以前投稿したss
ばあちゃる「アイドル部の知名度を上げるため、映画を作ることになりました」
の続編です。悩みましたがアドバイスに従い新スレ立てることにしました。
一部キャラ崩壊してる箇所があるかもしれないけど、許してね。
前回のあらすじ
アイドル部のメンバーで映画を作ることになり、どんな内容にするか話し合ったよ。
その結果、
『宇宙人にキャトられためめめが冷凍されて爆発する』
って内容の映画を撮影することになったよ。
たま「この前の話し合いで映画の原案が決まったので、これから予算やキャスティングなどの具体的な内容について会議で決めていきましょう」
双葉「会議? どこで?」
たま「そりゃ空き教室で」
双葉「どこも空いてないよ」
たま「え"?」
あずき「なんやかんやで空き教室は全て使われてますね」
たま「なんやかんやってなんですか!? こんなに無駄に広くて教室もいっぱいあるのに!」
双葉「なんやかんやは……」
あずき「なんやかんやだ」
アイドル部SSの続編です。よろしくね。
なんやかんやでヤマトイオリちゃんの家で会議を開くことに。
ヤマトイオリのおうちにて
たま「アイドル部映画プロジェクト会議inイオリちゃん家ー」
十名「いえーい」
もち「めめめちゃんがいないよ」
たま「それについてはこの後説明しますよ」
たま「今回はスペシャルアドバイザーを呼んでいます」
すず「アドバイザー?」
たま「私達は映画に関しては素人ですからね。色々教えて貰おうかと」
いろは「いろは素人じゃないから色々アドバイス出来るよ! なんでも聞いて!」
双葉「ごんざぶろうより素人の方がマシなんだけど」
たま「それではご紹介します。映画レビュアーの浅井ラムさんです」
ラム「よろしくね」
ごんごん「あ"ーーーーー!! ラムちゃんだ!」
もち「知ってるその人!! つまんない映画ばっかレビューする人!」
ラム「おい猫乃木」
もち「はい?」
ラム「パン買ってこい」
>>4
>>5
ここの人は優しいからあまり気にしないかもしれないけど、SS作者が個人的なことを自分のスレで書くのは極力控えた方が良いよ
作者が途中で介入してくるのが苦手という人も少なからずいるし
横から失礼した
>>6
いや申し訳ない。誤字報告&見逃しで1レスは確かに良くなかった。今後は気を付けます。
>>4
自己紹介動画鑑賞会のときは「イオリン」って呼んでましたね
そのとき一回だけ「イオリの服どうなってんの?」とも言ってたけど
>>8
なるほど、参考にさせてもらいます。
たま「もちさんが戻ってくるまで待ってるのもアレなんで、会議を続けましょう」
なとり「待たないんですね」
たま「それでは改めまして浅井ラムさん。今日はよろしくお願いします」
ラム「一応意見は言わせてもらうけど、あくまで個人の感想だから真に受けちゃダメだよ。いいね?」
・・・・・・・
たま「最初に現在決まっている事柄について確認しましょう」
ラム「まず聞いておきたいのが、予算はいかほどなんだい?」
双葉「これくらい」ぴら
ラム「素晴らしいね。これだけあれば、サメが登場する『ジュラシックシャーク』が作れるよ」
双葉「作らないよ」
ラム「なんで作らないの?」
双葉「なんで作らなきゃならんの?」
ラム「え? 金があれば作るでしょサメ映画? 金なくても作るけど」
双葉「作らねえよ」
・・・・・・
たま「そしてキモとなるめめめさん。今回試験的に凍らせてみました」
なとり「めめめさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
めめめ「
┏━━━━┓
┃(*´∀`) ┃
┃/( )\ ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━┛
」カチコチやで
ラム「うわ、靴下ダサ」
たま「今回あずきさん、めめめさんの二人が開発した冷却装置を使い、カッチカチにしてみました」
あずき「(`・ω・´)b」
ちえり「自分で作ったのか……」
ラム「ダッサい……いや、マジでダサいわ……」
たま「次に脚本。原案となる脚本を見てみましょう」
ラム「この脚本だと、サメは何回出てくるの?」
たま「0回です」
ラム「ワニは?」
たま「0回です」
ラム「ゾンビは? エイリアンは?」
たま「エイリアンは一回出ます」
ラム「及第点」
たま「これから皆で意見を出しあって脚本に肉付けしていこう! 皆で面白い映画を作ろうね」
ラム「面白くなくてもいいよ」
なとり「アドバイザーのくせに意識が低い」
ラム「私は一個でも光る要素があればその映画を愛せるよ」
すず「世の中そんなにハードル低い人ばっかじゃないんですよねぇ」
ラム「サメ出せばいいよ」
たま「出ません」
・・・・・・
すず「ここは序盤の見せ場ですから、景気つけに車を爆発させたいですねぇ」
たま「予算が足りないかなぁ。めめめさんを爆発させるために予算をとっておかないと」
すず「残念です」
ピノ「改めて考えるととんでもない脚本ですわね」
なとり「というか爆発したときのめめめさんの安否を誰も心配しないんですね」
ピノ「シロお姉ちゃんに以前爆発させられてますからね」
めめめ「
┏━━━━━┓
┃(*´∀`) ┃
┗━━━━━┛
」
・・・・・
まあ爆発してもめめめは培養できるし万一の時でもアップランド特有の分身だったからセーフ理論が使えるからな
>>12
アップランドやベーやつっすねマジで
・・・・・
牛巻「ここの場面で牛巻が双葉ちゃんを抱き締めるってのはどう?」
すず「あ……(昇天)」
双葉「採用」
たま「却下です却下、唐突すぎるでしょ」
牛巻「じゃあ、さくたまちゃんを抱き締めるか」
すず「あ……(昇天)」
たま「『じゃあ』ってなんですか。でも採用」
なとり「風紀一丁!」稲鞭でスパーン!
たま「痛っ!」
・・・・・
ごんごん「ラストシーンで花火と共に打ち上げられた○○が……」
たま「奇形人間のラストシーンじゃないですか。そのネタはダメって言ったでしょ」
ごんごん「え、奇形人間観てくれたの!?」
たま「やたら薦めてくるんだもの」
ごんごん「じゃあねじゃあね。次は『ノロイ』を……」
たま「次を薦めないでください! どうせホラーでしょ!」
ちえり「まあホラーだけど『ノロイ』は割りと普通にいいと思うよ」
たま「なんでちえりさんも内容知ってるんですか……」
ごんごん「ちえりちゃんも観たんだ! 『ノロイ』!」
ちえり「え? う、うん一応……」
ごんごん「面白かったよねアレ!」
ちえり「そ、そうっすね」
ごんごん「じゃあじゃあ次はこの映画を……」
たま「いろはさんがちえりさんに絡んでる間に話を進めちゃおう」
ピノ「めんどくさいやつ扱いですわね」
ちえり(たすけて)
ピノ(そんなすがるような目で見ないでください)
もち「か……買ってきたよー……」
ラム「おい、猫乃木」
もち「なに?」
ラム「牛乳も買ってこい」
もち「なんかあたしに対して当りがつよくない!?」
ラム「サメとしての本能がパリピを拒絶するんだよね」
・・・・・
イオリ「ここで観客のみんなさんと一緒に手を繋いでね……」
たま「あれ? イオリン、何を作るか分かってます? 映画ですよ? 観客の皆さんとはスクリーン越しですよ?」
イオリ「あ、そうそう。この前イオリのこと記事で紹介してくれてる人がいてね!」
たま「ん? え?」
イオリ「なんだっけ? 探偵の……」
たま「えーと、その人は多分……」
イオリ「あ、そうだ。映画の話だった」
たま「……はい」
・・・・・
たま「色々意見を交わしてきましたけど、そろそろラムさんの意見を聞きたいですね」
ラム「足りない」
たま「はい?」
ラム「貴様らには情熱が足りない」
たま「じょ、情熱?」
ラム「エンタメに必要なものは、楽しいものを表現するためにどうするか知恵をひねることだ。予算が足りないとか、スクリーン越しだからとか、否定して諦めて妥協することではないのだ。予算の限られた中でどう表現するか、スクリーン越しに観客とコミュニケーションを取るにはどうしたらいいか知恵を絞ることこそがエンターテイナーなんだよ」キリッ
たま「急に長文で真面目に語らないで下さい。無理なものは無理なんだよ」
ラム「まったく……こうなったら仕方ない。私のセレクトした映画を見せて、情熱とは何なのか教えてやろう」
たま「あ、ヤバいこの人。めんどくさいタイプのオタクだ」
ラム「これだ!」
『 プラン9・フロム・アウタースペース 』
視聴後、やる気の萎えまくったメンバーはまた後日改めて話し合うということで、解散となった。
とりあえず前編と言える部分、終了。
後編は…まあ書けたら……
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