちに社築がやって来たようだ。
「サーヴァントはそれが取りえですし。というか先に探知したのはマスターさんじゃないですか」
「まぁそれがこちらの唯一出来ることだからね。それよりどうだった?」
「どうやら協力してもらわないといけないようです」
「へぇなるほど。じゃあ……救護室に行きますか」
「へ?」
現在地:救護室
「それで何でわたし達を助けたんですか?」
「……単刀直入に言うとその宝具を貸して頂きたいからですね」
「流石にそれは……」
宝具はサーヴァントの命。一度Twitterはログアウトしておいたのでこのせいで真名を暴かれる可能性は低いだろうがそれでもそう簡単に易々と渡せるものでは無い。
「あぁ、大丈夫。外の世界と電話したりメールをチェックするのに使いたいだけですから。すぐ返しますし、なにか細工するということもありません。……というかここで拒否権があると思っているんですか?」
そもそも拒否すれば一瞬で命を刈り取られてしまう状況で取れる選択肢は一つしかなかった。
「……わかりました」
「ありがとうございます!早速電話しなければ……もしもし社ですけれども……」
「社会人は色々大変なんだよね。うん」
(特に壊したりする様子も無いし、本当にスマホを借りたかっただけなのかな?)
「ところでキャスターさんのマスターは何でこんなになっているんですか?」
「それは……宝具を返してもらってあずきちゃんも起きたら教えます」
数十分後
「ホーンテッドマンションで透明な自称アーチャーに襲われた……なるほど」
「じゃあ説明もしたし、あずきちゃんも起きたし、宝具も返して貰ったんで帰りますね」
『じゃあいこっか。あずきちゃん』
『あずきが気絶している間に色々あったんですね』
『うん。もしかしてあずきちゃんならもっといい方法が思い付いたのかな?』
『いや、これ以上は望めないと思いますよ?明らかにこの二人は強いですし、セイバーと言っているのが本当にそうならあずきを背負った状態では逃げることも叶わなかったでしょう』
「……ちょっと待ってください」
「……まだ何かあるんですか?」
「はい。端的に言いましょう。我々の望みは対アーチャー同盟を一時的に築くことです」
「対アーチャー同盟ってことは……倒すまでの協力関係ということで?」
「はい。透明で不意打ちしてくるサーヴァントは『こちらのカモ』です。どうです?手を組みません?アーチャーを倒しましょう。勿論ここからは対等な関係です」
「……どうしてカモだと?」
「うちのセイバーは不意打ちがほぼ効かないスキル持ちです。特に背中からの攻撃は必ず防げます。それなら透明化に頼って不意打ちしてくるヤツはカモでしょう?」
「なるほど。もしそうならそうですね。……でも何であずき達の協力が必要なんですか?そんなスキルがいるなら二人だけでも行けるのでは?」
「透明化しているのが本当にアーチャーならば透明化とは別にアーチャーらしい攻撃手段……宝具を持っているはずです。いくら不意打ちが効かなくても距離を取られて力押しされれば勝てません。だからサポートが得意なキャスターの力を借りたい。一度見敵しているのも協力を願いたい理由だ」
『どうするの?』
『彼らの口振り的に自称アーチャーを倒すまでの協力関係のようですし、集合時間までかなり時間が空いています。……信用さえが出来るならアリかと』
『そうだね……そういえば二人には言って無いんだけれど透明なアーチャーさんは木のハンマーみたいなのを持ってたよ』
『ハンマー……真名が気になるところではあります……あ、こちらの協力条件にしますか。真名』
「協力をするとしたら……そちらの真名を教えていただけないと困るんですけど」
「勿論構いません。教えますよ。その代わりそちらの宝具をまた貸して頂きたい」
「それは構いません。ではちょっとだけキャスターと話をするので待ってください」
『宝具貸すのはOKなの?あとなんで真名?』
『壊されても再錬成できるんですから大丈夫です。真名を条件にした理由は……剣持さんが気になるからですね。あっちがセイバーかと思っていましたが……違うんでしょうか』
【アンケートその9】
『セイバー陣営との一時共闘する?しない?』
A する!
B しない
>>241〜>>245
直接戦闘できる仲間ができるは心強いしA
二人目のセイバーとは謎が増えてきたな
クラスが混じってるっぽいし自称してる可能性が高そうだけど
ビートセイバーといえばおめシスが思い浮かぶけど感知の類のそれがあったっけ
ビートセイバーやってるvtuberはいっぱいいるからなあ
逆にこのセイバーが透明アーチャーと先に密約を結んでいて罠にはまる、という可能性が思い浮かんだのでB
A
拙僧、最弱のキャスターで最優のセイバーと戦いとうない!!媚びる!断固、媚びる!!
和風口調のビートセイバープレイヤーとなると朝ノ姉妹とか?
木槌は壺?もちひよのダルマ落しの可能性もあるけど…
ついでに剣持が狂鯖の可能性でてきたか?
途中でイオリに対する呼び名がキャスターになっているのはあずきを救護室運ぶ最中にイオリが二人に教えたからです
アンケート結果!
『セイバー陣営との一時共闘する?しない?』
→A する!
「分かりました。協力しましょう。では真名を教えていただけませんか?」
「分かりました。どもどもどもーオメガってる〜?おめがレイです!」
「……あからさまな嘘付かないでください。そんなロリ体型でおめシスはないでしょう」
「あ、バレました?……上にいるヤツを騙そうかと思ったんですけどね」
「上?……え?赤月さん?」
四人が見上げた先には赤月ゆにが空を飛んでこちらにやって来ていた。
「やぁ、キミ達。そちらの二人ははじめましてかな?副監督役となった赤月ゆにだ。なので敵ではないし、公平に動くからキミ達の真名を知っても風潮しないから大丈夫だ」
「ゆにちゃんだー!何しに来たの?」
「……こちらの不手際があったことの報告だ。全員にとって大事なね」
「……それはつまり私とセイバーにも関係あるってことかい?」
「その通り!では、さっさと説明を済まそう。今回の聖杯戦争は主要7クラス。つまりセイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーのクラスのみで構成され、他のクラスは出てこない。って最初に私たちは通達した。んだけど……」
「……わざわざそういうってことは?」
「そう、別のクラスが混ざりこんだようだ。サーヴァントの数自体は七騎で変わらないけどね。これは間違いなくこちらの不手際だから現在必死に色々調べている監督役に代わって私が説明のための行脚しているというわけさ」
「何が代わりに入って何が代わりに抜けたかとか分かるんですか?」
「それはまだ調査中だ。私も個人的な感情ならエクストラクラスを無理やり召喚したマスターを一発蹴り飛ばしてやりたいね。とりあえずセイバー、ランサー、アーチャー以外の四騎の内どれかが抜けて代わりに何かが入ったってことはわかる。とりあえず私はまた別のマスターに伝えに行くよ、じゃあね」
「調査頑張ってくださいね」
現在地:カリブの海賊
「さて、ここで早めの昼御飯を食べながら作戦会議をしようか」
「分かりました。じゃあキャスターお願いします」
「スマホだね。はい」
「なんでスマホを?」
「外の世界の人達に意見を出してもらうんですよ」
「文殊の知恵どころじゃなく有用そうですね」
「で。今度こそサーヴァントの真名教えてください。ちなみにこっちのキャスターの真名はヤマトイオリです」
「ああ、シロさんの後輩の……分かりました」
「自分……いや、わらわの真名は……バーチャルのじゃロリ元YouTuberおじさんのねこますでーす」
「超ビッグネームじゃないですか……あぁ、だからさっきまでほとんどねこますさんが喋っていたんですね。口調を印象付けてミスリードを誘うために」
「オオ、よくわかったね。ねこますさんはのじゃー口調とかわらわって言う喋り方のイメージが強いから、ですます口調の方なら真名を誤魔化しやすいかなって。ちなみに私が敬語をねこますさんに使っているのは……わかるでしょう?」
「分かります。レジェンドですからね」
「自分はもう引退しているんですけどね……」
「……そんなねこますさんに大変残念なお知らせがあります。おそらく今回の聖杯戦争……のらきゃっとさんとシロさんのペアがいます」
「……マジ?リ、リタイアしても良いですか?社さん」
「却下です!私はハッカドールの復活を聖杯に願うんだあああああああ!リタイアなんてできません!」
「聖杯でもそれは叶えられませんよ!というかさっきは『終わりはしょうがないし別のこと願う』って言ってたじゃないですか!」
「うるせぇぇぇぇぇ!知らねぇぇぇぇぇ!借りたスマホでハッカドール観てたらやっぱり願わずにはいられなかったんですよぉ!」
「落ち着きました?」
「落ち着きました。今の私は賢者です」
「じゃあ、会議再開だね。今の話はどうやってアーチャーを攻略するか……だよね」
「まずホーンテッドマンションにまだ居るのかどうかっていう話だな」
「あそこを拠点にしているようですし、そう簡単に変えてはいないんじゃないですか?」
「そうですね。あちらの手口は音楽とマスターが気を引いている間にアトラクションの仕掛けである伸びる天井にぶら下がって、タイミングを見計らって急降下し、襲いかかるという方法ですから。いくら透明化の種がバレたといっても不意打ちには自信がありそうですし、たぶん移動はしてないかと」
「でもさー私たちが行っちゃうとさ、警戒されて遠距離攻撃に切り替えられちゃうんじゃない?」
「そうだなぁ。なら黒いローブでも被れば良いんじゃないか?」
「変装ですか良いと思いますー……あ、そろそろあちらの世界の方にも意見を出してもらいます?」
「お願いしますのじゃー」
「あ!ねこますさんの生のじゃだ!やったー!」
【視聴者会議その3】
『対アーチャー!』
自由に書いてください
それを二人が読むことによって後に取れる選択肢が増えたり、展開が変化したりします
対アーチャー以外の話でも結構です。ゆに様が言っていたエクストラクラスの話とか
何か分からないことがあれば質問もオーケーです。二人が答えられるものなら二人が、答えられないものなら作者が解答します
キリが良いと判断したら続きを更新します
既にライダー陣営と協定は組んでるし最優鯖は怖いので隙きがあったら倒しておきたい
…倒しても報告しなければライダー陣営との協定キープできるかな?
キズナアイの鯖はマントと木槌からもちひよこでほぼ確定
マイクラ動画が無いことを考えるとアーチャー宣言はブラフの可能性が高いね
適正クラス配置されない不具合を考慮して攻撃手段でクラス判別すると暫定でこんな感じかな?
社築組:セイバー
ノラキャット組:ランサー
チャイカ組:アーチャー
あっくん大魔王組:ライダー
木曽組:キャスター
キズナアイ組:アサシン
良く分からん卯月組はアヴェンジャーじゃ!(安直すぎ?)
社畜タイムリーな願いで草
刀也がアヴェンジャーあたりだったりするのかな?やけに委員長恨んでるし。確かアヴェンジャー自分で魔力どうにかできるスキル持ってたよね
アーチャーは透明化するのと火力出せる宝具があるっぽい?くらいかな
透明化自体はセイバーもいるし対策はいくらでも出来そうだから問題ないかな
キャスターが来るの見られたら二度目はあっちも警戒するだろうしキャスター達が隠れてセイバーが突入、不意打ちくるを防いで二人がかりで倒すかキャスターが見つからなければマスター狙ってもいいのかも?
>>251
もちひよこのダルマ落とし木槌じゃなくてフレイルだったわ…ww
透明マントはもちひよこ由来だと思うんだけど木のハンマーってなんだ〜?
ノラキャット組:ランサーの疑問なんですが、
ランサーがシロちゃんだとするとモンハンをベースにした宝具で救難信号を使用して過去に共闘したことある戦士を召喚する可能性ってある?
イオリンが赤いおじさんとかを召喚しているから召喚系の宝具も普通にありそうなので
もしそうならのらちゃんも普通に戦えるし、.LIVE特有の分身でシロちゃん自身も増える可能性があるのに使用する武器が違う戦士まで複数増えるとなると対処がきつそう
魔力切れものらちゃんなら月の光や周りの遊具や建物を食べてエネルギー摂取できるからほぼ心配なさそうだし
対キズナアイ組
透明化は透明マントによるものであり物理干渉を防ぐタイプではなくて不可視化するタイプ
小麦粉や水の付着で可視化できるし物理的な干渉でも探知や阻害が可能だと考えられる
想定できる能力は透明化の他に創造系能力(3Dクリエイター)、体型変化能力(大人バージョン)、大雑把な予知能力(人生2周目)あたりかな
>>255さんへの回答はできません
そもそもまだランサーはシロちゃんと確定したワケではありませんし
「なるほどアーチャーって言っているのはブラフで本当はアサシンの可能性が高いか……」
「そうだとしたらなんでアサシンってわざわざ嘘言ったのかな?」
「そりゃ、アサシンって言ったら不意打ちを警戒されちゃうだろう?逆に言えば他のクラスを言えば警戒されにくいっていうワケだよ」
「うーんなんで他のクラスの中では不意打ちが警戒されそうなアーチャーを選んだんだろ?……まぁ良いや。どうやって突入するの?」
「キャスターさん達が隠れて私達が突入で良いんじゃないですか?キャスターさん達は別方向から侵入して貰ってマスターを狙う感じでどうでしょう」
「セイバーさん達がアサシン相手に時間を稼いでいる間にあずきたちがマスターをっていう作戦ですか。アサシン相手に暗殺とは随分とおもしろいですね」
「中々おもしろい意趣返しでしょう?まぁ倒せそうならば二人を待たずにアサシンの方をさっさとやっちゃいますけどね」
「なるべくパパッと終わらしたいですし、そこは構いません……不確定要素が聖杯戦争に混じっているようですし」
「不確定要素……あ、エクストラクラスのこと?……剣持さんっぽいみたいだけどどうなのかな?」
「こちらにセイバーさんがいることですし、こっちが本物ならあちらは偽者ってことですよ」
「もう一人セイバーっぽいのがいるなんてね。私達最初の方はずっとホテルで休んでたから全然他の人と遭遇してないから情報レースで遅れてるな」
「マスターゲーム開始時点で睡眠不足じゃったからね。社畜は辛いのじゃ」
「そういえば暫定アサシンの真名ってもちひよこさんなんでしょうかね?」
「うーん透明マントと木槌を使ってたんだっけ?透明マントはもちひよこさんっぽいけれど木槌なんて使ってたっけ?モーニングスターならわかるんだけど」
「みんなさんは壺おじのハンマーなんじゃないかって言ってるね。壺おじやってるかどうかわかればもちひよこちゃんで確定じゃない?」
「あー確かウカ様と一緒に壺プレイしてるの見たことありますよ」
「壺って同時に遊べるんだ……知らなかった……」
「じゃあもちひよこさんだと仮定して透明マントとかの対策考えようか」
「セイバーさんの不意打ち無効で良いんじゃないの?」
「わらわ不意打ちは防げても別に透明な相手が見えるってワケじゃないですから攻撃できませんよ。相手の位置を判断する方法は欲しいですね」
「となるとやっぱり小麦粉が必要ですか……補充が必要ですね」
「話に聞く限りは透明になる以外は普通のマントっぽいから小麦粉以外にも色々やれそうだけどね。」
「まぁ、一度成功している小麦粉が一番手っ取り早いですし、対策も難しいでしょうから小麦粉で良いんじゃないですか?というわけで調達しに一度ワール○バザールに行きましょう」
「あ、もうなくなっているのか。じゃあ行かなきゃダメか。行動開始!」
「あ、待ってください!作戦の成功を祈ってー『お手を拝借』」
scene05≪永遠に刻まれた烙印≫
現在地:ホーンテッドマンション非常口前
「やっと着きましたね。さて、あとはあっちの合図を待って突入するだけです」
「わたしのテレパシーが届けばさ。もっとこの作戦も簡単だったと思うんだけど……」
「残念ながらそんな遠くまで届かないみたいですからね。あずきの魔術探知を使った一方通行の連絡手段を取るしかなかったと思いますー……反応が来ましたね」
「じゃあ突入だね」
イオリはなるべく音を立てないように非常口のドアを開けた。そのとき
ドゴォン!
イオリ達からそう遠く無い、けれど見えない場所から轟音が響いた。
「今の音は!?」
突然の出来事に動揺するイオリ。それに対し、あずきは音の発生源との距離、砂ぼこり、魔術探知などから何が起きたかある程度判断をつけることができた。
「……おそらくホーンテッドマンションの建物の壁が内部から吹き飛びました」
「えっ!?内部からってことはもしかして社築さん達が!?」
「その可能性は高いですね……どうします?音の方に行きますか?」
「え!?ど、どうしよう?作戦通りに動いた方が良いのかな?」
「穴が開いた付近が戦場だと思うので見に行ったら奇襲失敗のリスクはあります。けどもしセイバーさん達のピンチだった場合、今行かないと間に合わない可能性もあります。一長一短ですね」
【アンケートその10】
『予期しない出来事が!どう動く?』
A 非常口から突入!
B 轟音が鳴った方へGO!
>>262〜>>266
もうAで決定しとるやんけ!
今の不確定要素で社築とキズナアイが裏で組んでる可能性もほぼ消えたし安心して漁夫の利が狙えますなぁ…
作中で非常口の位置を明確に描写しないのは作者が非常口の出口がどこだか知らないからです(入り口はアトラクションの途中で見える)
アンケート結果!
『予期しない出来事が!どう動く?』
→A 非常口から突入!
「やっぱり作戦通りにしようよ」
「そうですね。行きますか」
現在地:ホーンテッドマンション内部
『アトラクションが動いているのに乗らずに逆走……なんかすごく違和感あるね』
『こんな機会二度と無いでしょうし楽しむくらいの気持ちで行きましょう。……そもそも夢の国を殺しあいの舞台にしている時点で悪趣味極まりないと思いますけどー』
『た、たしかに……そういえばアーチャーさん?アサシンさん?ってもちひよこちゃんかもしれないんだよね……デ○ズニー好きで有名じゃなかったっけ?』
『人がいないパーク、勝手に動くアトラクション……都市伝説みたいでおもしろいじゃないですか。デ○ズニー好きならきっと楽しめますよ。少なくともあずきはとっても楽しいですね。せっかくですし七不思議の再現とかしてみたいですね』
『悪趣味なのしかできないから止めとけ止めとけ』
『……ん?だれっ!?知らない声が急にテレパシーに割り込んできたよ!?』
『イオリさん。きっとホーンテッドマンションの1000体目の幽霊です』
『ええええええ!うそぉ!』
『嘘にきまってるだろ。私は幽霊じゃないぞ』
『否定するヤツほど怪しいって言いますよね』
『じゃあやっぱり幽霊?』
『だから違うわ。いい加減ボケるのはやめて説明してくれ』
『………………………………動画編集神です。眼を応用して生み出した偵察用使い魔で罠の確認のために先行させてました。戦闘能力皆無なので轟音が鳴った方へは行かせられなかったんですけどこっちなら問題ないかなって』
『ボケようと思ったけど何も思い付かなかったみたいな間やめろ』
『へーあずきちゃんの魔術でこんなのも出来るんだぁ』
『最初はできなかったんですけれど魔術に慣れていく内に作れるようになってました』
『へぇー。サーヴァント顔負けだね。……あずきちゃんみたいに他のマスターさんもこういうことできるようになっているのかもね』
『そうかもしれませんね……さて、編集神。こちらの方に戻ってきて話に割り込んできたということは何か見つけたんですね』
『ああ、本道から外れたところに変なもの見つけたわ。とりあえず着いてきな』
動画編集神に連れられ、進んだ先には強力な魔術で作られたと思われる人一人が入れる大きさの箱が置かれていた
『おっきな箱だー。……これふた部分が無いね』
『暗いから見ずらいけどピンク色でフチだけ色が濃いぞ』
『強い魔力が感じられるので……あちらの秘密兵器か何かですかね』
『これどうするの?』
『隠すか壊すか持っていくかここで時間をかけて何の魔術か分析するか……ともかくそっとしておくのはやめた方が良さそうですね』
『中に入ってみるっていうのは?』
『やめとけやめとけ。箱の中の魔力がどう作用するかわからん』
『パワーアップできるかもよ?』
『まぁそこまでやりたいんなら止めないけどさ』
『うーんとイオリさんアンケートお願いしても良いですか?』
『おっけー』
【アンケートその11】
『魔力を秘めた謎の箱を見つけた……』
A 壊す
B 隠す
C 持ち運ぶ
D 分析する
E 中に入る
>>270〜>>276
えっ!?あぁ…あの箱ね!知ってる知ってる!
そりゃあ【E】を選ぶよな普通!常識的に考えて!
>>271
おそらくアイちゃんのランダムワード生成機
色々とものを取り出せるとしたらむしろ奪ってこちらの戦力にしたいけど逆に居場所も魔力で探知されるだろうから怖いね
とりあえずはDや
わてくしはCカップが好きです
『魔力を秘めた謎の箱を見つけた……』
→E 中に入る
「じゃあ中に入りますか……キャスターさんお願いします。あずきはここで待っています」
「えっ!?なんで一人で!?怖いよー!あずきちゃん一緒に入ろうよー」
「キャスターさんが言い出しっぺですからね。一人が嫌なら動画編集神で妥協してください」
「……分かった。それで良いよ!」
「やめろ!当人のいないところで勝手に決めるな!」
「じゃ、入ろっか!」
「うわっ掴むな!やめろっ!」
「あなたはあずきの僕(しもべ)なんですから命令には従ってください」
「だってー。行くよ編集神ちゃん」
「私には味方がいないのか……」
そんなこんなでイオリと動画編集神は謎の箱の中に片足を踏み入れた
「……えっ?」
「どうしました?」
「床がないよ?」
「床がない?……ってどういう意味ですか?」
「うーん。目で見ると床があるのに足がすり抜け……うわっ!?」
イオリは色々試している内にバランスを崩したのか箱の中に全身が入ってしまい、まるで煙突の中に落ちたかのようにあずきの視界から見えなくなった。
「キャスターさん!?」
あずきは慌てて箱に近づき中を確かめる。
「いない?ゲームによくある実はすり抜けられる壁的なやつですかね?……さて、どうしよう」
慌てていても中に飛び込むほどの勇気と短慮軽率さは無かったあずきは少し考えて
「動画編集神の眼を借りますか」
イオリ達がどうなっているかを確かめてから飛び込むことにした。
「えーっと普通にホーンテッドマンションで……あれ?戦闘している?」
視界に移るのはイオリと、その背景に広がっている戦闘シーン。
「とりあえず石のなかにいるって感じではなさそうですし、入りますか」
一巡したあと、ここに眼をセットだけしておいてあずきは中に飛び込んだ。
「おっと。出口ですか。変な感覚」
あずきは足から飛び込んだのに頭上から飛び出すという変な感覚を覚えながら外に出た。
「あっ、あずきちゃん」
「キャスターさん無事で良かったです。この箱別の箱と繋がっているんですね。云わばワープポイントですか」
あずきの背後には先ほど中に飛び込んだ箱と瓜二つの箱が置かれていた。あずきはこの箱の中から出てきた。
「今、セイバーさんとアーチャーかもしれない人が戦っている最中みたい」
「なるほど戦場からちょっと離れた見えにくいこの位置に箱が置いてあるということは……敗走のときの隠し通路ということですかね」
「残念。外れだよー!」
戦場から少し離れた位置で戦いの様子を覗いていた二人と一匹の前に自称アーチャーのマスターキズナアイが現れた。
「!?」
「不意を打てたと思っているなら大 間 違 い です!だって二人は私がここに招待したんだからね!」
「……どういうこと?」
「この箱いっぱいセット。行き先私の自由。不意打ち嫌だから招待。オーケー?」
「オーケーです。教えてくださるなんて中々の余裕なんじゃないですか?あちら2VS1になってますよ?」
キズナアイの背後には未だ勝負が続いていた。
「余裕というか……そもそも私のこの魔術の説明聞いたところで対策なんてできないでしょ?それにあっちはあれで拮抗しているから大丈夫」
「まぁ確かにその通りですが……それでセイバーはサーヴァントに任せてアイさんは一人でここに何を?」
「何だと思う?」
「不意打ちしてこなかったことを考えるとわたしたちと仲良くしたい……とか?」
イオリは少々冗談混じりに言いながら、戦闘準備を進める。
「不意打ちしなかったのはそもそも不意打ちが聞かない相手だと思ったから。仲良くしたいわけじゃないかなー」
キズナアイはワープ箱をそのまま小さくしたような箱を持って構えた。
『これは戦闘ですね』
『どうする?』
『戦闘に関しては色々詰め込まれているイオリさんの方が出来るでしょうから指示お願いします』
『……あっちに合流するか逃げるなら一度下がった方が良いかも』
≪戦闘開始!【VSキズナアイ】≫
イオリの行動
移動位置
い 前に飛び込む
ろ 位置はこのまま
は 距離をとる
何をしながら?
ニ 宝具展開『赤いおじさん』
ホ 宝具展開『勝利宣言犬』
ヘ 宝具展開『1.3倍シスターズ』
ト 宝具展開『キノコ』
チ 簡単な攻撃魔術
リ 何もしない
赤いおじさん:近接戦闘能力が高いけど魔力消費が大きく、一度出したらしばらく出せない
勝利宣言犬:小さいがすばやく、突進攻撃が得意
1.3倍シスターズ:数が多いが戦闘能力はあまり高くなく。どちらかといえば偵察向け
キノコ:色々な箇所に生やせて防御が高い
あずきの行動
移動位置
A 前に飛び込む
B 位置はそのまま
C 後ろに下がる
何をしながら?
d 簡単な攻撃魔術
e 簡易''眼''を設置
f 動画編集神を使役
g 何もしない
眼:あずきと視覚が同期している魔術。威力は高くないが眼からビームを出したり、涙のような水を出したり、自爆したりできる
※戦闘について※
戦闘は操作できるキャラクター全員の行動を安価してもらってそれぞれの最も投票数の多いものを取る形式となっております
また移動とやることは別の行動扱いとなっているので同時安価でお願いします
安価例:はホCg(イオリあずきともに後ろに下がり、イオリは勝利宣言犬を飛ばす)
>>285〜290
ワープで分断されそうだから
ろヘBe(双方同じ位置でイオリは大量の1.5シスターズあずきは複数の方向を見えるように目を設置)
たぶん下手に攻撃すればこちらにかえって来そうだからキズナアイの選択肢減らすどこに移動してもいいように目を複数の方向から同時にだとたぶん対処できない1.5シスターズの先頭能力は低いけどサーバントじゃないなら十分でしょ
ろホBe
あちらも戦闘になるのは織り込む済みだろうし小回りがききそうな感じで
運が良ければそのまま倒せるだろうし
使用を感知されたから不意討ちにはならなかったけど戦力の分断にはなっていてキズナアイも焦ってるはず!あんな怪しい箱に入ろうなんて普通思わないし!!
それに不意討ちの対抗策として招致をするってことは箱自体に攻撃的な機能は無いと見ていいはずだから逃走目的と判断!
…でもワープによる分断と遠隔攻撃の反射が怖いから直感持ちのイオリはその場で高速アタッカー召喚、あずきは後退と編集神の使用で状況確認に徹する!!
マスター1人なんて絶好のチャンスに攻め込まないで何時攻めるっ!?今でしょ!!
【ろホCf】
ろニBe
そも会ってしまったからには逃げることもできなさそうなので、ならばいっそ押し切ってこの場で倒してしまうしかない
まずはスタンドで言うところの近接パワー型に相当するであろう赤おじを前面に出して力押し、娘には足止めないし誘導のための眼をたくさん仕掛けてもらって、眼で隙を作ったら赤おじ渾身の一撃で決める
イオリはどうする?
【位置はそのまま】→【勝利宣言犬】
あずきはどうする?
【位置はそのまま】→【眼を設置】
「『勝利宣言犬』おねがいっ!」
勝利宣言犬がキズナアイに向かって突進を仕掛けた。
その背後ではあずきが眼の設置をしている。
「小手調べってこと?素早いけど……物量の嵐には勝てないよね!」
そう言ってアイはバックステップで距離を取りながら持っていた箱を目の前に構えた。
箱はなぜか本来上になるはずの開けた面が前面に押し出されており……
「いっけーっ!」
そこから色々な物が大量に勢いよく飛び出してきた。
「うわっ!」
だだっ子が道具箱のオモチャを投げまくるような技で威力は低い。が飛び出してくる量とスピードは馬鹿に出来ず、勝利宣言犬は撃墜。二人も全ては回避し損ねる。
「飛んでくるのが魔術関係ないただの物で助かりましたね……イオリさんにはダメージありませんよね?」
「うん。これくらいじゃあサーヴァントにはダメージ入らないよ。ただ動きにくいし、見にくいし、邪魔かな」
「視界が遮られるのは厄介ですね……強行するにもスピードは落ちますし、一旦下がりますか」
「うん」
≪強制的に後ろに下がった≫
『さてどうする?』
『この位置ならあずきたちが入った箱も手に取れますね』
『えー?箱ってアイちゃんのものだから使えないんじゃないの?』
『分かりませんよ?アイさんはサーヴァントじゃなくてマスターですし、使える強力な魔術には制限があるはずです。案外さっき言ったのはブラフかもしれません』
【VSキズナアイその2】
イオリの行動
移動位置
い 前進
ろ そのまま
は 射線から外れるように斜め前に前進
に 箱を取りにいく(この選択肢を選ぶ場合『何をしながら?』は選べない)
何をしながら?
イ 宝具展開『赤いおじさん』
ロ 宝具展開『1.3倍シスターズ』
ハ 宝具展開『キノコ』
二 簡単な攻撃魔術
ホ 移動に集中する
あずきの行動
移動位置
A 前進
B そのまま
C 射線から外れるように斜め前に前進
D 箱を取りにいく(この選択肢を選ぶ場合『何をしながら?』は選べない)
何をしながら?
e 簡単な攻撃魔術
f 簡易''眼''を設置
g 動画編集神を使役
h 移動に集中する
>>293〜>>297
いハCf
あずき目は撃墜されてないなら目をなるべく設置して陽動もかねてイオリはキノコで守りながら突撃
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