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シロしかいない聖杯戦争【SS】
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1 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:21:38 ID:fE8ehM4TyA
本の帯っぽいコメントを捏造するなら
『サーヴァントは全員シロちゃん!マスターも全員シロちゃん!空前絶後のカオスな聖杯戦争を見逃すな!』
ですかね。

なるべくだれないようなのを目指しているのでかなり端折った展開に見えるかもしれませんがご了承ください。

2 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:22:52 ID:fE8ehM4TyA
Scene00『ここが掲示板なら、きみは読者』


侵入成功


コードネームはクロ。
普段はハッカーをやっている。今回はこの掲示板を乗っ取らせて頂いた。
お前らが私のことを知らなくても、私はお前らを知っている。
え?私が誰だか分からない?
……どうしても私のことを知りたいならおこの動画を見ると良い

https://youtu.be/0EGOx8zAUlE

巷で話題の電脳少女シロのチャンネルをハッキングして物申している私を見ることが出来るだろう。
こんな感じでときどきシロが助長しそうなときにハッキングして忠告したり、動画を乗っ取ったりしているんだが……

折角だ。私が最近遭遇した、頭が痛くなる出来事について話してやるぞ。
心配はいらない。既に物語形式で読めるように纏めてあるからな。

そうだな……タイトルをつけるなら


『シロしかいない聖杯戦争』

3 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:24:09 ID:fE8ehM4TyA
Scene01『水曜日の電脳少女、一種の悪夢』


私はなぜこの世界に介入してしまったのか。
目の前のピンクのメガネをかけた少女に馬鹿げた説明をされる度にそう思わざるをえない。これは一種の悪夢なのか?
いくらシロの電脳反応がやばいほど増幅しているからって焦って中の確認をせずにハッキングするべきじゃなかった。
本来入るはずだった人に割り込むことで入ったからその人は弾き出されて迷惑しているだろうし、そもそもその負い目が無ければこんな馬鹿げた催しに参加する必要は無かった!

「あの……話し聞いてます?」

「聞いてるぞ。Vtuberを何種類かあるクラスにそれぞれ割り当てたサーヴァントという使い魔的なのを七人の参加者がそれぞれ一体ずつ召喚して『電脳少女シロの動画への出演権』を勝ち取るバトルロワイアル。これが聖杯戦争なんだろう?」

「そうです。ではクロさん。あなたが最後の一人なので早く召喚してくださいね。そこに召喚陣は用意してありますので触媒を置いて力を注げばOKです。何か不具合等ございましたら今回の聖杯戦争監督役である水曜日のシロまで」

4 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:25:40 ID:fE8ehM4TyA
ようやく水曜日のシロと名乗るシロの分身が去り、この世界に来てからほぼ初めての一人きりだ。
シロの分身がこの世界にいるのが反応増幅の原因なのか?
話の感触から考えて彼女はどうやら私が本来の参加者ではないとは知らないようだ。

「おかげで最初から配られているらしい地図や触媒が無いんだが……」

とりあえず無いものはしょうがないだろう。触媒無しで召喚を試してみよう。

「ダメだったら素直にごめんなさいと言って事情を話すか……」

召喚陣に手を当てるとなんとなく気力が減っていって召喚陣が光りはじめた。ハッカーだから魔術の適性無かったりしたらどうしようと思っていたけどどうにかなりそうだ。

さっき教えてもらった召喚用の呪文を呟きながら更に力を注いでいく。
これからどうしようか。最初はあまりに馬鹿げていたから帰りたかったけど冷静に考えてこの世界はおかしい。シロの関係者が動画の出演権をかけて争うなんてシロへの負担がかかっていないはずが無いし、調査は必要だろう。
だから聖杯戦争にとりあえず参加する。

……決して出番がほしいわけでは無い。本当だ。

5 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:27:16 ID:fE8ehM4TyA
ついに召喚陣が強く光り輝いて人影が顕れる。

「こんにちは!ランサーの電脳少女シロでぇーす!人殺しとかそんな可哀想なことしたくは無いけど……聖杯戦争じゃ仕方ないよね!よろしくお願いします!おほほい!」

目の前にいるのは旧冬服を纏った電脳少女シロ。これがサーヴァントというやつなのだろう。手には武器を持っており一目で戦う風貌だと分かる。
まさか私がシロを引くとは……きっと触媒無しで召喚したから私との縁に引っ張られたってことだろう。
当たりか外れかと言ったら大当たりだ。
他のやつらが他の四天王とか引いていない限り……勝てる。
言っていることに対しては嘘つけ!と咄嗟に言いたくなったがなんとか我慢。
それよりも気になることがある。触れたくなかったけど触れなきゃこれから永遠と頭を痛めることだろう。

「……早速だけど質問。その手に持っているのはなんだい?その血に塗られているやつ」

「これ?これはシロの宝具のチェーンソー」

「……なんで宝具がチェーンソーなんだ?ランサーって名前なら基本の獲物は槍なんじゃないか?」

「そりゃー突撃して刺すのに使うからね!槍みたいなものですよ!」


……頭痛くなってきた。やっぱり帰って良いか?

6 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:27:45 ID:fE8ehM4TyA
【Vtuber名】電脳少女シロ
【CLASS】ランサー
【性別】女
【属性】混沌・悪
【ステータス】
 筋力D耐久D敏捷A魔力B幸運E宝具EX
【保有スキル】
『対魔力:B』

『狂化:EX』
理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。
クラス別スキルの為、例外的に通常時は理性を保っている。が、戦闘に入るとどんどん狂化していき、手がつけられなくなる。

『仕切り直し:B』
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。

『巨獣狩り:E』
巨大な敵性生物との戦闘経験に長けている事を示すスキル。
正規の形で電脳少女シロをランサーで召喚した場合持っているスキルであり、今回はランクが下がっている

『拷問技術:B』
卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。

『追い込みの美学:A』
敵に先手を取らせ、その行動を確認してから自分が先回りして行動できる。

『突撃:B』
直線ルートを走るとき速度と安定性が上がる。ただし、障害物の回避には手間取る。
直線距離なら他の追随を許さず、いくら幸運が低くても転ぶようなことはない。

7 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:28:59 ID:fE8ehM4TyA
【宝具】
『死こそが救済(デッドバイデイライト)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:4人
固有結界『デッドバイデイライトの森』内に対象を閉じ込め、ゲーム同様のおいかけっこを行う。一度使用したらクールタイムが必要。
この結界内でのみシロの耐久はAランクまで伸びる
閉じ込められた者は原作同様発電機を直すことで結界内から脱出可能。
逃げ出せる固有結界ということで弱いように感じられるが、その分結界は強固でそれ以外の方法で逃げ出すことも介入することも出来ない。死を脱出と呼べるのなら可能だが。
また、シロは生贄をエンティティに捧げることで対魔力、幸運等のクラスがどんどん上がっていく。

【Weapon】
チェーンソー。これを使って突進攻撃をする。

【解説】
デッドバイデイライト実況イメージのシロちゃん。なので旧冬服。
死こそは救済と書いてデッドバイデイライトと読むのはシロちゃんの皮肉なのかもしれない。

8 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:29:51 ID:fE8ehM4TyA
Scene02『限りなくバーサーカーに近いランサー』


「とりあえずお前のスペックは分かったけれど……お前はなんでランサーなんだ?おかしくないか?バーサーカーじゃないのか?」

「変なのはシロも自覚はしているけど……触媒無しで召喚したマスターが悪いんだよ?本来のランサーのシロはモンハンの槍使って戦うからね」

とりあえず一通りランサーのスペックを聞いてみたがあまりにチグハグなスペックなのは私が悪いらしい。

「……さっき正直に話した通り私は正規の参加者じゃないんだ。そこで聞きたいんだがこれからどうしたら良いと思う?」

こういうのは信頼関係が大事だと思ったので私は召喚して早々に私の真実を打ち明けた。
それで判明したことだがサーヴァントは召喚の際に色々知識を与えられるがマスターである私が正規じゃないのは知らなかったようだ。

ランサー曰く他のマスターはともかくサーヴァントや監督役は正規のマスターじゃなくても聖杯戦争が正常に行われているなら問題視しない。触媒無しで召喚したことには不満があるが本来のマスターじゃないことには不満は無い。……とのこと。

9 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:30:49 ID:fE8ehM4TyA
ランサーは私よりも聖杯戦争を知っていると感じたので思い切って行動指針を任せることにした。

「えぇ……サーヴァントに行動指針任せるってどうなの?まぁ、ならとりあえず外に出て情報を探ろうよマスター。他のマスターとかサーヴァントとか知りたいでしょ?」

「うん。そうしようか」


外に出て空気を吸う。いくらこの電脳世界で死ぬことはないと言っても命を取り合うのだから緊張するに決まっている。
だから今は少しでも緊張を和らげたかった。

けれどそれは叶わない。

「あっ」

「あっ」

目の前には新冬服の青部分をオレンジに染めたものを着ている少女が現れた。

「……お前。オレンジか」

彼女の名はシロの友人のオレンジ。
知らないやつはこの動画を見ると良い
https://youtu.be/Fbf5igRWRbE
ちなみに探偵ではない。

「そうだよ。そういうキミは誰かな?ここにいるってことはマスターかサーヴァントなんだろうけど……たぶん初見なんだよね」

10 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:33:24 ID:fE8ehM4TyA
私は過去に一度しか動画で登場していないからシロ組でも覚えているのは少ないだろうから仕方ないな。
一抹の悲しみを抱えながらも私は素直に自己紹介をすることにした。

「ハッカーのクロだ。聖杯戦争参加者のマスター」

「ハハハッ!クロ?シロの妹ちゃんと名前被ってるじゃん。そんなキャラいたの?」

は?それは言ってはいけない禁句だろう
……よし、決めた。ここでこいつは す。
殺しあいする聖杯戦争だから問題ないよな?アバターが死ぬだけで本人が死ぬわけじゃないんだし。

「私にはブラックシロっていう名前もある!第一お前がそれを言える立場か!そもそもお前名前わかってないだろう!?せっかく気をきかせて一回しか動画に登場したことがないドマイナーなお前にオレンジって名前つけてやったのに!」

ランサーに事前に決めた合図で襲うように命令する。
とりあえずもう少し煽って隙を待つか……

「はぁぁぁ!?ブラックシロなんていう名前動画タイトルに()入りで付いているだけじゃん!というか一回しか出たことないのはキミも同じだよね!出番が欲しいからみんなこの聖杯戦争に参加しているのに出てる回数の話は禁句!」

「初見とか言ってた癖に私のこと知っているじゃないか!」

意外となかなか隙を見せないな。気を見計らって……見計らって……

11 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:35:13 ID:fE8ehM4TyA
「そりゃそうだよ!安直なクロっていう名前!ちょっと黒くしてみましたって感じの手がかかってない衣装!いかにも一回だけ登場しませんよって感じのキャラクターじゃん!逆に覚えてるよ!」

……よし、決めた。
今やろう。
隙とか関係ない。
決めた。
うん。

「ランサー!」

ランサーがチェーンソーを正面に掲げて突撃する。
マスターを殺ればサーヴァントを相手にしなくても良い。これが聖杯戦争のルールだ。

「まさかこんな安直な煽りに引っ掛かっちゃうなんて……セイバー!」

ランサーの動きが止まる。その理由は一目でわかる。チェーンソーの先端。突きだしている部分が光の剣で止められているのだ。

ランサーの動きが止まったことでいやがおうにも目はふんわり動く水色のドレスに引き付けられる。
あの水色のドレスは春服なのに秋まで着続けた伝説のあの服。

「セイバーの電脳少女シロ……」

えっ?あっちもシロ召喚してるの?
……もしかしてサーヴァントって全員シロだったりする?

12 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:36:40 ID:fE8ehM4TyA
Scene03『聖杯戦争にシロは何人必要か?』

うん。あれはどう見てもセイバーのシロだ。着ているのは春服。私のランサーは旧冬服だから見分けがつくから取りあえず今すぐ困るということは無いけど……

水曜日のシロは触媒を使って召喚するって話をしていた。つまり縁を使って召喚しているということ。私がランサーを召喚したのは自らとの縁ゆえだと思っていたけれど、もし触媒よりも召喚者の縁が優先されてしまうなら、シロの派生キャラみたいなものである私たち聖杯戦争の参加者はみんなシロを召喚してしまうのでは?
……もしかしたらその辺の話は正規の参加者はみんな伝えられているのかもしれないけれど重要なのはみんなシロを呼び出すという点。
こんな事象が起きていればシロの電脳反応の増幅は起こるにきまっているだろうし、負担も計りしれない。
なら止めなければならない……けどどうしたら?

13 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:37:20 ID:fE8ehM4TyA
「……」

ガンガンガン!

速いスピードで二人が打ち合う。
その速さに生身の人間……マスターが付いていくことは叶わない。

「おほぉ〜このシロはビートセイバーのシロちゃんか〜!ランサーのシロ的には相性悪そうだなーって思うんだけどマスターどう思う?」

「狂化あるのに意外と冷静だな……確かに同意だ!」

ランサーのシロのスペックは逃げる相手を追うことに特化している。真っ向からランサーのシロと打ち合えるスペック持ちのセイバーとは相性が悪い。
宝具を使えば何とかなるだろうけど正直このタイミングで使うのは避けたいところ。
それに今は考える時間が欲しい。シロへの負担が気になる。

「じゃ!レッツラ逃走!捕まって!」

ランサーは踵を返してセイバーから逃げる。
サーヴァントは人と比べものにならないくらい身体能力が上がっているから大人しくランサーに運んでもらうことにした。



私をおぶってもらったから逃げ切れるか不安だったけれど撒くことができたようだ。

「ここまで来ればオッケーかな?」

現在の私たちは路地裏に息を潜めている。

14 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:42:08 ID:fE8ehM4TyA
おぶられながら風景を眺めた感じ人がいない以外は普通の街って感じだ。

……マップがあればもっと色々わかることがあったんだろうけれど私正規の参加者じゃない割り込みだからな……
というかあっちはマップを持ってて地の利があるだろうに良く私たち逃げられたな。
これも……

「『仕切り直し』の効果か……凄いなランサーのシロ。幸運の低さを見たときはどうしようかと思ったがこれなら」

「これなら……何だって?幸運が低いのは致命的じゃない?こんな風にさ」

チャキ

私の頭上から響く声を確認しようと上を向くと真っ直ぐ目の前には銃口。

「魔王少女シロ、アーチャーだよ。ランサーのシロ……キミのマスターは人質にさせてもらった」

私に銃を向けて脅しているのは禍つ衣装を着こんだシロ。低い声だし紅い瞳だから本人の言っている通り魔王のシロなんだろう。
ということは不味い。直接戦闘描写があるシロだから強さはトップクラスに違いない。


……確かに幸運が低いのは致命的かもしれない。

15 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:43:52 ID:fE8ehM4TyA
Scene04『撃ちたいお尻』


「動いちゃだめだよ?ランサー。キミが何かしたら一瞬でぶっ放すからね」

咄嗟に逃げたくなったけれど足を止める。この状態で逃げ出したら絶対に背後を撃たれる。
人質に取るということは何か要求があるということだろうから少なくともこっちが下手なことをしなければ今すぐ撃たれることは無いはず。
だからここは相手に従って機を窺うべき……
あ、あの目はやばいな。

正面に向き直してランサーの方を見ると今にも襲いかからんという目。

命令権である令呪を使うか?いや、ここで使うのは勿体無いんじゃないか?

その一瞬の気の迷いが致命的だった。

「ランサー!ステ……」

16 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:45:27 ID:fE8ehM4TyA
「新しい獲物を発見しました〜!『死こそは救済(デッドバイデイライト)』!」

いきなり宝具を使ったことに驚いたのか幸いにも魔王……アーチャーのシロはすぐさま撃てなかった。


世界が変貌する。視界が暗くなる。

気がついたらそこは絶望の森だった。


「痛た……この宝具対象自由に選べないのか……いや、選べるけど狂化のせいで私も巻き込んだのか……?」

周りには人はいない。どうやら結界の中のどこかにランダムに飛ばすシステムらしい。

「おかげで人質の状態からは逃れることができたけど……戦っていく内に狂化していくからさっさと見つけないと制御できなくなるな」

デッドバイデイライトで見慣れた風景を見回しながら、ランサーのシロを探すため歩きだす。

17 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:46:45 ID:fE8ehM4TyA
私の今のところの目的はこの聖杯戦争がどのように起きているかを調べることだ。シロにどれくらいの負担がかかっているか次第で……聖杯戦争を勝ち抜くことに目的が変更されるけれども。正直に言うと動画出演権は欲しい。
だから出来ればアーチャーのマスターと話して情報収集をしたい。監督役って言っていた水曜日のシロに聞くという手もあるけれど……そもそも私はマップを持っていないから場所が分からないんだよな。
だからアーチャーを殺す前にランサーを止めないと困るんだけれど……

「見つからないなぁ。戦闘してるなら声とか音が出ても良いのにそれすら聞こえない」

「ガサガサッ!」

「ん?」

私が独り言を呟くと近くの草むらからガサガサという音が聞こえた。
なんかまるで隠れてたら人が近くに来て遠ざかろうとして失敗したみたいな音のタイミングだけれど……

警戒しながら草むらに足を踏み入れる。

「ひっ!こ、こないで!」

18 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:47:34 ID:fE8ehM4TyA
「?」

確かに予想は大当たりで、音の出る方に進み始めた途端、情けない懇願の声が草むらから聴こえた。……この声はシロの声だけど……今みたいなセリフを言うキャラいたっけ?少なくとも魔王少女アーチャーじゃないみたいだけど。

「大丈夫だよ。心配しないで。私はサーヴァントじゃなくてマスター。私も急にこの結界に飛ばされたんだ。本来は敵かもしれないが今は味方。一緒に脱出しよう」

私の説得が功を成したのか草むらから少女が頭を出す。
さてどのシロかな……。

「あなたは?」

「私はクロ。ハッカーのクロ。聖杯戦争の参加者だ。……キミは誰だ?」

服は初期の衣装。なのは分かるんだが、正直に言うと私はこの派生キャラを知らない。
サーヴァントとして召喚された初期の電脳少女シロの可能性はあるけれど……こんなに弱きだったっけ?

「わ、わたしもマスターです!で、わたしの名前は……」

名前を言おうとしたまま黙りこくってしまった。
続きを促すか。

19 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:48:23 ID:fE8ehM4TyA
「名前は?」

「わかりません!」

「へ?え?どういうこと?」

まさかの記憶喪失?いや、そういえばなんかこういうシロをどこかで見た気が……

「あっ、とりあえず仮の名前は付けてもらいましたよ!」

シロじゃない名前……初期の服装……まさか!

「わたしの名前はさいこぱすおです!」

あーやっぱり?そういうシロもいるのか……

20 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 17:55:44 ID:fE8ehM4TyA
とりあえず更新は終わりです

明日からは一日一シーンを目標に更新します

シロ組でも覚えているか怪しい設定やネタをぽんぽん出している自覚はありますが気にせず進める予定です。フォローが必要だと思ったものに関しては登場動画や解説を貼る予定です

21 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/13 17:58:38 ID:uLQxMtwcq/
投下乙

まさかのさいこぱすおは草ですよ

22 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/13 18:10:46 ID:fE8ehM4TyA
さいこぱすおとは
電脳少女シロ生誕祭にて行われたシロちゃんが生まれてからの選択をADV形式で選ぶ企画の中で出た選択肢の一つ。
シロちゃんの名前を選ばせるものでネタ狙いでみんなさいこぱすおの選択肢を選んだ。
イベント内のバッドエンドではスーパーサイコパスになるオチだったが、このさいこぱすおは選ぶ前の自分の名前も存在理由も分からない弱気な状態のままのようだ。

23 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/13 21:04:48 ID:N6hb/CXHuG
>>22
知らなかった……
シロちゃんのssは為になるなぁ!

24 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/14 00:47:52 ID:UI2ZpSISzv
キャスターかライダーが『少女兵器大戦のシロ』だろうなぁ
アサシンは『砂漠衣装のシロ』か『ハロウィン衣装のシロ』かな?

25 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 21:57:37 ID:u7bl4eiW6K
そこのお前、電脳少女シロ生誕祭はニコニコのプレミアム会員になれば見れるからプレミアム会員なら是非ともみるんだ。
見て後悔することは無いだろう。
以上、クロからだ。


Scene05『シロは無慈悲な森の女王』


さいこぱすおと名乗る少女は他のマスターである私に対して一切の警戒心を見せずに色々なことを教えてくれた。

どうやらうまれたばかりでよく分からないままここに放り出されたとのこと。そしてさいこぱすおという名前は水曜日のシロに仮の名前だということで付けてもらったらしい。

そりゃそもそも記憶が作られる前なら何も分からないのは当然だろうなぁ。
私は目の前にいるシロはシロという記憶すらないifルートのシロだと考えるべきか。
なんでそんなシロがこの聖杯戦争に参加することになったのか、そしてこんなのまで参加しているこの聖杯戦争は一体なんなのか疑問に思わずにはいられなかったが、目の前の無知な少女に聞いても分からないだろう。

無知ゆえに彼女は自分がアーチャーのマスターだと簡単に教えてくれた。
ランサーの宝具は周りにいるやつを巻き込むものだから巻き込まれているこの子はアーチャーのマスターなんだろうなぁとは思っていたけれど……良かった。流石に逃げた先に二チームも居たっていう運の無いパターンはなかったようだ。

……無いよな?こういうところまで幸運Eとかやめてほしいんだけれど

26 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 21:58:24 ID:u7bl4eiW6K
「とりあえずお前のサーヴァントと合流したいところだな」

「……クロさんのサーヴァントとは?」

「あー今会うと絶対ややこしいことになるだろうからパスしたい」

「この結界を作った犯人ですよね?……なんとかならないんですか?」

「最終手段はあるけれど……使いたくはないなぁ」

二人のマスターは暗い森の中を歩く。
ここでさいこぱすおを殺れば簡単にアーチャーを脱落させることはできるが正直このシロは殺したくはない。

だからアーチャーと会って事情を説明してこの森から脱出する必要がある。
なぜ自分のサーヴァントの宝具を破らなければならないのかと思わなくはないが狂化しているランサーがどんな状況だか分からないからな。そもそも狂化:EXがどんなものだか分からないから……最悪のパターンである『マスターが誰だか分からないほど錯乱していてやられる』っていうのも起こり得るかもしれない。
最悪、令呪の使用も考えるべきかな。

27 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 22:00:21 ID:u7bl4eiW6K
「あ、居ましたよ!アーチャーさーん!おーい」

「しっ、なるべく静かにな。ランサーに今会うとややこしすぎる。あと私がアーチャーと話しているときは出来れば口を出さないでくれると助かる」

さて、やっと運気が回ってきたのか先に私たちが見つけることができたのはソーシャルゲーム『禍つヴァールハイト』のコラボ衣装を着こんだシロ。魔王少女シロだった。

チャキ

近づいた私に対して魔王少女シロ……アーチャーのシロが向けたのは拳銃の照準だった。
まぁ隣に行方不明になっていた自分のマスターがいるんだから当然か。


「この結界に閉じこめたマスターがのこのこやってくるとは……中々大胆だね」

「お褒めに預かり光栄だよ魔王様。あなたの姫を送り届けに来たんだから感謝の言葉は無いのか?褒賞は世界の半分だと嬉しいんだが」

28 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 22:01:41 ID:u7bl4eiW6K
「……ふぅん冗談を言える程度には余裕があるんだ。目的はなんだい?この結界がどんなものだろうとマスターを殺せばサーヴァントは現界出来なくなるだろう。それなのに目の前に現れたということは理由があるか余程の馬鹿か」

「それはすぐ撃たずに二度も脅しから入っているお前にも言えるんじゃないか?とはいえお前のマスターを見れば馬鹿じゃなくて理由があることは予想は付くが」

「その理由の予想を説明したら銃は降ろしてあげるよ」

「本人の目の前で言うのは憚れるが仕方がないな。それは勿論、情報収集したいってところだろう。記憶が無いマスターでは頼りないからな」

僅かな静寂に夜の森が包まれる。
そしてアーチャーは銃を降ろした。
良かった。何とかなった。

そう思ったのだがやっぱり私は運が悪いようで。

「ブッブー外れ!」

「え!?ちょっとアーチャーさん!?」

再びアーチャーが銃を構え直す。勿論、その銃口の先は私だ。
さいこぱすおが制止するように呼び掛けたが反応は無い。
不味い。こうなる可能性は予想していたけれど楽観的に考えていた。
今すぐ大声でランサーを呼ぶか?

そんなことを考えている内にアーチャーが口を開く。

「ばーん!」

子供が銃を撃つときのような可愛らしい効果音を言うと再び銃を降ろした。

29 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 22:02:06 ID:u7bl4eiW6K
「ごめんね驚かしてしまって。今のはジョークさ、正解だよ。是非とも情報交換させてもらいたい。さらにキミを見込んでお願いしたいんだけれど、頼りないマスターを守りながら戦うために同盟者になってくれないかい?」


何だ今のはジョークかぁ……ビックリした……。
同盟者か。今のところデメリットは無いだろうから是非ともお願いしたいかな。
……アーチャーは食わせものっぽいから後々困りそうな気もするけれど。

「良いよ。同盟者になろう。といってもこの世界から出てからの話だけれど」

「そうだそうだ。この結界は何?ランサーの宝具だよね?」

うーん。どこまで話そうか。同盟者と言えど相手は食わせモノの魔王と……マスターは別に警戒しなくて良いか。最初は演技かなとも思ってたけど本当で気弱なようだし。
ともかく相手は展開次第では充分裏切ることが考えられる。
となると……

「……詳細は伏せるけれど条件を達成するかランサー自身が解かない限り結界から出ることは出来ない宝具だ」

「そういえばキミは上手くサーヴァントを制御できていないみたいだね。何か理由があるのかい?」

30 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 22:03:02 ID:u7bl4eiW6K
そう言いながらアーチャーはさいこぱすおの方を見た。
お前の場合はマスターをサーヴァントが制御しているように見えるんだが。

「持っているスキルに狂化がある」

「へぇ!実はランサーって呼んでたのはブラフでバーサーカーだったりするのかい?」

「なら良かったんだけどなぁ」

最初っからそうなら割りきれたんだけれどあんな風になったのは私の割り込みのせいらしいからなぁ。
あと狂化があるのに幸運のランクが上昇している気がしない。

「苦労してるんだねぇ。……それでどっちの方法で脱出するんだい?」

「それは……」


「お、お、お、お、お二人とも不味いですよ……」

「「え?」」

話をしている最中に急にさいこぱすおが割り込んできた。

あまりの慌てぶりに何かあったのかと思い私たちは振り向いた。
そこには……


「なんの話してるのぉ?シロも混ぜてよぉ?うふふふふ」


この森の支配者が歪んだ眼差しでこちらを見つめていた。


Scene05 終

31 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/14 22:10:00 ID:MyKqDSCBvK
ヒェッ

32 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/14 22:11:41 ID:u7bl4eiW6K
【Vtuber名】魔王少女シロ
【CLASS】アーチャー
【性別】女
【属性】混沌・悪
【ステータス】
 筋力C耐久B敏捷B魔力E幸運C宝具?
【保有スキル】
『単独行動:A』
『対魔力:B』

『千里眼:C』
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。遠方の標的捕捉に効果を発揮。ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Cランクではその域には達しない。

『射撃:B』
銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技術。

『皇帝特権:B』
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。

『魔王:A』
イメージによって在り方を捻じ曲げられた怪物。所有者は能力や姿(あと声)が変貌してしまう。「無辜の怪物」とは似て非なるスキル。

【宝具】
本人が秘匿しているため今のところは不明

【Weapon】
ディアボロスVT-46という名の拳銃
ダークロードVT-46という名のナイフも持っているがアーチャーで現界しているためか使う気は無いようだ

33 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/15 09:50:44 ID:EpK7FcBHoH
500円で去年の生誕祭が見られるのは実際安い。シロ組さんなら見ておいて損は無いだろう。
普段のシロちゃんって混沌・善っぽいよね。

34 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/15 12:27:03 ID:CDX/4jdqKl
やっぱりバーサーカーじゃないか!

35 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/16 21:30:34 ID:/M8eYzKTde
毎日(不定期)更新です……昨日も投稿する気だったけどうっかり寝落ちしました


暗い森の中。飢えた狼に見つかってしまった羊たちはどうすればいいんだろうか?


Scene06『少女達は踊る暗い森の中踊る』


鳥肌が立つほどの恐怖に身動いでしまったがよく考えたらわざわざシロの方まで行く手間が省けたんだ。
むしろ来てくれて良かったと思おう。思おう。

「ランサーストップ!」

ランサーのシロは私の言葉で動きを止める。
素直だ。もしかして思ったより狂化していないのか?
戦っている最中どんどん狂化する仕組みなんだから戦ってなければ狂化は進行しなくて当然か。
セイバーとの戦いから狂化が継続していた場合は……置いとこう。

「なぁランサー。今回こちらのアーチャー陣営と協力体制を築くことになったんだ。だから結界を……」

「やだ」

私はランサーの言葉に耳を疑った。

36 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/16 21:31:36 ID:/M8eYzKTde
「え?」

「やだ」

たった二文字の言葉でこんな簡単に絶望できるんだなぁと現実逃避をしていると。ランサーが一度降ろしてスイッチを切っていたチェーンソーをもう一度動かしはじめた。

「やばいやばい!一旦撤収!」

私たちはそれを見て慌てて撤収を選ぶ。

しかし、それは飢えた狼に対して背中を向けて逃げだすようなもので。

「おほー!」

瞬間、駆け出した。

「直線距離じゃ分が悪い!一旦別れるぞ!」

さいこぱすおをおぶりながら走るアーチャーが私にそう言って道を違える。
サーヴァントとマスターじゃ走る速度は全然違う。
その差は決して人一人おぶっていたところで覆るものではない。

ということで

「ハァ……ハァ……ハァ……!」

遥か彼方に駆けていくアーチャー(と背負われているさいこぱすお)を見ながら私は足を止めた。
もう無理だ。限界だ。疲れた。

37 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/16 21:32:50 ID:/M8eYzKTde
なぜかランサーのスピードが遅いおかげ(私の推理だと狂化による舐めプ)で今まで逃げられたけれどもう無理だ。

怖くて振り向くことが出来ないけれど背後から足音が近づいてくる。


だんだん距離が近づいてくる。


人は命の危険を感じたときには感覚が研ぎ澄まされるらしい。あとどれくらいで私にチェーンソーが届くのか何となく分かってしまう。

あと5秒

4

3

2

1



「……あれ?」

怖くて目を瞑っていたがいつまで経っても痛みがこない。
どうせ目を開けたらシロが至近距離で立っているんだろうなぁ脅かすために。と思いながら目を開く。すると

「え?」

目に映った光景は夜の森と……走り去るランサーの背中だった。

38 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/16 21:34:07 ID:/M8eYzKTde
どうやらランサーは私には一切手を出さず。先にいるアーチャーの方に向かったらしい。

「ランサーは私がマスターで攻撃しちゃいけないって分かっているのか……」

つまり、アレはちゃんと私がマスターだと認識した上で命令を無視してさいこぱすお達を襲っているらしい。

マスター殺しをする気は無いのが分かったのはありがたいがせっかくの同盟者をむざむざと殺させるわけにはいかない。

仕方ない。最後の手段を使うしかないか。

私はランサー達を追って疲れた体に鞭を打って走り出した。


なんか数分もしない内に追いつくことができた。
いや、追いついたというよりは……

あちらからこっちにやって来たというべきか。

パァンパァン!

「……!ヘッドショットしてもひるむだけなんて異常な頑丈さだねっ!やっぱり走っている最中じゃ足止めが限界か!」

39 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/16 21:35:39 ID:/M8eYzKTde
走りながら後ろ側にヘッドショットするという曲芸じみたことをしながらこちら側にアーチャー達がやってくる。
どうやら攻撃してひるんでいる口にこちらに戻ってきたようだ。

「このバーサーカーもどきのマスター!さっき言おうとしてた対処方法やってくれないかい!?」

アーチャーはそんなことを言いながら、後ろを一瞥して銃弾で樹の枝を撃ち抜き、ランサーの正面に足止めのために落とした。

……仕方ないか。


「令呪を持って命ずる!これからは私が命令したら結界は解除しろ!」


私の切り札は令呪。
サーヴァントに三回だけ命令に従わせたり魔力を与えたりできる、この聖杯戦争で唯一私に備わった力。いや、私が特別なんじゃなくて全員参加者は使えるみたいなんだけれど……

「というわけで結界は解除して!」

この令呪、瞬間的じゃない命令は効果が薄いらしいけど。でも今回限定で一画使うのは流石に馬鹿らしいし、命令した直後ぐらいは効いてくれるだろうからまぁ今後も効くことに期待してこの命令にした。


「……!」


直後、夜の森の風景が陽炎のように曲がっていき、やがて風景は最初いた路地裏に。

どうやら私たちは戻ってこれたようだ。

40 名前:為になった聖杯[age] 投稿日:2019/07/16 21:36:15 ID:/M8eYzKTde
「……マスター。こんな無駄なことに令呪使わないでよ。令呪の魔力を使えば軽い奇跡だって起こせるんだよ?」

冷静さを取り戻したのかランサーが令呪の使用を咎めてくる。
いや、お前なぁ……

「暴走してそうせざるを得なくさせたのはお前だろう。むしろ謝るべき。うんそれがいい。そうしろ」

「……ごめんなさい」

「分かればよろしい」

「勿論こちらにも謝ってくれるんだよね?」

そう魔王に相応しい笑顔でアーチャーが言った。
ちなみに今ここにいるのは三人だ。さいこぱすおをいない。どうやら結界を解除したら同じ位置に戻ってくるようだ。

「……すみません」

「ちょっと不服そうだねーまぁ良いけど。気持ちは分かるからね」

アーチャーはそう言って路地裏の一角にあるドアの方を見る。
すると

ガチャ

「遅れてすいません」

ドアが開き、さいこぱすおが出てきた。


ハァ……やっと一息つけるな。

41 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/16 23:59:00 ID:nFfm7Y4GFq

一日落としたくらいへーきへーき
気張ってもモチベがさがるからな

42 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/07/17 23:13:00 ID:hZuwY2Z1XT
さいこぱすおの字面でいちいち草ですよ

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