シロちゃんとアイドル部はシークレットゲームに参加するようです。【SS】
▲▲▲全部▼▼▼
1 名前:1[age] 投稿日:2018/11/23 21:40:47 ID:RgyL2VcjJv
※この注意事項を確認してから読んでね※

・このSS内で行っているゲームは『シークレットゲーム』『キラークイーン』というゲームに登場するゲームを元にしております。
気になった方はswitch版が出ているのでそちらをどうぞ。

・元ネタはデスゲームですがルールや設定を一部変えて【デスゲーム風レクリエーション】みたいな感じにしております。そのためアイドル部の面々が裏切りを行ったりしますが、あくまでゲームだから行っているのであってゲーム以外では普通に仲良くしている設定です。ドカポンで裏切りしているようなもんだと思ってください。

・作者は『キラークイーン』『シークレットゲーム』やそれを元ネタとした創作の影響を当然受けているので似たような展開があっても許してください。個人的には『彼らは最後まで殺しあうようです。』とかがオススメの創作キラークイーンです

・視点がコロコロ変わります。作者はプロじゃないので許して。あとキャラ崩壊も許して。

・不定期更新です。失踪する気は無いので気長にお待ちくださいませ

< 12345
325 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/01/04 00:55:17 ID:JLjiF9wi2r

あずきちの情報があればもちにゃんジョーカーがほぼ特定できそうだけどどうなるか

326 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 16:59:23 ID:weNDrzTzzr
Side:八重沢なとり 一人称視点 三階と四階間の階段【01:03:36】
この視点の前回→>>314

階段を駆け降りる二人の足音が響く。
私とあずきさんは今、たまさんとイオリさんが居た部屋へと向かっていた。

この建物の階段は何故か長い。私は階段を降りている間にあずきさんに要点をまとめて現在の状況説明をした。

「なるほど……イオリさんの解除条件がAで夜桜さんがQを持っているので殺す可能性があるのに、それに気づかなかったと……何で夜桜さんからPDA取っておかなかったんですか?」

「完全に忘れてたんです!」

たまさんの持っていた二つのPDAを取って置けば少なくともたまさんの反抗とイオリさんのたまさんへの攻撃は防げる。実際に何が起こっているかは分からないですけれどもしそのどちらかが原因の銃声だったら明らかに私の判断ミス。



「双葉さんがいない!?」

階段から降りるとそこにいたはずの双葉さんがいなかった。遅かった?!
ともかく銃を構えてイオリさんとたまさんがいた方向に向かう。すると

「えっ?あずきちゃん!?……なんで?」

銃を構えた双葉さんと……

「ふたばちゃん!勘違いだって!」

銃口の先に血まみれのイオリさんがいた。

327 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:00:21 ID:weNDrzTzzr
うわっ!なんですかこの状況!?イオリさんは見る限り怪我をしている様子は見られないから血はおそらく……たまさんのモノでしょう。
だとしたらさっきの嫌な予感通りイオリさんがたまさんを撃って部屋から出てきて、銃声に気づいた双葉さんがイオリさんを見て警戒しているっていう感じかな?


「あずきは風紀委員長に降伏を申し出ているので攻撃しません」

いち早くこの状況で行動をしたのはあずきさんだった。あずきさんは自分が敵ではないアピールをして、あずきさんを警戒している双葉さんの銃口が自分に向かわないようにしたようだ。

「二人ともそういうことなのであずきさんは敵ではありません!攻撃の心配はありません」

二人とも私の言葉もあってあずきさんを信用した様子だ。助かった!この状況であずきさんも双葉さんの攻撃対象になったら収拾がつけられなくなる。


「……二人とも私を攻撃するつもりはありますか?」

私は状況の確認をするために二人に聞いた。どちらも首を横に振った。

「双葉さんは部屋から急に銃声が聞こえて駆けつけてみたら、返り血がついているイオリさんを発見して警戒しているんだと予想したんですけれど、それで合ってますか?」

「うん」

328 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:02:21 ID:weNDrzTzzr
「違うよー!イオリはみんなと敵対する気はないよー!」

「じゃあその血はなんなん?」

「たまちゃんの血!」

「やっぱりやってるじゃん!」

「違うの!」

「たまちゃんマネキンになったってさっき言ってたよね」

「うん」

「その原因は?」

「それはイオリだけど……」

「ほら!」

収集がつけられなくなってる……イオリさんがたまさんを脱落させたのは間違いないっぽい。
けれどそれにしてはイオリさんの様子が変なんですよねー想定外のことだらけみたいな。とりあえず私達に対して攻撃する意思はなさそう。何でそう感じるのかはわかりませんが。
ともかくイオリさんは何か知っているみたいですけれどパニックで上手く言葉に出来ないようにみえるし、それが原因で双葉さんが勘違いしている気がする。

話を誘導すれば今回の話の流れが見えてくるかもしれない。けれど何を言えば……

329 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:04:13 ID:weNDrzTzzr
「……イオリさん銃は持ってないんですか?」

……!それです!ナイスですよ!あずきさん
イオリさんは今明らかに武器を持ってない。それなのに返り血がついているにしてはおかしい。
これが私がイオリさんから敵対意思を感じなかった理由かもしれない。

「銃?イオリは持ってないよ!……あっ!言うの忘れてたピノちゃんが!」

「ピノちゃん?」

急になんでピノさんが?

「こっち来て!」

イオリさんがたまさんが居た部屋の方へと急に走り出した。

「イオリさん!ちょっ!まっ!」

何はともあれ追うしかない。
私達は駆け出した。

330 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:06:24 ID:weNDrzTzzr
部屋の前に着くとイオリさんが部屋を開かずにドアに向かって叫んだ。

「ピノちゃーん!部屋に入っちゃ駄目って言われたけれどドア越しに話をするのはダメー?」

「……良いですよ。入ってきたら容赦なく撃ちますけれど」

「!!」

部屋の中から聞こえてきたのは間違えなくピノさんの声。
どういうこと?双葉さんはイオリさんが居た部屋に誰か入ってこないように部屋のドアが見える位置にいたはず。だから部外者が襲ってきたとしたら双葉さんはイオリさんなんか警戒しないはずだ。
それなのに双葉さんがイオリさんを警戒していたということは双葉さんはピノさんがこの部屋に入ったのを見ていないということだ。

「イオリちゃんどういうこと?説明して?」

双葉さんがそう言うと、イオリさんはこっちの方を向いて口を開いた。

331 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:08:16 ID:weNDrzTzzr
「たまちゃんがイオリのことナイフで襲ってきて!防御してたらピノちゃんが換気するとこから出てばーんって撃ってきて、たまちゃんの力が弱まったからゲームだしもういいやえいってイオリがたまちゃんを刺して、たまちゃんが死んじゃって、よく考えたらわかりあえたかもしれないって気づいて、イオリのばかばかばかばかー!って言ってたらピノちゃんが銃を構えて部屋に入ってきて今すぐ部屋から出たら殺さないって言われて、部屋からイオリ出てきたの!」

???えーっと?

「ピノさん?今イオリさんが言ってたことと何か相違はありますか?」

嘘には聞こえないけれど嘘の可能性があるし、何よりもピノさんに状況を説明してもらいたい。申し訳ないけれどちょっと整理しきれなかった。
ピノさんにもう一度説明してもらおう。

「相違はないです。わたくし偶然換気ダクトにいて悲鳴が聞こえてきたので来てみたらたまお姉ちゃんがナイフを持ってイオリお姉ちゃんに襲いかかっていたので、わたくしが背後からたまお姉ちゃんを撃ちました。それだけではたまお姉ちゃんは脱落しなかったのですが、わたくしが撃ったせいで力が抜けたのかたまお姉ちゃんは刺されまいと抵抗していたイオリさんに競り負けて逆にナイフで刺されてしまったようです。で、わたくしそのままイオリお姉ちゃんも撃ってしまおうと最初は考えたのですが、だれかが近づいてくる音が聞こえてきたので、イオリお姉ちゃんを外に出すことで時間稼ぎをすることにしたのです」

332 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:10:11 ID:weNDrzTzzr
話は長かったけれど分かりやすかった。整理しましょう。

まずたまさんを殺したのはイオリさん。原因はたまさんがナイフでイオリさんを襲ったことと、換気ダクトにいた通りすがりのピノさんがたまさんを撃ったこと。
ピノさんはそのままイオリさんも脱落させるのを考えたけれど、双葉さんが来る気配に気づいて、イオリさんを外に出すことで時間稼ぎをすることにした。

おそらくPDAか首輪のどちらかが欲しかったんでしょう。けれどイオリさんも殺してしまうと漁っている間にその誰かが来てしまう可能性があり、戦闘になるリスクがある。
それならばたまさんの返り血がかかったイオリさんを脅して外に出し、来ている誰かの足止めを無意識の内にさせつつ、イオリさんに事前にこの状況の説明をさせることで、戦闘になるリスクを減らすことが出来る……とこんなところでしょうか。

ピノさんはおそらくこれ以上の戦闘は避けたい。私達も無理にたまさんのPDAや首輪を狙う必要がない以上、わざわざドアを開けたりせずピノさんが居なくなるのを待つことにした。あずきさんだけは少し残念そうでしたが。

ともかくやがて部屋から一切の物音が聞こえなくなり、外から呼びかけ返事が無いのを確認し、部屋を開けると……


たまさんのマネキンが転がっており、PDAや首輪、持っていたらしいナイフまでもがピノさんに持ち去られていた。

333 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:11:53 ID:weNDrzTzzr
色々あったがようやく一段落した私達はとりあえず四階に上がり、あずきさんがいた部屋にいた。

どちらかといえばイオリさんの殺しは事故のようなものですし、警戒する理由は薄い。逆に事故とはいえたまさんを刺してしまったイオリのメンタルが心配だったけれど意外と平然としていてよかった。

サブマスターだとカミングアウトしてくれた双葉さんの情報によるとこのゲームではアバターの痛覚軽減機能があり、痛みが強ければ強いほど軽減されるらしい。
だからもしかしたら私たちの精神もある程度いじって戦闘に積極的に、メンタルを強くみたいな風にしているのかもしれない。そうでなかったらいくらゲームでアバターで本当に死ぬわけではないと言っても知り合いを殺そうとするのは相当の覚悟が必要だ。

それなのにわりと忌諱感なく殺しに行けるということはいじってあるんだろう。
よく考えたらゲームのスタートとばあちゃるさんの話を普通に信じてただのゲームだと思っているのもよく考えたらおかしいですし。

334 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:12:43 ID:weNDrzTzzr
「さて、これからどうしますかあずきさん?すっかり忘れていましたけれど降参していましたよね」

色々あって忘れてたけれどあずきさんは私達を襲おうとしていた。イオリさんよりも脅威度は高い。
一度降参はしたもののさっきとは状況が違う。あずきさんは自分のアサルトライフルを回収しているし、私達を殺しにかかる可能性はある。

「そういえばめめちゃんとごんごんをおそったのって二人であってる?双葉二人と行動してたんだよね。げーむだし、まったくもってうらみとかないけど気になって」

双葉さんが私の質問を遮ってあずきさんに問いかけた。あずきさんにずっと質問したかったようですね。まぁすぐに銃口を私達に向けようとしない辺り、敵対する可能性は低いから大丈夫かな?

逆に双葉さんがあずきさんを襲う可能性も考えてはいましたが、双葉さんの表情を見る限り冷静で、本当にゲームだと割りきってそうで良かった。

335 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:14:55 ID:weNDrzTzzr
「双葉さんも一緒に行動していたんですね。居たことに気づきませんでした。……合ってますよ。もこ田さんを襲ったのはあずき達です。ただ、金剛さんには逃げられちゃったので、金剛さんはたぶんどこかで生き延びていると思います」

「ごんごんちゃんまだ生きてたんだー良かったーイオリ心配してたんだよね」

イオリさんが安心しきったような顔で呟いた。
いろはさんまだ生きていたんですね。このゲームの中でいろはさんにはお世話になったので私も少し心配していましたが良かった。

「あ、先ほどの風紀委員長の質問に返答ですが。あずきの解除条件は殺しが必要ないので三人を襲うということはありません。三人とは別行動させてもらいたいなと思っています」

あずきさんの解除条件が殺しに関係ないなら必要なのはたまさんの方かな?まぁいいやその辺は今聞いてしまおう。

336 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:16:22 ID:weNDrzTzzr
「良いですよ。ただし、知っている解除条件とかの情報は教えてくれませんか?イオリさんも双葉さんもこれで良いですよね?」

二人が首を縦に振る。それを見てあずきさんは自分のPDAを差し出した。

「あずきの解除条件は4。現在持っている首輪は1つ。もこ田さんのです。できればたまさんのも回収したかったのですが……まぁあの状況じゃあ無理ですね」


https://vt-bbs.com/upl/1546676182-1.jpg


337 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:17:45 ID:weNDrzTzzr
「夜桜さんの解除条件は聞いていませんが、殺すことでメリットがあり、首輪は関係ない解除条件ってことでおそらく3か9かKですー。……ほぼ3だと思いますけれど。あとは花京院ちえりさんの解除条件はおそらく7ですね」

あずきさんが続けて自分以外の解除条件について話をする。うーんジョーカーについて聞きたい。
ジョーカーは私の解除条件にも双葉さんの解除条件にも関わってきますからね。

「機能拡張ソフトウェアでジョーカーは四人組のチームが持っていたっていうことが分かっているんですけれどあずきさん四人組のチーム知りません?」

「四人組ですか……あずきと夜桜さんが最初に襲って失敗したチームは花京院ちえりさん、猫乃木さん、りこちゃん、神楽さんの四人組でしたよ」

338 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:18:34 ID:weNDrzTzzr
あー!イオリさん追わずにそのまま一緒に居ればジョーカー簡単に手に入ったんだー!完全に失敗した!!

……もう後の祭りですね。仕方ない。私はあのときジョーカーがまだ拾われていない可能性が高いと思っていた。みんなのPDAを見た確認したあとにチームから離脱することは心証が悪すぎる。かといって5人で行動していたらジョーカーを探せない。

サブゲームマスターの双葉さんが教えてくれたジョーカーは誰かの初期位置の近くに置いてあるって情報を知っていればそんなマネしなかったのに!


「それで一つ提案と……お願いがあるんですがよろしいですか?」

あずきさんが明らかにイオリさんの方を見て言った。
……イオリさんに何か提案があるの?

「何?あずきちゃん」

339 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:19:18 ID:weNDrzTzzr
「夜桜さんがQを持っていました。そして夜桜さんを殺したのはイオリさんです」

あぁ、なるほどイオリさんの解除条件の話か。

「Aの解除条件にはQの持ち主を殺すとしか書かれていないからめめめさんのQのPDAを持っていたたまさんにトドメをさしたイオリさんはもう解除条件を達成しているのではないかということですか?」

「えっ!?そうなのー?あ、確かに!イオリ気づかなかった!」

えっ……イオリさん気づかずにたまさんにやり返したんですか?ええっ……

「そうです風紀委員長さん。話が早いですね。それでイオリさんに首輪を解除してもらって首輪と……できればイオリさんのPDAもほしいです。対価はあずきが持っている武器でどうでしょうか」

あずきさんの欲しいものは首輪と……PDAですか。

340 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:21:59 ID:weNDrzTzzr
イオリさんが解除に成功したらあとは誰も入れなくなった一階に降りればOKだ。首輪が無くなるから侵入禁止エリアに入ってもペナルティーは発生しない。
自分のPDAが命並みに大事なのは首輪を解除するときに自分のPDAを使わなければならないからだから、マップとか機能拡張ソフトウェアが無くても良いならPDAはもう必要なくなる。

けれど……PDAはあった方が便利ですし、元々敵だった人に渡すのは……


「首輪はともかく……なんでPDAもひつようなの?」と双葉さんが言った。

「PDA収集が条件の人に渡して首輪を解除してもらえば3つ目の首輪も獲得できます。……勿論PDAは貴重ですからPDAについては諦めても良いですよ」それに対してあずきさんが返答する。

さて、イオリさんのことですから私はイオリさんの決定に従いますが……どうでしょうか。首輪はともかく、PDAはあげない方が良いと思うんですけれど。


「いいよイオリ解除したらあずきちゃんに渡すよ」

イオリさんがあずきさんの話を承諾した。嘘でしょ?

341 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:22:38 ID:weNDrzTzzr
「イオリさん!?良いんですか!?」

「イオリは別にあずきちゃんに渡しても良いと思うけど……なとなとが欲しければなとなとにあげるよ?」

「いや、別に私は大丈夫ですけど……下に逃げるときにマップが無いとまずいんじゃないですか?」

このゲームの建物は階段がそれぞれ別の場所にある現実にはほぼありえないような構造になっている。マップが無かったら階段を手がかりがない状態で降りなければいけない。

「あっ、そっか。じゃあごめんねあずきちゃん、PDAは駄目かな」

イオリさんは私の言葉をきいてPDAを持たない場合のデメリットを理解したのか少し残念な顔であずきさんの方を見ながら言った。

「まぁ普通はそうですよね。大丈夫ですよ」

あずきさんも流石にPDAは貰えないと思っていたのかあっさりとして言う。

しかし、それに待ったをかける人がいた。

「……ちょっとまって」

双葉さんだ。

342 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:24:55 ID:weNDrzTzzr
「みんな双葉がサブマスターだって知ってるじゃん」

「いや、あずきは初耳です」

「あれ?説明してなかったの?」

「いや、特に重要な話でも無いですしすっかり忘れてました。ごめんなさい……で、それでそれがどうかしたんですか?」

私とイオリさんは既に双葉さんがサブマスターだという情報を教えてもらえている。ペナルティーは既に一度受けているから自由に言って良いらしい。
でも何で今その話を?


「実はこのちかくに一階から六階までじゆーにいけるエレベーターがあるのです!」

「えっ?そんなのマップには乗ってなかったよ?」

イオリさんのいう通り、双葉さんが言う『エレベーター』だとわかる何かはマップには乗っていない。
けれど言われてみると……

343 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:25:31 ID:weNDrzTzzr
「あ、もしかしてこのマップ上に書かれた謎の丸ってエレベーターを表していたのですか?」

あずきさんのいう通りマップには謎の丸が書かれており、その丸の表記は全ての階の同じ位置にある。何だろうなと疑問に思っていたのですがなるほど……

「これ明らかに表記が悪いですよ」

一度その場所に言ったことがある人かサブマスターじゃないと分からないっていうのは酷い。これはあとでばあちゃるさんに抗議ですね。

「でもこれでイオリちゃんはマップ必要無いでしょ?直接一階に降りられるし」

「ほんとだ!じゃああずきちゃんにイオリのPDAもあげるよ。じゃあまず解除だね!」

イオリさんはそう元気良く言うと自分のPDAを取り出した。
そのPDAを自分の首輪に当てれば解除できるはずだ。

344 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:26:29 ID:weNDrzTzzr
けれどイオリさんの腕はPDAを出すまでは勢い良かったもののそこから先が中々動かない。

さっきまでと違いイオリさんも少し緊張しているようだ。まぁ当然だろう。これの結果次第でゲームに脱落し、ちえりーらんど送りにされてしまうのだから。

「……」

あずきさんも双葉さんも表情を見ると緊張しているようだ。それは私も同じ。
やる本人じゃない私達まで緊張しているのだ。
いくらイオリさんといえ、勇気がいるだろう。


「……よし、やるよっ!」

イオリさんは意を決してPDAを首元に近づけた。

イオリさんのAのPDAが首輪に触れた瞬間、首輪から音が鳴った。


『おめでとうございます!首輪の解除に成功しました!』

345 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:27:25 ID:weNDrzTzzr
その言葉と同時に首輪から小さくカチッっという音が鳴った。

イオリさんがゆっくり首輪に手を伸ばし、首輪を動かすとイオリさんの首輪が外れた。

「やったー!」

首にかかっていた銀の拘束具が外れ、緊張も解けたのか。イオリさんが大きな喜びの声をあげた。


「イオリさんおめでとうごさいます!」

「イオリちゃんおめでとー」

「おめでとうごさいますー」


それに対して私達三人はそれぞれ祝福の言葉を言った。

よかったぁ……これでイオリさんは下の階に逃げこめばほぼ生存は確定。賞金狙いの人が首輪を解除して降りてきたときぐらいしか脱落することはない。

346 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:28:07 ID:weNDrzTzzr
「はい、あずきちゃん。首輪とPDA」

「ありがとうございます。大事に活用させていただきますね」

イオリさんがあずきさんとの約束通り外した首輪とPDAを渡した。

個人的にはやっぱりPDAは渡さないで自分で持っておくべきだと思うんですけれど……まぁイオリさんのPDAにはソフトウェアが入っていませんし、エレベーターで直接一階に行く以上、一階には武器もソフトウェアも無いだろうから追加でPDAを獲得することも難しいですし……PDA渡しても渡さなくても変わらなそうですね。

「じゃあエレベーターにれっつごー!」

私達4人は双葉さんのかけ声でエレベーターの方に歩みはじめた。

347 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:29:30 ID:weNDrzTzzr
「それにしても一階から六階まで自由に行けるとかチートじゃないですか?」

「その代わりマップからはここがエレベーターって分かりにくくなっているでしょ?」

「まあ確かにマップにはエレベーターとは書いてはいませんけれど……でも直接一階から六階に上がれるじゃないですか。しかも五階六階には軍用兵器もあるんでしょう?強すぎません?」

「……ふーちゃんはサブゲームマスターだけれど運営側ではないのでしりませーん!」

私達はエレベーターにたどり着いた。ここでイオリさんとはお別れになる。


「じゃあ先にヤマトイオリさんがエレベーターに乗って、一階まで降りたあと私達が六階に上がりましょう」

あずきさんがそう確認するように言った。六階に私達が行ったあと、一階にイオリさんが行く場合、一階二階三階より五階や六階のエレベーター前の待ちぶせの可能性が高いことを理由にその順番になった。

348 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:30:06 ID:weNDrzTzzr
それにイオリさんは首輪もPDAも持っていない状態でエレベーターを使うから、探知に引っかからないためエレベーターを使用していることがばれにくい。だから私達がイオリさんの後に使ってもリスクは高くならない。
つまりイオリさんが先にエレベーターを使うことで私達が脱落するリスクは変わらなくてもイオリさんが脱落するリスクは下がるのだ。


ポチッ

イオリさんがエレベーターの下ボタンを押した。
エレベーターのドアの上にある表示を見ると六階にあったエレベーターが四階に降りてくるようだ。


エレベーター……遅いなぁ。

「あれ?」

「双葉さん何かありました?」

349 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:30:45 ID:weNDrzTzzr
エレベーターがなかなか来ないけれどそれが理由ではないだろう。
このエレベーターのスピードが普通のエレベーターよりもかなり遅く設定されているということは事前に双葉さんから聞いている。こんなに遅いとは思いませんでしたが。

このタイミングで何か双葉さんに疑問ができたということはそれとは違うイレギュラーが起きているということだ。


「いや、そんなみがまえることではないけど。このエレベーター一度は使われてるっぽいよ。エレベーターはゲーム開始時点では一階にある状態だって教えてもらったから」

一度も使われていなければ一階にあるはずのエレベーターが六階あるということは誰かが一度使って六階まで上がっているということ。
そして階段で下に降りていない限りほぼ間違いなく六階に人がいる。


……待ち伏せている可能性もある。


私達は武器を構えた。もしかしたら乗った状態で降りて来るかもしれない。

だが、結局それは杞憂マンだったようで……


「誰もいないみたいだね」

結局エレベーターには誰もいなかった。

350 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:31:14 ID:weNDrzTzzr
「じゃあ乗るね……あ、忘れてたーなとなと!はいこれ」

イオリさんはエレベーターに乗る直前、急に振りかえって私に袋を渡してきた。

「これは……?」

「これはおどうぐ箱に入ってた物をまとめたやつ!何かに使えるかも知れないからあげるよー」

「……ありがとうごさいます」

まあ貰っておきましょう。メモもPDAで出来るようになったので紙もペンも使わない気がしますが嵩張らないですし、ハサミなんかは使えそうです。

とか考えている間にイオリさんがエレベーターに乗り込んだ。

「じゃあ行くね!みんなさんも頑張ってくださいね。ばいばーい」

イオリさんがボタンを押したのかエレベーターのドアが閉じ、ゆっくりとエレベーターが下に降りていく。

351 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:31:59 ID:weNDrzTzzr
「イオリちゃんずっと手ふってたね」

「そうですね。じゃあ次は私達が上に上がる番ですね」

エレベーターの数字の表示がどんどん小さい数字に変わっていくのを見ながら私達はのほほんと話していた。

危険があるとしたら上の階の待ち伏せだ。今エレベーターに乗り込むことができる3階も過ぎた以上、イオリさんに危険は100%無い。イオリさんの心配をする位なら間違いなく自分の心配をした方が良い。
三人とも……いや、イオリさんも含めて四人がそう思っていた。


……はずだった。

352 名前:1【第五章:埋火】[age] 投稿日:2019/01/05 17:35:27 ID:weNDrzTzzr


ドカン!!!


「えっ?」

下の方……エレベーターの下の方から爆発音が聞こえてきた。

「イオリちゃん!?」

まるでイオリさんが乗っているエレベーターのかご部分が爆発したかのよう。

あずきさんは慌ててエレベーターの上昇ボタンを押す。


上がってきたエレベーターには大きく爆発で壊れた壁と床、残った部分にも焦げあとがついており……
残った床にはマネキンのパーツが少しだけ転がっていた。


【夜桜たま・ヤマトイオリ】 脱落


Side:???

『機能拡張ソフトウェア:遠隔爆発装置を起動します』

『爆弾Aを爆発させますか?』

『→はい』



第五章【埋火】終



残り生存者数……8人


    【2】     【4】

【5】 【6】 【7】 【8】

【9】 【10】



next……第六章【偽の女王は自らを壊す】

353 名前:1[age] 投稿日:2019/01/05 17:51:50 ID:weNDrzTzzr
本日の更新はここまでです

最初の解除成功者は誰も予想していなかったと思いますしかし、まさかの死亡です。
PDAも首輪も無しにエレベーターで一階に降りるという気付かれる可能性がほとんど無いのにどうして???は爆発のボタンを押せたのか。実は今までに伏線は仕込んであるので予想できなくはないです。
ちなみにタイトルの埋火(中世の地雷のこと)はこの爆発のことを指しています。

読者視点ではたまちゃんの死にまだ何か隠されているように見えますがミスリードしないために言うと話の中で語られていることがほぼすべてです。
元々死ぬ直前のたまちゃん視点を入れる予定だったのですが、上手く出来ずに没になってしまいました。
とはいえこのままではかわいそうなので次のオマケコーナーで死んだときの状況を話してもらおうかと思っています

あと二章(+エピローグ)で完結予定です。あと少しですがよろしくお願いいたします

354 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/01/05 18:06:55 ID:a8PBiXfXfa
更新乙です
イオリン脱落しちゃったの悲しいけど、持ち物全部誰かしらに渡していたのが唯一の救いかねぇ……

355 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/01/07 00:14:22 ID:L7AEJjFeKS
更新乙です
BETがまだありなら、ピノ様に入れたいですね

356 名前:1【脱落者の部屋:夜桜たまに聞いてみて】[age] 投稿日:2019/01/16 14:24:22 ID:Cj7kzaoGEF
お久しぶりです脱落者の部屋と六章前半戦を一気に更新します。
これまで溜め込んだ伏線や謎が六章後半と最終章ラストで一気に開放されますのでここが最後の休憩タイムかも?


おまけコーナー【脱落者の部屋】

シロ「こんにちは!シロです。今回は趣向を変えてこんな企画を用意しました!」

めめめ「その名も!」

りこ「【夜桜たまに聞いてみて】!」

たま「視聴者視点で私の動きが分かりにくかったから自分で補足説明してっていう企画だよね。ところでイオリちゃんは?さっき爆発して脱落してなかった?」

めめめ「イオリンはさっき脱落したばっかりだからまだここには来れないみたい」

たま「へぇ……じゃあとりあえずコーナー始めようか。といっても私は当事者だからどこが分かりにくかったとか分からないんだよね。そもそも分かりにくいのはドラマ性を追求して私とイオリちゃんの戦い部分を映さなかったのが原因だし。というわけで分かりにくかったところ誰か質問して?」

りこ「はいはい!なんでさくたまちゃんはスタンガン食らったのにすぐ起きれたの?そもそもさくたまちゃんがスタンガン食らったのにすぐ起きたからなの状況になったんだよね?」

たま「気がついたら起きていたし、特に対策してなかったからそれは私にも分からないけれど……たぶん服越しにスタンガンを食らったから効果が薄かったのかも」

357 名前:1【脱落者の部屋:夜桜たまに聞いてみて】[age] 投稿日:2019/01/16 14:26:15 ID:Cj7kzaoGEF
めめめ「あーなるほどーふたばちゃんが持っていたスタンガンはシロちゃんが上から落としてくれたものだからそれで威力が下がったっていうのもあるかもね」

シロ「うーん。そもそも普通のスタンガンってきっちり首元に当てないと気絶させるのは難しいんだよね。だから服越しで一瞬でも気絶したってことは余程強いやつだったのかも。そもそも首輪があるから首にスタンガン当てるのって難しいし、ハズレ武器じゃない?」

りこ「首がネックだったか……」

たま「コラ」ぺしっ

りこ「いてっ」

めめめ「で、起きたたまちゃんはイオリンを襲ったわけだけど……襲った理由は想像が付くとして、武器取り上げられていたのにどうやって襲ったの?」

たま「スカートの中にナイフを隠していました」

りこ「おぅ…大胆ー!」

シロ「どうやって隠してたのか気になるー!見せて見せて!」

たま「シロちゃんなら見せても良いけれど……残念だけどさっきまでのゲームでの私達の体はあくまでアバターだから、今はナイフ持ってないかなー」

シロ「そうだった!……まぁシロは特権持ちですし、別にいつでもスカートの中見れますから〜?別に良いですよっ」

りこ「イオリンに襲いかかったけど失敗したんだよね?それは何で?」

たま「武器ないイオリちゃんがパイプ椅子使って思ったより抵抗してきたことと後ろから撃たれたことが原因かなぁ。力が抜けちゃってそのときにイオリちゃんにぐさっと」

358 名前:1【脱落者の部屋:夜桜たまに聞いてみて】[age] 投稿日:2019/01/16 14:27:15 ID:Cj7kzaoGEF
シロ「たらればの話になっちゃうけれどどうすれば良かったと思う?」

たま「気絶したままでいる。なにもしないでいれば命は無事だった」

めめめ「やっぱりそうだよね。抵抗したのはやっぱり自分のPDAが3だからなの?」

たま「うん。私が起きたときイオリちゃんしかいなかったし、何故かPDAも奪われてなかったから、逃げるなら今しかないって思って」

イオリ「なになにー?何の話ー?」

めめめ「あっイオリン!」

りこ「今はねー!さくたまちゃんがどうするべきだったのかって話してるんだよ」

イオリ「へー……たぶんなとなとに捕まっちゃった時点でたまちゃんはほぼ脱落だったんじゃないかなー」

シロ「何でイオリンはそう思ったの?」

359 名前:1【脱落者の部屋:夜桜たまに聞いてみて】[age] 投稿日:2019/01/16 14:27:48 ID:Cj7kzaoGEF
イオリ「だってイオリとたまちゃんが居た部屋の中にある武器はたまちゃんが持ってたナイフだけでしょ?で、たまちゃんが部屋の外に出たらそこには銃を持った双葉ちゃんがいるんだよ。イオリでも疑われたんだからたまちゃんなんてすぐ撃たれちゃうよ。それにね、部屋の中にいたらピノちゃんが来ちゃうから寝たままっていうのも無理だよ」

たま「すごい。なるほど」

めめめ「イオリンすごいね!」

イオリ「イオリねエレベーターの中の爆発で脱落しちゃってから負けたのが悔しくてどうすれば良かったのかずーっと考えてたの!」

りこ「あれは不意打ちだし回避しようが無いと思うけどね。でも反省会って大事だよね。いつまたばあちゃる号に強制レクリエーションされるか分からないし」

イオリ「うん。イオリもそう思う。それでね、話が脱線しちゃったけど連絡を伝えにきたの。……ん?連絡しにきたって言う方が普通なのかなぁ?でも伝えるって方が」

シロ「イオリちゃん。ごめん連絡ってなに?」

イオリ「あっ!そうだった。あのですねもうすぐこのゲームで一番迫力があるシーンが来そうだから皆見てだって!」

りこ「迫力のあるシーン……?あ、???と???が向かいあってる。……え!?ちょっ!それは不味くない!?」


ドカァン!!!


シロ「おほー!こいつぁすげぇや!」


≪ここからは第六章『偽の女王は自らを壊す』をお楽しみください≫

360 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:34:15 ID:Cj7kzaoGEF
第六章【偽の女王は自らを壊す】


Side:猫乃木もち 三人称視点 五階【01:08:57】
この人の視点ラスト→>>293


≪機能拡張ソフトウェア:残り生存者数表示を使用します≫


■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□■■□□□□□□□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□□□□□□□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■□■ ■□□□□□□□■■□□□□□□□■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■


もちの持つPDAの黒い画面の全体にオレンジ色のデジタル数字が表示された。

「残り7人かぁ……」

もちは自分を抜いた全員を脱落させる解除条件の為、残り生存者数を知るとこはとても重要である。
あと七人脱落させなければならないということを確認した彼女はまた別のアプリを起動した。

≪拡張機能ソフトウェア:トランシーバーを起動します≫

トランシーバーを使うには通話の相手もトランシーバーを起動しているのが条件だ。相手がトランシーバーを開いたことを通知する機能はあるもののピノがそれにすぐに気がつくとは限らない。
しかし、今回はもちが起動してすぐにピノがトランシーバー機能を開いた。それを確認したもちはPDAに向かって喋った。

「今どこら辺にいるの?PDA手に入れた?」

361 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:38:40 ID:Cj7kzaoGEF
『あ、もしもしもちお姉ちゃん。……わたくしは今五階の廊下です。PDAも無事手にいれましたわ』

もちはトランシーバーの機能をONしたまま『PDA探知機能』を開いた。
おそらくその表示からピノの場所を見つけるつもりなのだろう。

「ありがとうピノちゃん。それでPDAはなにを手に入れたの?」

「えーっと3とQです」

「!!……へー3とQかぁ。今一人で廊下にいるのね……ん?」

もちは何か気になることがあったのかマップのアイコンの個数を指を動かして数え始めた。

『?もちお姉ちゃんなにかありました?』

数え終えたもちは何か難しい顔をしはじめた。何か考えているようだ。

「ふぅん。ねぇさ、ピノっち。今いるとこどこだかマップでどの位置だか教えてもらえる?」

もちはピノの位置に正確に把握したが、ピノはそのことを知らない。もちはピノに自分が『PDA探知機能』のソフトウェアを持っているということを教えていないのだ。
もちはピノに『PDA探知機能』を持っている違和感を持たせないためにすでに知っていること知らないふりをして、ピノに聞き出した。



「なるほど……ここにいるんだね」

もちは何も知らないふりをして、ピノの場所を教えてもらうことに成功した。

362 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:43:40 ID:Cj7kzaoGEF
『それでもちお姉ちゃん。わたくしはどうしたらいいですか?できればもちお姉ちゃんに会わずに渡して首輪を欲しいんですけれど……』

ピノは協力関係を結んだもののまだもちに襲われることを未だに疑っている様子だ。

「あーまぁあたしは8。殺しに行くメリットがある解除条件だし、ピノっちが疑うのもしょうがないか……じゃあ分かった。そこに置いていいよ?」

『え?そこに?廊下にですか?』

ピノの動揺がPDA越しからも声で伝わってくる。

「うん。ちょうど近くにいるしね。それと首輪だけれど……ごめん!あたし、ボディーチェックされる前に!と思って作動させといちゃった」

もちの言う通り、もちはすずが就寝中こっそりともちの所持品をチェックする前にすでにりこの首輪を作動させていた。ピノの解除条件は自分の手で作動させるなどとは書かれていないため、この作動もピノの解除条件の作動した数には加算される。
しかし、その数作動した数をゲーム中に確認する方法は用意されていない。
そのため確実に作動した数が5以上になったことを判断するために自分の目で見るしかない。もちがそれを本当にしたか判断するすべが無いピノは当然その言葉を疑う。

363 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:45:30 ID:Cj7kzaoGEF
『え?それが睡眠薬とPDAの約束でしたよね?……PDA持ち帰っていいですか?』

「ええーっ!待ってよ!ちゃんと作動はさせてるからピノっちの解除条件自体は一歩前進してるよ!……とはいえやっぱり自分の目で見ないとピノっちも納得しないよねぇ」

「そりゃそうですよ。作動させた首輪は消えてしまうから証拠なんて残らないはず……もしかして録画するソフトウェアでも持っているんですか?」

ピノが想像で挙げたソフトウェアは存在していないため、本当に首輪を作動させたか確認するすべは作動させた瞬間を直接見る以外にこのゲームの中では存在しえない。

そのためもちがピノに提示したのは……


「あのさ、首輪を最低でも二人分、もしかしたら三人分作動させられる作戦があるんだけれど。それで首輪の一つの起動したかどうか分からなくても良くならない?」

元々渡す予定だったリターンを霞ませるような大きなリターンだった。

364 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:47:45 ID:Cj7kzaoGEF
この人のラストはここ→>>271


【「罠」にご注意を】
・「罠」はゲームエリア内随所に設置されており、踏み板や電子センサーによって起動します
・「罠」はプレイヤーの殺傷ではなく、集団の分断を目的としたものです。しかし、場合によっては致命的なダメージを与えることもあるのでご注意くださいませ


「ま、まずいですよこれは」

とある廊下にて神楽すずは焦っていた。

「トラップがある可能性は事前にはなしていたんですけどね」

彼女の独り言は廊下に小さく反響するが、誰も返事などしない。

なぜなら……


「どうやって二人と合流しましょう……」

現在、神楽すずは一人ぼっちだからだ。

365 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:49:44 ID:Cj7kzaoGEF
Side:神楽すず 三人称視点 五階【01:10:04】


「まぁ起きてしまったことはしょうがないですね。とりあえず合流を目指して進みますか」

すぐに冷静になったすずはひとまず目の前のシャッターから離れるように歩きはじめた。


数分前、すずもちちえりの三人はシャッターのトラップに引っ掛かり、少しだけ先行して進んでいたすずと、ちえりもちの間にシャッターが降りてしまい、分断されてしまっていた。

シャッターの防音は完璧なようですずはシャッター越しに大声で呼び掛けたが返事は無かった。
ちなみにすずから知るすべはないがちえりともちもシャッター越しにすずに呼び掛けはしていた。


「たしか何かのテレビ番組で非常時に誰かと合流したいときはどちらかがじっと留まっているよりも両方動いて探し回った方が良いみたいな話をしてたなぁ。何でだっけ?」

すずは視線をPDAのマップに向けて、小言を呟きながら歩んでいる。シャッターの反対側に行くための最短経路を進んでいるようだ。

366 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:53:32 ID:Cj7kzaoGEF
時間の訂正のお知らせです

>>360を【01:16:57】

>>365を【01:18:25】

に変更します

367 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:54:42 ID:Cj7kzaoGEF
すずでなければここで合流しないという選択肢を選ぶことも出来たが、すずの解除条件8はPDAを集めなければならないまののため、二人と合流する方がしないよりも合理的だ。

それにすずはちえりももちも武器こそ隠し持っていたものの、りこの首輪を持っていなかったし、PDAも一つしか持っていない。
……つまりジョーカーのPDAを所持していない。7もQもわざわざ殺しに行く必要が無い解除条件だ。
賞金狙いでなければ殺されることはない。

当然すずは合流することを選んだ。


「校則でトラックでの通学も禁止されてますし、ロケットランチャーも禁止されているけど……まぁここ仮想空間だし良いですよね」

368 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:56:40 ID:Cj7kzaoGEF
≪機能拡張ソフトウェア【振動探知機能】を起動しますか?≫

すずが開いたソフトウェアは建物内の振動を探知することができるというソフトウェアだった
高性能なだけあって弱点があり、一つはバッテリー消費がすごく大きいこと、二つ目は走っている振動でギリギリ探知することが出来るくらいで、歩いている者や止まって休んでいる者は探知できないこと。そして最後に近くに別の大きな振動があるとそれにかき消されてしまうということが弱点として挙げられる。


すずはこれを使い、二人がいる場所を判断しようとして……何か別の振動があることに気がついた。


「ん?これは……?」

すずは立ち止まった。
そして少し経ち、
その振動の方へと向かっていった。

369 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 14:59:22 ID:Cj7kzaoGEF
Side:花京院ちえり 一人称視点 五階【01:18:36】


ちえりだよ(警戒体制)


ついさっきちえりたちはトラップに巻き込まれてすずちゃんとはぐれてしまった。
そして今は、ちえりはもちちゃんと二人きりですずちゃん側の方に進んでいる。
……そう、もちちゃんとだ。

もちちゃんはりこぴんのダイイングメッセージ的なのによるとりこぴんを殺った犯人。二人きりのタイミングでやったみたいだから、もしちえりを殺すつもりならこの二人きりのタイミングがピッタリ。
そのためちえりは常に自分の視界の中にもちちゃんを置くことで警戒中。
なんだけど……

ただ、あまり警戒する必要は無いかなって思いはじめているんだよねー


「マップ的にたぶんコッチの方向!」

370 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:01:52 ID:Cj7kzaoGEF
その理由はもちちゃんの声には明らかに焦りが見えているからだ。
この焦りはすずちゃんと離れたときからずっとだ。こんなに焦っているということはつまりすずちゃんと分断されてしまったシャッターはもちちゃんも意図していないことということ。
たぶん何か計画があったんだろうけれど狂いが生じているのかな?たぶん急いでいるからちえりなんて構っている暇なんて無いのだろうっていうくらい無防備で逆にちえりが襲えそうなくらいだもん。



「たぶんこの辺だけれど……」

もちちゃんの動きが止まる。
もちちゃんはマップで予測を立てているだけって言っているけれど、ここまで早く走ってきて一度も迷ってないのを見るに明らかに探知系のソフトウェアを持っているのは間違いない。
普通はこんな簡単にボロを出すわけないから演技じゃなく本当に焦っているんだろう。
わざわざ自分がソフトウェアを隠し持っていることを遠回しにちえりに教えるメリットも思いつかないし。

となると気になるのはなんですずちゃんと別れてこんなに焦っているのかっていうことだけど……

……わからんちゃー

371 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:03:44 ID:Cj7kzaoGEF
「あっ!いた!」

曲がり角を先に曲がっていたもちちゃんの声でちえりは急いで曲がり角に行く。
廊下の先には確かにすずちゃんが居た。
すずちゃんはどうやらT路路の縦と横が交わる方にちょうどいるみたいでこちらの方じゃなくて横を向いている。


……ん???


「あ、あれー?もちちゃん。ちえりの見間違えかなぁ?すずちゃんがロケットランチャー構えているように見えるんだけどー」

「あーやっぱりこれあたしの幻覚じゃ無かったんだ」

すずちゃんのロケットランチャーを構えている方向はこっちじゃないから直接殺される心配は無い。

けれど問題はそこじゃない。

「ヤバくね?」

「ヤバい」

ちえり達は即座にさっきまでいた廊下に駆け込む。
こんな狭い場所でロケットランチャーなんて使ったらどうなるか。

……ここが電脳世界なの加味しても絶対まずいよ!!!

372 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:07:18 ID:Cj7kzaoGEF
「ぜったい気分とかノリで後先考えずに使ってるだろ!アレ!」

「ちぇりたん気持ちは分かるし、同じこと言いたいけれどチューニング!!」

「ハッ!んっんんー。やっほやっほちえりだよ」

そうちえりが声を元に戻した瞬間だった。


ドカァン!!

すずちゃんの方で爆発音のようなものが聞こえた。少し遅い気がするけれど慌てて耳をおさえる。

ちえりの脳内ではロケットランチャーの弾によって吹き飛んだ可哀想な誰かと、反動で吹き飛ばされながら延焼するすずちゃんのシーンが幻視した。


「うっわーこれはひどい」

発射後少しだけ待ってちえり達はすずちゃんの方に行った。
壁は少し抉れ、床は焦げている。

373 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:08:00 ID:Cj7kzaoGEF
すずちゃんがロケットランチャーを向けた方向を見ても誰もいない。
まぁ居たとしたら吹き飛ばされて何も残ってない気もするけれど。

そして反対側に目を向けると……

「すずちん大丈夫!?」

返事はない。服が少しこげ、太ももは擦り傷だらけ、ロケットランチャーの反動をくらったのか、完全に気絶したすずちゃんがいた。

「……普通反動を殺す為に後ろ側からも大量に水とか飛ぶよね?」

「水は飛び散ってるけど中途半端に飛び散ってるから……たぶん途中で壊れて衝撃が吸収しきれなかったんじゃない?」

「それで何で生きているんだ……信じられん。そもそも普通こんな狭い所で撃ったら撃った本人も焼け焦げちゃうのではー?」

「たぶんこのゲーム用に威力を下げたやつなんだろうねー。そうじゃなかったら今頃ここは六階にも四階にも行ける直通ルート開通しているだろうし」

「とりあえずすずちゃんは放置してアッチ見てみない?もしかしたらロケットランチャーから逃げ延びた人がいるかもしれないし」

374 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:19:16 ID:Cj7kzaoGEF
ちえりが指差したのはちえり達がやってきたT字路の更に奥にあるT字路だ。
それ以外にロケットランチャーの射程から逃げられる場所は目視できる範囲では存在しない。

逃げ延びた人がいるならここしかない。


ちえり達はこっそりと近づき同時に曲がり角を覗いた。

そこには


「余波で殺られたのかな?とりあえずすずちゃんロケットランチャーは禁止にしよう」

少しこげたごんごんの衣装と、かなりパーツがバラバラになったマネキンが周りにパーツや持ち物をばらまいて倒れていた。


【金剛いろは】 脱落

375 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:19:53 ID:Cj7kzaoGEF
ちえり達は一旦戻ってすずちゃんを起こすことにした。
勿論ロケットランチャーをこれ以上使われないように押収をしてからだ。たぶん一発限定だと思うけどよくわからないし一応ね?

「ぺちぺち、起きてー」


PDAを拾う前に起こすのはすずちゃんの解除条件的に目の前で拾った方が良いだろうっていう理由だ。すずちゃんが見てないところで回収して怪しまれたらめんどくさい。
まぁそこまで重要なことでも無いからすぐ起きなかったら諦めて回収に向かうつもりだけれど……

「ハッおはようございます」

「にゃっほーすずちん。ロケランぶっぱなして気絶した後の目覚めはどう?」

「全身をぶったのか痛いです。……私には身に余る代物でした」

「そもそもJKこんなの普通扱わないから」

376 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:22:00 ID:Cj7kzaoGEF
すずちゃんに状況を説明して、すずちゃんにもどうして撃ったのかを説明してもらった私達はバラバラにばらまかれたいろはちゃんの物を集めることにした。

すずちゃんの説明曰くあっちが先に銃を撃ってきたからだって言っているけれど……嘘だろうな。
ロケラン構えている間に銃で何発も撃たれてしまうだろうし、銃の射程範囲外から先制攻撃したか、私達がやってきた方の通路でロケラン撃つ準備をして、不意打ちぎみに飛び出して撃ったかのどちらかだろう。
狙いは賞金かPDAか……あるいは両方かな?


すずちゃんは全身打撲でまだ痛いらしいのでちえりともちちゃんが拾うことになった。
勝手にどちらかが取らないように何が何個落ちているかを数えてからだ。

落ちていたのはPDAと拳銃、いろはちゃんのマネキンが着ている防弾チョッキ的なのだけだった。
そして落ちていたPDAの数はなんと3つ。
これでジョーカーが混ざっていなければすずちゃんは解除条件を達成できる。

377 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:22:58 ID:Cj7kzaoGEF
ちえりは銃と防弾チョッキを拾うことになった。
防弾チョッキを取ろうとしていろはちゃんの服を見てたらあることに気がついた。
いろはちゃんの服には銃で撃たれた穴が何発もあったからもしかしたら元々誰かと交戦して弱っていたのかもしれない。

「はいPDA」

ちえりが拾っている間にもちちゃんがPDAを3つ拾ってきてすずちゃんに手渡した。ちえりが拾った銃と防弾チョッキはとりあえず放置かな。まずは解除条件のチェックだ。

「じゃあ解除条件見ますね」

解除条件はワンタップで見ることが可能。さて何が出るかな

「まずは3」

3っていうことは三人殺すのが条件のやつか。いろはちゃん自身が3の可能性も3に襲われて撃退して手に入れた可能性もあるね。

「次は5」

5はチェックポイント巡り。自分から殺しに行くような解除条件じゃないね

「そして最後は……えっ?」

すずちゃんが息を飲んだ。ちえりともちちゃんもPDAの中身を見る。


最後のPDAの解除条件は……8


そう、すずちゃんの持つ解除条件と同じものだった。

378 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/01/16 15:46:10 ID:Cj7kzaoGEF
本日の更新はこれで終了です。
遅くなって申し訳ありません。
すずちゃんのまさかの行動でやられてしまったいろはちゃんですが、実はちえりちゃんの考察通り、あずきちの銃で撃たれてわりと満身創痍でした。一番大事な急所こそ何とか防ぐことが出来ていましたが他にも色んなところを撃たれています。それでも逃げ延びて、五階までチェックポイントを埋めることができたのは凄いでしょうね。
さて次回まさかのジョーカーを発見し、4つのPDAを獲得したすずさんがどう行動するのか注目です

379 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/01/16 17:48:22 ID:KXe2nXTbpt
更新乙です
このタイミングのごんごん脱落は意外だった

380 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/01/18 00:01:28 ID:Fdkx3jJJZs

牛巻のメモでエレベーター知っただろうこととイオリン脱落にメリットのあるちえりちゃんが若干怪しく思ってるけど六階にエレベーターがあったのがなあ

381 名前:1[age] 投稿日:2019/02/08 18:57:12 ID:EEGfuMrQ1.
お久しぶりです
大変遅くなって申し訳ありません。1です
失踪したわけではないよという報告のために参りました。
更新ができていない理由は単純にとても忙しかったというのが一つ、もう一つは致命的に近い矛盾を発見して辻褄合わせに四苦八苦していたというのが一つです。
ようやくまとまった時間が見つかって辻褄合わせの方法も思いついたので来週の火曜日ぐらいに更新しよううと考えています

以上おしらせでした

382 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/02/08 19:38:24 ID:Rh4eX0Wiec
おお久しぶりだな
次の更新楽しみに待っとく

383 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/02/08 19:47:39 ID:Fb7ohhg81D
楽しみにしてるよ、更新に備えてもう一回読み直しておこうかな

384 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/02/08 23:41:06 ID:SWFnSMbB1t
お疲れ様です
実は自分はこのSSきっかけに(先月セールがあったのもあって)原作switch版の購入もしたので再開がとても楽しみです

385 名前:1[age] 投稿日:2019/02/15 23:22:06 ID:3A2.F/h8ed
今更になりますが原作には無い仕様や、原作とは異なるルールの解釈(特にジョーカー周り)がありますのでご了承ください。

矛盾点についてなのですが、色々考えた末におとなしく矛盾を作ってしまった原因である描写を削ることにしました。
変更点は>>235>>236の残り生存者数表示のソフトウェアをすずちゃんに見せているところです。
ここの描写を消して【すずちえりりこはもちが残り生存者数表示のソフトウェアを持っていることを知らない】ことにします。
後から設定変更して本当に申し訳ありません。

それと読み直しをしているときに気づいたのですが>>367のロケットランチャーの台詞の前にロケットランチャーを拾った描写が入るはずなのですが抜けていたみたいです。
そのせいで唐突に校則とロケットランチャーの話をし始めるワケわからない文になっていてすいません。

長々と書き連ねましたがついに六章が終わります。のでもう少しだけお付き合いいただければ幸いです

386 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:25:39 ID:3A2.F/h8ed
前回のあらすじを三行で
・すずのロケランにいろは散る
・もちえりがすずと合流
・いろはが持っていたPDAは何とすずと同じ8


Side:神楽すず 三人称視点 五階【01:18:46】


「えっ8?……あっ!それジョーカーだ!私のPDAはここにありますし!」

すずは8と表示されたPDAを見て驚いたように言った。
8と表示されているPDAが2つあるということは片方は確実にジョーカーであることは間違いない。
だが、すず本人以外にはどちらがジョーカーかは判別がつかないのだ。
そのため、もちとちえりはすずに対して少し疑いの目を向けていた。

すずの8がジョーカーだったとしたらすずの解除条件は別の何かということになる。
わざわざジョーカーで隠す解除条件なんてほぼ確実に他人に危害を加える系だろう。
だとしたらすずはいつか自分達に凶器を向けるかもしれないのだ。
だから二人が疑うそぶりをみせるのも仕方がないといえるだろう。

……実情はともかくとして。

387 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:31:32 ID:3A2.F/h8ed
「……ねぇさぁ、すずちゃんが持ってるPDAって本当に8なの?」

短い沈黙のあと、ちえりがおそるおそるといった様子ですずに切り込んだ。

「そんなわけ無いじゃないですか。ちえりさんは私を疑っているってことですか?」

それに対し、すずは自分が疑われているのだと気づいたのか少し目を鋭くして返答した。

それに対してちえりは顔色を変えずに言い返す。

「いや、そんなことはないよー?ただもしすずちゃんが気絶している間に、誰かが入れ替えとかしていたらまずいんじゃないかなーって思っただけだよー」

「それに関しては確かに否定はできません。でも中に入っているメモとかで見分けをつけられるんじゃないですか?」

すずはちえりの意見に納得したらしく、自分の持っていた8のPDAを操作しはじめた。
ちえりもいろはの8のPDAを操作してメモの項を開く。


「ほら、ちえりさん見てくださいよこれ」

すずのメモの中にはルールの写しや色々な情報が書かれていた。
一方、ちえりが持つ8のメモの中には一切ルールの写しは書かれていないどころかメモ自体一個も作られていないか全て消されているようだった。

388 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:35:54 ID:3A2.F/h8ed
「じゃあちえりの勘違いかー」

ちえりはそれを確認して満足したのかおとなしく引き下がることにしたようだ。
が、まだ納得がいっていなかった者が一人。

「でもさーメモなんていつでも写せるし、逆に消すことだって出来るんだから分からないよ?あたしはアンインストールが気軽にできないソフトウェアの方を確認した方が良いんじゃないって思うんだけど。たしか……すずちゃんの方には振動探知のやつが入ってたよね」

もちがちえりから8のPDAを受け取り、すずに問いかけた。
もちはいろはが持っていた8のPDAのソフトウェアを調べるようとしているようだ。
しかし、その前にその問いかけを予期していたのかすずは自身のPDAのソフトウェア選択画面を開いてもちの前に差し出した。

「そう来るんじゃないかと思っていましたよ。はいどうぞ」

その画面にはちゃんと一つだけ『振動探知機能』の項が。

「一応保険で聞いてみたけれど……まあ普通にすずちゃんの持っているやつが本物だよねーごめんねすずちん疑っちゃってー」

もちは申し訳なさそうにしながらすずに言う。

それに対して
「立場が逆だったらたぶん私も同じことしてましたし、二人とも別に大丈夫ですよ」とすずも返した。

389 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:38:14 ID:3A2.F/h8ed
「えっ?ソフトウェアの数多っ!?」

もちが驚いた声で呟いた。どうやら一応いろはの8のPDAに入っているソフトウェアを調べていたらしい。その言葉が気になった二人はもちが持つPDAの画面を覗きこんだ。


≪ソフトウェア一覧≫

【PDA探知機能】
【トランシーバー】
【遠隔爆破装置】
【残り生存者数表示】


「4つもって……よほど運が良かったか協力者がいたかかなぁ」

「まぁ4つもソフトウェアが入っている経緯なんか考えなくても良いんじゃない?今はちえり達が持っているんだし。ソフトウェア4つも入っているPDAがゲットできてラッキーって思っていればさ。充電残量は少ないけれどジョーカーだからすずちゃんが破壊する必要も無いし」

390 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:43:51 ID:3A2.F/h8ed
「そうか。ジョーカーは壊さなくて良いから中に入っているソフトウェアが失われないっていう利点もあるんですね。……あ、そうだ。おそらく私が壊すことになるでだろういろはさんが持っていた他の2つのPDAのソフトウェアも今の内に調べておきましょうか」

そう言ってすずは床に置かれていたいろはが持っていたPDAの内、5のPDAを手に取った。

「じゃあもちちゃんとすずちゃんがソフトウェアのチェックと……あとついでに書いてあるメモの確認をお願いね。メモから前の所有者の情報とか脱落した原因とかが分かるかもしれないから。ちえりはジョーカーの解除条件をどうやって変更できるか調べとくよ」
ちえりはそう言って自分の視線をいろはの8のPDAに向けた。


「ソフトウェアとメモだね。おっけまーる」
もちもそう言って床に置かれていた3のPDAを拾った。

391 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:49:48 ID:3A2.F/h8ed
「あー!ジョーカーの解除の仕方がわからんでござるー!普通のPDAと違うところなんてないよー!」

ちえりはジョーカーの偽装の解除法が分からなかったのか叫ぶように言った。

「簡単にジョーカーだってばれないように偽装解除の方法は難しくしてあるんですよきっと!これがジョーカーであるということだけ分かっていれば問題ありませんし投げ出して良いですよ」

今にも投げ出してストレスのあまり暴れそうにも思えるちえりに対してすずはジョーカーの仕様を予想しながら言った。
事実、彼女達は知らないがジョーカーの偽装を解除する方法はジョーカーの偽装が解かれた状態でのみ確認することが出来るため、偽装した状態では所持者が戻す方法を言わないでいると2のPDAの効果で強制的に解除されない限り元に戻すことはできない。


「実際にそこは重要じゃないよね。それよりすずちん5のPDAは勝手に壊れちゃったけど3のPDAは壊す?それとも壊さない?手に入ったのはすずちんのおかげだしさ。あたしはすずちんが決めるべきだと思うよ」

いろはが持っていた二つのPDAの内、3のPDAには【トランシーバー】と【カウントダウン】、5のPDAには【首輪探知機能】と【地図拡張機能】が入っていた。

392 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:55:43 ID:3A2.F/h8ed
しかし、それを調べた直後に5のPDAが急に黒くなって一切反応しなくなりどうならPDAが壊れてしまったようだった。
PDAが壊れたことに最初は酷く慌てた三人だったが、原因はほぼすずのロケットランチャーと推定され、壊れた瞬間に持っていたのもすずだったので、すずの半径5m以内で破壊するという解除条件に含まれていると最終的に考えて三人は胸を撫で下ろした。
ちなみに一階二階ではアイテムとしてPDAを守る強化カバーや保護フィルムやバッグがときおり落ちており、それらに守られていた他のPDAは無事に済んだようだ。

壊さなかったPDAはもちとちえりに譲渡される予定のため、有用なソフトウェアが入っているものは当然壊さない方が良い。
だが、終盤になるとそれに応じて手に入ったPDAの中に入っているソフトウェアが有用である確率も高くなっていくので、厳選をしているといつまでも解除が出来なくなってしまうからある程度は割りきる必要がある。

既に壊したPDAが1つ、確実に壊す予定のPDAが2つ。すずは熟考して口を開いた。


「壊します。トランシーバーは対応する相手じゃないと通話できない仕様なのでジョーカーとは通話できませんし、カウントダウンは既に五階にいますし、大丈夫だと思います」

393 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:57:38 ID:3A2.F/h8ed
すずの決断は壊すことだった。二人も壊していいと思っていたのかすんなり決まった。


「そういえば途中で壊れた5はしょうがないとして3にはメモが一個も無いなんてー!……もちにゃん消してないよね?」

「ちぇりたんジョーカーの解除方法調べるのメンドーになったのか、わからんちゃーとか言ってあたしが3調べてるのずっと後ろから眺めてたでしょ!」

「そうなんだよねーマジで一枚も無いとか持ち主は面倒くさがりなんだろうなぁ」

そのまま今後の話し合いをする三人。
三人は熱中するあまり近づいてくる足音にすぐに気がつかなかった。

いろはのマネキンからほんの少しだけ離れた場所にいた三人は、迫り来る彼女がいろはのマネキンの近くまで来たところでようやく後ろから足音がするのに気がついたようだ。

彼女達が振り向いた先には


「お久しぶりです。すでに首輪を解除した人のPDAを持っています。あずきが4なのは皆さん既に知っていますよね?解除条件8の神楽さん。もし誰かの首輪を持っているなら交換しませんか?」


かつて彼女達を襲ったあずきが立っていた。

394 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/15 23:59:01 ID:3A2.F/h8ed
Side:木曽あずき 一人称視点 五階 【01:19:02】


ついに見つけた。風紀委員長が言っていたジョーカーを持っている4人で一緒に動いているチーム。あずきとたまさんで襲って失敗したチームでもある。
どうやらりこさんが欠けているようですけれど……会議していた様子だし別行動しているとは思えないのでたぶん脱落したのだろう。

そういえばこのチームがジョーカーを持っているって風紀委員長が言っていたなぁ。
もし、ジョーカーを持っていることを隠してきたら知っていることをバラしてジョーカーを持っていない二人を味方につけて隠し持っていた人を殺してその人の首輪で解除すれば良いか。
たまさんが聞き出した解除条件のラインナップは78JQと安全なものだったけれどジョーカーを隠し持っている以上信用できない。たまさんがおそらく3だった以上、隠さなきゃいけない解除条件なんてほぼ9の全員殺害。

持っているって正直に言ってくれた場合は警戒する必要はあまりありませんし、風紀委員長と北上さんに献上したいところですが……連絡手段とか無いし……
……既にあずきより先にこのチームに接触している、もしくはあずきと神楽さんが解除したあとに残り二人と運良く遭遇することでも祈りますか。

とりあえず自分の用件を手短に言おう。

395 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:01:27 ID:3A2.F/h8ed
あずきは既に首輪を二個持っているから、亡きヤマトイオリさんのPDAをエサに首輪と交換すれば解除条件を達成できる。


「お久しぶりです。すでに首輪を解除した人のPDAを持っています。あずきが4なのは皆さん既に知っていますよね?解除条件8の神楽さん。もし誰かの首輪を持っているなら交換しませんか?」


この4人の解除条件はたまさんと襲ったときに神楽さんから聞き出した。もしかしたらあのとき嘘を言っていた可能性はある。けれどたまさんから聞いた神楽さんの様子や言い方から考えるにおそらくない。少なくとも神楽さんが8は合っているだろう。
その証拠に

「ちょっ、ちょっと待ってくださいね。あっちで作戦会議してきます」

そう言った神楽さんの両手にはおそらく戦利品と思われるPDAが3つも握られている。
この戦場も地面が少し抉れているくらいだし、相手の持ち物が壊れても問題ないとなると8しか無いだろう。

396 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:04:24 ID:3A2.F/h8ed
まぁ数分後分かることですけどね。

あずきは神楽さんが二人を連れて更に廊下の奥に移動して作戦会議的なものを始める様子を眺めた。


……時間が勿体ない。待っている間に金剛さんの遺体でもチェックしましょうか。

金剛さんの服はボロボロですが大事なところは一応隠せるようなボロボロのなり方だ。ほら、アニメとかで良くみるやつ。
……マネキンと入れ替わるプログラムがあるから大丈夫とはいえ、何かプログラムのミスがあって生身風アバターのままになってしまうとだと垢banされてしまうから、何重にも保険をかけて健全を維持しようっていうことなんだろう。
涙ぐましい努力がひしひしと伝わってくる……このプログラム組みに駆り出されなくて良かった。良かった。

さて肝心の首輪の方だけど……首輪の形状こそ保っていますけど……これは無理ですね(諦念)完全に壊れている。
あずきの解除条件は作動が必要な10の解除条件とは違って持つだけでいいので、もしかしたら数に含まれる可能性もある。けれど……
あずきは博打は打たない主義。神楽さん達の返事を待ちましょうか。


さて数分後、戻ってきたすずさんの返答は……イエスだった。

397 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:07:21 ID:3A2.F/h8ed
Side:神楽すず 一人称視点 五階【01:21:32】


「残念ながら私達は今、首輪を一つも持っていません。そこのいろはさんの首輪は壊れているので解除条件にはおそらく使えません。でも、あずきさんの持っているPDAが貰えるなら私の解除条件であるPDA五個破壊の条件は満たすことが出来ます。それを解除したあとの首輪でもよろしければ」

「……交渉成立。と思いますー」


そんなこんなを経て現在、あずきさんを含めた私達は、私がPDAを破壊するにあたってちえりさんの『地図拡張機能』を使って戦闘禁止エリアへと向かっている。

このゲームにおいて時間は大切だ。
時間をかけて部屋を回ればソフトウェアや武器が手に入るし、逆に言えば他プレイヤーより先に部屋に辿り着かないと取られてしまう。『地図拡張機能』を使ってどの部屋に何があるかが分かる私達ですら誰かに先に取られてしまっていてお目当てのモノに辿り着けないことが多々あった。
睡眠や食事、休憩も大事だし、侵入禁止エリアが下からどんどん増えていくというルールの都合もある。
そんな今すぐやることで得られる時間の余裕という大きなリターンを捨ててまで、戦闘禁止エリアで行う理由は万が一誰かがやって来て妨害されたときに困るから……とみんなの前では言ったけれど、本当は部外者だけでなくもちさん、ちえりさんも警戒してのことだ。

勿論他者の乱入も警戒しているけれど、ジョーカーに入っていたソフトウェアである『生存者人数表示』によれば残りはあと7人。つまり私達の敵になる可能性があるのは表面上は3人だけ。

398 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:20:57 ID:3A2.F/h8ed
私達にはジョーカーに入っている【PDA探知機能】で近づいてくれば分かるし、ちえりちゃんのPDAに入っている【ドアコン】で来る経路をシャットアウトすることも出来るから妨害される確率は低い。

更にあずきさんが先程、ジョーカーを持っているか聞いてきたので正直に持っていることを伝えたところ、なとりさんと双葉さんがジョーカーが必要な解除条件だから余裕があったら渡してくれと言われたから、二人の解除条件は2と6。妨害するメリットは賞金狙いでなければ無い。
ジョーカー持ちだったり、既に死んでいる可能性もあるけれどジョーカーだったらいろはさんとほぼ交戦しているから負傷しているはずだし、あずきさんは数時間前まで共にしてきたようだから最低でもどちらかは生き残っているはずなので更に私達を妨害してくる可能性は低くなる。


だから、ここで今すぐ解除しても良いのにわざわざ戦闘禁止エリアに向かっているのはほとんどもちさんちえりさんを警戒してのことなのだ。
ちなみにあずきさんを警戒する相手に含めていない理由は取り引きを持ちかけたのに自ら壊す理由が見つからないからだ。

399 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:22:27 ID:3A2.F/h8ed
二人がずっとジョーカー持ちじゃないことは、二人が寝静まっているときに自分の目で一つしかPDAを持っていない確かめているから本当は警戒する必要はあまり無い。けれど、ちえりさんが露骨に私を警戒しているのが引っかかった。
露骨すぎてもちさんへの警戒のカモフラージュのために私を疑っているようにさえ思える。
もしかしてちえりさんは私が知らない何かを知っている?
ちえりさんは『地図拡張機能』を使っているのもあってソフトウェア入手を優先的に手に入れることが可能だったから私が知らない情報を知っている可能性は高い。

知らないことの対策を建てるのは難しい。この場合の有効打は防御を固め、相手に攻撃させないこと。
ゲームプレイ中の私はヒートアップして脳筋になりがちだけれど流石にこういう状況なら攻撃以外もする。……牽制とか。


そう、この提案は私からの牽制も兼ねている。


こっちはお前らを警戒している。闇討ちしようとしても無駄だっていう牽制を。

400 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:24:53 ID:3A2.F/h8ed
私、もちさん、ちえりさん、あずきさんは目当ての戦闘禁止エリアとなっている部屋へと辿り着いた。
そして私だけがその部屋に入って、残り三人は廊下で待つことにした。

戦闘禁止エリアとなっている部屋にも幾つか種類があり、私が今いるこの部屋には鍵がかけられる機能と、床に一人しか入れない小さなスペースだけど爆発が防げるシェルターのようなものがある。部屋自体も大きくないコンパクトサイズだ。
おまけに外にいる3人にはナイショだけどドアの前でこっそり中にあった物を使って軽くバリケードを作っておいた。
この部屋なら外に何があっても生き延びることができそうだ。

出来るものならかかってこい。


私の持っているロッシーちゃん、りこさんのPDAといろはさんの持っていたPDA。そしてあずきさんが持ってきたPDA。私の解除条件に必要な4つのPDAを机の上に並べる。
私のPDAとジョーカーのPDA、そして既に壊した5のPDAは間違えて破壊しないようにポケットの中に。

401 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:28:03 ID:3A2.F/h8ed
ジョーカーもいろはさんの8だと分かっているし不安材料は無い。
ジョーカーの中に入っていた拡張機能でPDAの位置を調べた結果、きちんとこの場所にある4つのPDA、私の8のPDA、他の三人がPDAを一つずつ持っている結果しか出なかった。
5のPDAは確実に壊れているし、直前に三人の解除条件も見せてもらってちゃんと4、7、Qだったから、誰かが解除条件を偽装してくる可能性も薄い。
やっぱりちえりさんの警戒は私の考えすぎでしたかね?


私は相棒のトンカチを取り出した。ロッシーちゃん討伐にも役立ってくれた相棒だ。少し緊張して周りを見渡す。やっぱりこの部屋があまり大きくないですね。
当たり前だけれど部屋には私以外誰もいない。この部屋に入る前に見た廊下の光景はドアの近くでちょこんと座るあずきさん、その近くで壁に背を預けて立っているもちさん、少し離れた位置で立っているちえりさん……だったかな。


「あー緊張するー!」

PDAの強化フィルムは全部剥がした。さっきフィルムが貼ってある状態で軽くトントンとトンカチで叩いてみたが、電脳世界だからかフィルムを貼るだけで耐久力が飛躍的にアップして画面に小さなヒビすら入らなかった。

402 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:29:31 ID:3A2.F/h8ed
「よし、じゃあやりますか」

私はいよいよ意を決してトンカチを一つ目のPDAに振り下ろした。

パリン

画面が割れる音。トンカチの振り下ろし方をミスったのか腕が痛い。これがあと三回だと思うと気が遠くなる。

「神楽さん。PDAを壊したらちゃんと壊れたか確認した方が良いのでは……と思いますー」

あっ忘れてた。

「あずきさんありがとうございます。失念してました」

「すずちん〜実は一個壊れてなくて解除失敗とかやめてよー?」

「……気をつけます」

私は助言にならってPDAのスイッチを入れるボタンを押した。
電源は……点かない。壊れている。

「よしじゃあ次行きましょう」



最初の一回こそ緊張していたものの一度壊せばあとは意外と簡単。
私はついに最後の一個に向けてトンカチを振り下ろした。

パリン

電源は……点かない。

403 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:30:13 ID:3A2.F/h8ed
よし、やりました。じゃあPDAを首輪に近づけて解除すれば達成ですね。

「皆さん全部壊しました!今から首輪解除します!」

「解除失敗したら即死亡でちえりーらんど送りなんだから最後にもう一度破壊できてるか確認しておきなよー」

「そうですね。最終チェックします」

もちさんのアドバイスに従ってもう一度PDAの電源を確認をはじめた。

そのとき


パァン


「えっ?」

隣の部屋から発砲音が鳴り響いた。

404 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:40:43 ID:3A2.F/h8ed
Side:猫乃木もち 三人称視点 五階【01:21:40】


パァン


「えっ?」


銃声の後、最初に聞こえた声は木曽あずきの驚きの声だった。
彼女はその声を出した直後、マネキンに変わる。

あずきの近くにいたもちは即座にちえりの方を振り返った。

しかしちえりは既にもちから距離を取っている。

「もちにゃん。ちえりはさっさと逃げるよ」

バァン

その台詞の最中にも銃弾が放たれた。が、誰にも当たらない。

更に一発の銃弾と、手りゅう弾が投げられたが、両者共にほとんどダメージを負わず、手りゅう弾を避けるために両者の距離が広くなっただけだった。

405 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:42:02 ID:3A2.F/h8ed
お互いがお互いをぎゅっと睨む。
しかし、直後相手の姿が見えなくなった。

ガシャン!

二人の間に鉄のカーテンともいえるようなシャッターが降りたのだ。

「ドアコン……か」

もちはすずがいる部屋の扉に寄りかかって小さな声で呟いた。



「そっちで何かあったんですか!?」

緊急事態だと判断したすずは隣の部屋から呼びかけた。まだ首輪の解除はしていないが、何があってもいいように体の半分は既にシェルターに入れている。

「ちぇりたんがあずきちを撃った!私は何とか取り押さえようとしたんだけど、銃と手りゅう弾で距離を取られてドアコンでシャッター降ろされて逃げられちゃった!」

もちはすずに急いで説明した。

しかし、すずはもちに対して一切の応答をしない。

406 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:43:55 ID:3A2.F/h8ed
「何やっているのすずちん。聞こえる?信じられないかもしれないけれどとりあえず一度出てきて!そしたら分かるから!」

もちはそれを不信に思って少し焦ったように言った。


「手りゅう弾です」

その焦りに呼応するかのようにすずはようやくもちに向かって口を開く。

「へ?」

すずの急な言葉に当然もちは面食らった。

「ど、どういうこと?」


「おかしいと思ったところですよ」

「えっおかしいところって?」

「私、二人が寝静まっている中こっそりと二人の持ち物を調べたことがあったんですが、そのとき手りゅう弾を隠し持っていたのは……もちさんです」


「あのーもちさん」


「本当はもちさんがあずきさんを撃ったんじゃないですか?」

407 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:53:51 ID:3A2.F/h8ed
「やだなーすずちん。あたしはQだよ。殺す理由なんて無いじゃん。確かに手りゅう弾は持ってるけれど、ちぇりたんも手りゅう弾を持ってたんだよ。あたしは使ってない」

「手りゅう弾の後ろに小さく白く数字が書かれているはずです。何て書いてありますか?」

「えっ?」

「私、こういうときの為に数字を書いていたんですよ。ありますよね?読めますよね?」

「………………」

もちは何も言えなかった。


「やっぱりそうでしたか。手りゅう弾を相手に投げられたのに自分のやつを投げ返さないのはおかしいと思ったんですよ。……今この部屋に入って殺そうとしても無駄ですよ。ドアには鍵がかかっていますし、バリケードも作ってあります。爆発物を投げ込もうとしてもシェルターがありますし、この部屋には人が通れるくらいの大きさの換気ダクトも無いですからね」

すずは牽制するかのように言った。

408 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:54:56 ID:3A2.F/h8ed
「それに今から私は首輪を外すんでこの中でも戦闘できるようになりますからね。この部屋入ってきた瞬間、鉛玉をプレゼントしてあげますよ」

更にすずは言葉を続ける。ちなみにこの言葉はブラフだ。現在のすずの武器はトンカチの他には煙玉ぐらいしか無い。食糧はこの部屋に充分あるので立て籠るのには困らないが。

「はぁこれは完敗だね。すずちんの予想大当たり。……せっかくだしさぁ首輪を外すカウントダウンでもしてくれない?そのあとに完全勝利宣言でもしたら視聴者のみんなは喜ぶと思わない?それだけしたらすずちんは諦めてちぇりたん追うからさ」

「しょうがないですね。私達アイドルですからね。パフォーマンスは大事です。じゃあカウントダウンしましょう」

409 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:56:04 ID:3A2.F/h8ed
すずはもちの提案に応じるようだ。

「じゃあ始めますよ」


「5」


「4」


「3」


「2」


バァン


1のカウントダウンの直前に銃声が響いた。


銃声が鳴ったのはもちがいる廊下。


銃を撃ったのは……もち。


撃った先にあったのは……強化フィルムを剥がしたもちの持つQのPDA


もちのPDAが壊れると同時に

すずの首輪から音声がピーピーという機械音と共に流れた。


『神楽すず様。あなたはPDAを6つ破壊しました』


『解除条件の達成失敗により15秒後に首輪が作動します』

410 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 00:58:58 ID:3A2.F/h8ed
「!!」

すずは驚きで言葉がでないようだ。


「8のPDAの解除条件には別に誰が壊せ〜なんて一言も書かれていないからね。博打だからできればやりたくなかったけど」

もちはすずと視聴者に語りかけるように説明した。
もちの言う通り8のPDAの解除条件は【自分のPDAの半径5m以内でPDAを5個破壊する。6個以上破壊した場合は首輪が作動する】であり、もちはドア越しとはいえすずから5m離れていない所でPDAを破壊したため、『すずの半径5m以内で』破壊されたPDAの数は合計6個となり、すずは解除条件を満たすことに失敗したことになった。
破壊するという文の解釈によってはすずが破壊したPDAのみがカウントするようにも読めるため、もちは自分で破壊しても意味が無い可能性が高いと考え、この作戦をする気は無かった。
しかし、もちはこの状況ですずをちえりーらんど送りにするためには解除条件失敗に賭ける他なく……賭けに勝った。

411 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 01:04:02 ID:3A2.F/h8ed
「くっ、そうかあずきさんのPDAを壊せたのか!」

すずはそんなことを言いながら、せめて部屋から出てもちに一矢報いようとするがタンスで自分で作ったバリケードが邪魔で外に出ることが出来ない。

「あ、そんな方法があったとは!しまった自分のQ壊しちゃった」

「壊しちゃったーって……自分の壊したら首輪解除出来ないですよ!」

バリケードを壊しながらすずがツッコミを入れる。忘れがちだが自分のPDAが破壊されると首輪の解除にはPDAが必須の為、首輪が解除ができなくなりゲーム終了直前に死亡がほぼ確定するため自分のPDAは自分の命に等しい。

「あたしの解除条件Qじゃないから問題無いよ」

カウントダウンは残り6秒。

「えっ?でもPDAはずっと一個しか持ってないはず!」

「らんどの土産に教えてあげる。あたしは本物のQを手に入れたのはついさっき。あたし本当は数字の9だけど、すずちゃん達と出会った直後にとある場所に隠してて、ず〜っとジョーカーだけを持っているんだ」


「ずっと自分のPDAを持ってないとか……これには完敗です。私や皆さんの分まで頑張ってくださいね」

すずがそう言った直後、すずの体はマネキンと入れ替わった。


「……オッケー頑張るよ」



【木曽あずき・神楽すず】 脱落

412 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 01:26:37 ID:3A2.F/h8ed
Side:猫乃木もち 一人称視点 五階【01:22:18】


「さてトランシーバー……っと」

あたしはドアの鍵穴付近を無理やり壊して開けて、バリケードも何とか崩してようやくあずきちのPDA、すずちんのPDA、ジョーカーのPDA、二人の首輪を確保した。
シェルターを見てここ逃げられたら完全に負けていたなと思いながらピノちーと連絡を取るために残り充電も少ないジョーカーを開いた。

『もしもしもちお姉ちゃんですか?』

「うんそうだよ。ピノちーのおかげもあって首輪三個ゲットしたよ」

『あ、上手くいったんですね。おめでとうございます』

「それでピノちー。首輪取りに来るでしょ?場所は……」

『お断りします』

「えっ?」

『もちお姉ちゃんの本当のPDAって9ですよね?』

「えっ?違うよ……8だよ」

危ない危ない、ピノちーの前では8だと言うことにしていることをつい忘れそうになってしまう。それにしても何で9だって分かったの……?

413 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 01:27:42 ID:3A2.F/h8ed
『トランシーバー機能って実は相手が了承していなくても接続可能なんですよ』

「……盗聴可能ってこと?」

『はい。わたくしもちょっと前に気づいた機能なんですけれどね。なぜか相手のバッテリーは消費せずにその分自分が倍消費するという意味わからない仕様になっているんですけれど電脳世界ですし……まぁちょっとそれを使っていたらつい聞いちゃったワケなんですよ。すずお姉ちゃんともちお姉ちゃんの会話を』

あぁ、なるほどさっきのらんどの土産に言ったやつ。しくったなぁ。

『元々もちお姉ちゃんのことは警戒していましたし、これが無くても行かなかった気もしますが全員殺さなければいけない9とは絶対仲良くなれません。わたくしが首輪三つ手に入れば解除できるのは知っているのですから大人しく解除させてもらえるわけがありません。誘き寄せて殺す気だったのでしょう。ではさようなら』

通信が切れる。色々調べたら確かにそういう機能があった。

414 名前:1【第六章:偽の女王は自らを壊す】[age] 投稿日:2019/02/16 01:32:31 ID:3A2.F/h8ed
相手のトランシーバーを勝手に起動しているだけだからちゃんと注意していればやられているのが分かるし、一度使うとしばらく使えないみたいだから切っちゃえば問題無いけれど……

「やっちゃったなぁ……ちぇりたんも逃しちゃったしピノちーも今回でやる予定だったからなぁ。元々みんなへの妨害でPDAを一気に壊しておくのは確定してたけど余分に一個壊しちゃったのは痛かったな。一気に5人ちえりーらんど大作戦が……」

そういえば残り何人なんだろう?ふと気になったあたしは【生存者人数表示】のソフトウェアを開いた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□■■□□□□□□□■ ■□■■■■■□■■□■■■■■■■ ■□■■■■■□■■□■■■■■■■ ■□■■■■■□■■□■■■■■■■ ■□■■■■■□■■□■■■■■■■ ■□■■■■■□■■□□□□□□□■ ■□■■■■■□■■■■■■■■□■ ■□■■■■■□■■■■■■■■□■ ■□■■■■■□■■■■■■■■□■ ■□■■■■■□■■■■■■■■□■ ■□□□□□□□■■□□□□□□□■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■


五人。

あと四人かぁ……いけるかな?

いや、やるしかないね。



第五章【偽の王女は自らを壊す】終



残り生存者数……5人


    【2】

    【6】 【7】

【9】 【10】



next……第六章【Fake number】

415 名前:1【BETタイム】[age] 投稿日:2019/02/16 01:42:56 ID:3A2.F/h8ed
ばあちゃる「はいはいはーい世界初?!男性バーチャルyoutuberのばあちゃるです。いやー今までBETしてくださってありがとうございました。ついに5人出揃った!ということでね。なんと今までのBETは別のBETをご用意しましたんでね。ご説明いたしますとー生存者を予想するっていうのは同じなんですが違うのはですねー【花京院ちえり・北上双葉】みたいな感じで生存するのはこの組み合わせだ!っていう予想をするっていうのが違うんですねー。いやーばあちゃるくんはみんな応援したいんでね【猫乃木もち・北上双葉・花京院ちえり・八重沢なとり・カルロピノ】みたいに全員にあげたいところなんですけれどねー。猫乃木もちにゃんは9の解除条件的に一人でしか勝てないのでもちちゃんと他の人を入れて投票は駄目みたいなんですよねーこれ皆さんも注意ですよー。というわけでそろそろ負荷もかかってきたのでね!終わりにします!」

416 名前:1【BETタイム】[age] 投稿日:2019/02/16 01:45:22 ID:3A2.F/h8ed
要約
ゲーム終了時に誰が生き残ってるかを完璧に当てる投票ゲーム
誰と誰が生き残ってるみたいに予想してください

※もちにゃんの解除条件は9(自分以外全員死亡)なので他の人と一緒に生き残るパターンが無いことに注意してください

417 名前:1[age] 投稿日:2019/02/16 01:49:23 ID:3A2.F/h8ed
A【×ヤマトイオリ×】…QのPDAの所有者を殺害する。手段は問わない。

2【八重沢なとり】…JOKERのPDAの破壊。このPDAのみ半径1m以内でJOKERの偽装機能は無効、初期化される。

3【×夜桜たま×】…3名以上の殺害。ただし首輪の作動は含まない。

4【×木曽あずき×】…自分以外の首輪を3つ取得する。首を切り取っても、解除条件を満たし外すのを待つのも良い。

5【×金剛いろは×】…館全域の24個のチェックポイントを全て通過する。特殊効果として地図上にポイントの表示がされる。

6【北上双葉】…JOKERの偽装機能を5回以上使用。自分で使う必要も、近くで行う必要も無い。

7【花京院ちえり】…開始から6時間目以降に全員と遭遇。死亡している場合は免除。

8【×神楽すず×】…自分のPDAの半径5m以内でPDAを5個破壊する。6個以上破壊した場合は首輪が作動する。

9【猫乃木もち】…自分以外の全参加者の死亡。手段は問わない。

10【カルロピノ】…首輪が5個作動すること。ただし2日と23時間より前に行うこと。

J【×牛巻りこ×】…開始から24時間以上行動を共にした人間が2日と23時間時点で生存していること。

Q【×もこ田めめめ×】…2日と23時間の生存。

K【電脳少女シロ】…PDAを5台以上収集する。手段は問わない。

JOKERの持ち主【猫乃木もち】

418 名前:1[age] 投稿日:2019/02/16 01:55:05 ID:3A2.F/h8ed
勝利条件まとめ

2 八重沢なとり:猫乃木もちが持っているジョーカー破壊する

6 北上双葉:猫乃木もちが持っているジョーカーを5回使用(内確実に3回は使用済)

7 花京院ちえり:八重沢なとりと北上双葉に出会う

9 猫乃木もち:他全員の死亡

10 カルロピノ:首輪が5個作動する(現在3つ作動済だが、内二つはピノ視点では確実性が無い。現在たまの首輪を所有)

419 名前:1[age] 投稿日:2019/02/16 02:03:27 ID:3A2.F/h8ed
というわけでようやく六章が完結いたしました。次はようやく最終章である七章です(>>414で間違えて六章って書いていますが)ちなみに一度だけあった分岐によってこのタイミングでの生存者のラインナップが変わります。(合計5人なのは変わらない)
次の投稿も少し遅くはなりますが今回の一ヶ月という期間ほどにはならないはずなのでBETや考察でもしてお待ちしていただけると幸いです。
あ、本当のPDAの隠し場所はいくつか伏線を貼っているのでよく考えれば分かるかもしれません(えぇ…嘘だろって思うところです)

420 名前:1[age] 投稿日:2019/02/16 02:11:00 ID:3A2.F/h8ed
>>417
ミスの訂正
【電脳少女シロ】→【×電脳少女シロ×】

421 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/02/16 16:19:46 ID:fcOlyuOdnG
【八重沢なとり・北上双葉・花京院ちえり】の三人と予想

最終章も期待してます!

422 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/02/16 20:52:33 ID:3AENtXgCnc
あずきちもちにゃん警戒してそうだったけど脱落かあ
予想はさくらんぼアイスで
【花京院ちえり・カルロピノ】
(あと>>418の解除条件ジョーカー確実に4回使用済みじゃないですかね)

423 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/02/16 22:42:08 ID:tOXqud7vyR
更新乙です
予想は【八重沢なとり・花京院ちえり】で

424 名前:1[age] 投稿日:2019/02/17 00:32:28 ID:toc98AIEIJ
>>422
無→Q→8→Q→8
なので確かに四回使用済ですね間違えてました!

あずきちはジョーカーを隠された場合めっちゃ警戒しましたが、ジョーカーを隠されなかったのでそれぞれのPDAは言われた通りで賞金狙い以外で殺されることは無いと思っていたのと完全に不意打ちだったのが原因でおなくなりーになっちゃいました。
ジョーカーを持っていることを言うか言わないかに気をとられていつ手に入れたかを聞かなかったのがポイントですかね。

< 12345
▲▲▲全部▼▼▼
名前 age
コメント
画像ファイル


- WEB PATIO -