ー親分の部屋ー
キズナアイ
「う〜ん、今日もいい天気!
そういえばキズナアイ杯で忘れてたけど、
モスおじさんとリオちゃんに頼んでおいたアイちゃん城がもう完成してる頃なんだよな〜
いっちょ見にいきますか!」
ーアイちゃん城 建築予定地ー
そこには柱が20本とう◯ち棒が40本立てられていた。
キズナアイ
「酷くこざっぱりしてるぅ〜!!」
キズナアイ
「ちょっとモスおじさん?
アイちゃん城 全然 出来てないような…
てゆーか全然 出来てへんでおまんがな」
モスコミュール
「城の完成ならまだ先ですよ。
それにアイさん お金をケチって
私とリオさんだけしか雇ってないんですから
そんなに早く建てられませんよ?」
リオ (熟睡中)
「zoo…zoo…zoo…zoo…」
キズナアイ
「いいじゃん別にぃぃ〜」
モスコミュール
「いいですけど、私達も活動の合間に作業をおこなう感じでいくので結構な時間がかかりますよ?」
キズナアイ
「エッエェェッ!?困るよそれェ!?
もう出来てると思って馬に招待状出しちゃったよ!!」
モスコミュール
「何故 ばあちゃるさんに?」
キズナアイ
「いきなり 月ちゃんを呼ぶのもあれだから
実験台として呼んだー」
リオ(熟睡中)
「zoo…zoo…zoo…zoo…」
ーウビバの家ー
デラ
「郵便デ〜ス」
ばあちゃる
「はいはいはい、これはアイちゃんから手紙ですね〜 いや〜ばあちゃる君の努力が実ってVTuber界の親分に認められたようですね、はいはいはい」
〈アホのウビバへ
アイちゃん城が出来ました。ザマァみろ〜
という訳でアイちゃん城にやって来〜い
お土産も持って来〜い 持って来ないと殺す!
世界一可愛いアイちゃんより
P.S お前の馬マスクの中ってすごく臭そう 〉
ばあちゃる
「いや〜アイちゃん当たり厳しいね〜
これがツンデレってやつなんすかねー
まあ、とりあえず アイちゃん城とやらに
向かいましょうね〜」
ーその頃ー
キズナアイ
「とにかく!!もう小屋とかでいいから作ってよ!!!」
モスコミュール
「ええっ!?小屋でいいんですか!?」
キズナアイ
「急いで!!はよ作るでおま!!」
ーそんでもってー
ばあちゃる
「はいはいはいはい、もう少しで目的地に着きますね〜はいはい、あっヤベ お土産を忘れてたわ ドナいしようかねー」
木曽あずき
「いらんかね〜ダンゴムシはいらんかねぇ〜」
ばあちゃる
「あっ! 都合良く きそきそが何か売ってますね〜 ここで買っていくでフゥゥゥゥ」
木曽あずき
「ダンゴムシを崇めよ …一匹50円です…」
ばあちゃる
「とりあえず 10くらい買っておくでフゥゥゥ
あとワラジムシも5匹くらい買うでフゥゥ
アイちゃんも案外 喜んでムシャムシャするかもしれないし〜」
ーそしてー
ばあちゃる
「はいはい、お土産も買ったし これでバッチリですね〜 地図を見るとアイちゃん城はこの辺なんですけど〜それっぽいものは…」
ばあちゃるが辺りを見渡すと、
小さな小屋がポツンと立っていた。
ばあちゃる
「いやいやいやいや、流石にこれはないでしょー 流石にないよ これは…ここにアイちゃんが居たら認めざるえないけどね、いや〜流石に…」
キズナアイ
「きみ〜だけをまもりたい〜きみーだけをまもりたい〜♬」
ばあちゃる
「ウビバァァァァッッッ!?居たよ居たよ
アイちゃん居ましたよっ!?しかも何か歌ってるゥゥゥ! ギターの位置低っ!!」
キズナアイ
「あっ!ウビバ!よく来たね!
待ってたよ弾き語りしながら」
ばあちゃる
「弾き語り出来てなかったですからね はい」
キズナアイ
「実は弾けないんだよ 今日 はじめばっかだから
」
ばあちゃる
「ああ…そうなんですね…はいはい…」
キズナアイ
「まあ、とにかく入って入って!
出来立てホヤホヤのアイちゃん城だよー
ちょっと臭いけどー入って 」
ばあちゃる
「ウビバァッ!?臭っ!!!出来立てホヤホヤなのにもう臭いでフゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
ーアイちゃん城 内部ー
キズナアイ
「いや〜やっぱアイちゃん城は落ち着くな〜」
ばあちゃる
「(どう考えても城じゃなくて小屋だろ ここ…アイちゃん ヤベーでしょ、いやマジで…)」
キズナアイ
「そうだ!お菓子あるけど食べる?
なんかちょっと臭いけど」 ぷぅ〜ん
ばあちゃる
「えっ?って臭っ!お菓子まで臭いよ!?
そんな臭いお菓子いらないからね、もう!」
キズナアイ
「なんだよー美味しいのに…ムシャムシャ マズッ!!!」
ばあちゃる
「って!不味いんか〜い!」
キズナアイ
「モンスターエナジーと紅茶列伝ミルクティーを1:1で割ったみたいな味がする。
馬、口直しに牛乳もってきて、台所にあるから」
ばあちゃる
「わ…わかったでフゥゥゥゥ」
ー そんで ー
ばあちゃる
「いや〜台所もめっちゃ臭かった〜ていうか小屋全体からウ◯チみたいな臭いがするよ〜もう〜 臭い臭い ん?なんかお風呂があるよ どんな感じなのか見てみようね、はいはい」
ガチャッ
馬越健太郎
「…………………」
ばあちゃる
「…………………」
馬越健太郎
「……ばるばとす……?」
ばあちゃる
「ウビバっ!? 親分!親分!お風呂にヤベー奴が居ますよ! なんかケンタウロス的な人が!」
キズナアイ
「あ〜馬越健太郎くんだよー馬越くんには馬の事を教えてあるよ。」
ばあちゃる
「『ばるばとす』とか言われたよ!?ばあちゃるくんの事!」
キズナアイ
「あっ!ごめ〜ん、わたしが間違えて教えちゃった〜だってお前の名前 覚えにくいんだもん」
ばあちゃる
「いやいやいやいや、ばあちゃるくんの名前はVTuberの中でもベスト5に入るほど覚えやすいですよ、はい。」
キズナアイ
「も〜わかったよ、あとで訂正しとくよ
ヴォルデモートとかそんなんでいいでしょ?」
ばあちゃる
「いやいやいやいや!全然違うからね!
ちゃんとしっかり訂正してくださいね
ほんとにお願いしますよ!」
ー そんで ー
ばあちゃる
「あっもうこんな時間ですね〜
そろそろ帰ってシロちゃん達の夕食の準備しないといけまんせんね〜はい、いうわけでばあちゃるくんはもう帰りますよ〜」
キズナアイ
「あっ!ちょっと待って馬、帰る前に持ってきたお土産ちょうだい。」
ばあちゃる
「わかったでフゥゥゥゥ」
キズナアイ
「そうそうこれこれ、さ〜て どんなお土産かな〜」ワクワク
ぱかっ
ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ
キズナアイ
「……………………」
ばあちゃる
「……………………」
キズナアイ
「”殺すっっっ!!!!!!”」
ばあちゃる
「ヒィィィィィィィィィッッ!!!
お許しくださぁぁい!!親分!!!」
キズナアイ
「うるせぇ!!!ばあちゃるは殺す!!!
ばあちゃるは絶対に殺す!!!」
ばあちゃる
「はいはいはいはい!!そこはなんとか!!
そこはなんとか!!お願いいたします!!」
キズナアイ
「うっせぇ黙れ!!絶対 殺す!!!
くらえ!!ミルクアトミックネオ!!!」
ブゥゥゥゥゥンッッッ!!!
ばあちゃる
「ウビバァッ!?牛乳の入ったコップ投げつけるのは危ないでフゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
かいひー
パリィィィィィィンッ!!!
キズナアイ (破片グサー )
「おぷううううなぁぁぁぁぁ!!??」
ばあちゃる
「あちゃ〜大丈夫ですかねー 親分?」
キズナアイ
「もう許さねぇからな 馬ぁ…!!!」
ばあちゃる
「ええっ!?理不尽でフゥゥゥゥ!!!」
キズナアイ
「黙れっ!!アイちゃんの辞書に理不尽という言葉は無いんだ!!!」
ばあちゃる
「パワハラが過ぎるでフゥゥゥゥ!!!」
キズナアイ
「パワハラなんて言葉も無い!!
くらえぇぇ!!アイちゃんマキシマムアタック!!!」
グルグルグルグルグルッ!!
ばあちゃる
「うわっ!?こんな狭い部屋で暴れるのは危ないでフゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
キズナアイ
「アイちゃんの可愛さを知れ〜! あっ!やべぇミスった!背中痛っ!!」ドゴォンッ!!!
グラ…グラ…グラ…グラ…グララッ…!!
ばあちゃる
「ん?地震ですかね?
キズナアイ
「やっ…やばいっ!!今の衝撃でアイちゃん城が崩れそう!」
ばあちゃる
「ええぇぇぇぇぇっ!!?? 崩れそうなのぉ!!??」
キズナアイ
「この小屋、急いで適当に作ったから
柱とかゆるゆりなんだよ!!」
ばあちゃる
「それは言うならゆるゆるだからね!」
キズナアイ
「こんなことなら馬なんかに秘奥義使うんじゃなかったよ!! ふあっきゅー!!!」
ばあちゃる
「そんなことよりも親分!はやく外に逃げ…」
ガロガロガロガゴォォォォォォンッッッ!!!
(大崩壊)
ー 瓦礫の山 ー
キズナアイ
「ばあちゃる、わたしは諦めないよ…!
がんばってギターを続けてみるよ…!」
ばあちゃる
「がんばるでフゥゥゥ」
おめがリオ
「やっぱぁアイちゃんはすごいなぁ〜」
完
なんかこう懐かしい気分になった
読んでる間ずっと
キズナアイ「学園都市?」
とか
キズナアイ「雛見沢?」
みたいな往年のスレタイが頭に浮かんできたわ
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